この記事では、メンズのカジュアルシャツについて種類や選び方などを解説するとともに、おすすめのアイテムについてもご紹介していきます。
ドレスシャツやワイシャツといった仕事着や冠婚葬祭で着用するシャツとは違い、リラックス感と気張らない雰囲気が魅力のカジュアルシャツ。
正装シーンには不向きですが、休日の着こなしやビジネスカジュアルとしては大活躍してくれます。
ただし汎用性の高いため、種類が多く、襟・素材・デザインによって、雰囲気や名前も変わってしますため、使い方や選択を間違えてしまうことも。
この記事を読めば、カジュアルシャツ使いに失敗しない知識が身につくだけでなく、自分好みな理想のカジュアルシャツにもきっと出会えるでしょう!
今更聞けない。カジュアルシャツとは?
カジュアルシャツとは、ビジネスシャツやワイシャツと違って、プライベートの休日着やスポーツウェアなどに使用するシャツを指します。
ビジネスやワイシャツは生地やカラーに厳しい指定やルールがある一方で、カジュアルシャツは生地やカラーの指定もなく、自分好みに自由に選べることができます。
そんなカジュアルシャツを選ぶ際に知っておきたい種類についてまずは解説してきます。
襟の形で見分けるカジュアルシャツの種類
まずは襟の形で分けれるカジュアルシャツの種類をご紹介していきます。
例を挙げるときりがなくなってしまうので、一般的に知られるものをメインに、それぞれの特徴やおすすめモデル含めて解説していきます。
襟の形が一つ変わるだけでも全体の雰囲気や印象もガラッと変わってきます。
ある程度は襟の形を理解しておくことで、お洒落度も格段に上がるので、各種類の特徴や雰囲気を掴んでおきましょう。
レギュラーカラーシャツ(スタンダードカラー)
着回しのしやすさ: |
コーデの主役度: |
おすすめカラー:ブルー・ライトブルー |
おすすめのサイズ感:リラックスシルエット |
レギュラーカラーシャツの特徴
- 最も一般的な襟の形。
- オン・オフ問わず使えるから一枚あればビジネスカジュアルにも◎
カジュアルシャツそしてワイシャツの襟型の中でもっともスタンダードな襟型のシャツです。
カジュアルシャツ以外にも冠婚葬祭やビジネスシーンのワイシャツにも用いられています。
レギュラーカラーのシャツを休日に使う場合、ブルーやネイビーといった色の付いたものを選ぶようにし、白無地のシャツは、できるだけ避けましょう。
サイズはジャストサイズで着るよりも少しゆったりとしたリラックスシルエットを選ぶことで、今っぽいエフォートレスな印象に仕上がります。
こんな男性におすすめ
- 清潔感を醸し出せるカジュアルシャツをお探しの男性
- スタンダードなカジュアルシャルならコレ!
おすすめのレギュラーカラーシャツ:ビーミング by ビームス(B:MING by BEAMS)ワイドフィット レギュラーカラーシャツ
おすすめポイント
- どんな着こなしにも万能に合わせられるマルチカジュアルシャツ
- ゆったりとしたリラックスシルエットで今っぽい旬な雰囲気を楽しめる
おすすめのレギュラーカラーシャツ:ユニクロ(UNIQLO)スーピマコットンレギュラーフィットシャツ(長袖)
おすすめポイント
- スーピマコットンらしい光沢感とハリ感が魅力
- 前立ては比翼仕立てでよりモダンでミニマルな雰囲気
ボタンダウンシャツ
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コーデの主役度: |
おすすめカラー:ホワイト・ライトブルー |
おすすめのサイズ感:ジャストサイズ・リラックスシルエット |
ボタンダウンカラーシャツの特徴
- 襟先がボタンで止まっている襟のこと。
- 一般的なシャツに起こる襟崩れを防止しキレイな形を保てる
カジュアルシャツの代表的な襟の形でもあるボタンダウンシャツは、名前の通り襟先にボタンの付いたシャツのことを指します。
その誕生は古く、1900年頃にアメリカを代表する老舗ブランドの『ブルックスブラザーズ』の創業者の孫であるジョン・ブルックスによって発明されました。
誕生秘話は、イギリスのポロ競技の試合を観戦している際、当時のポロ競技用のユニフォームは顔に襟が当たらない様にボタンが付いており、そこからヒントを得て誕生したと言われています。
そのため、スポーティーなルックスで休日のカジュアルスタイルにも良く合います。
こんな男性におすすめ
- 休日~ビジネスカジュアルにまで使えるシャツをお探しの男性
- スポーティーな雰囲気で気兼ねなく合わせられるカジュアルシャツをお探しの方
ビジネスからカジュアルまで幅広いシーンで使われるボタンダウンシャツについて大人の男性におすすめのブランドをご紹介していきます。 ワイシャツの中でもカジュアルな雰囲気の強いボタンダウンシャツは、ビジネスにも休日にも使えるオールラウンドな[…]
おすすめのボタンダウンシャツ:ユニクロ(UNIQLO)オックスフォードシャツ(ボタンダウンカラー・長袖)
おすすめポイント
- どんな人が着てもお洒落に見える究極のスタンダードカジュアルシャツ
- コスパ抜群だからお洒落初心者の男性も手に取りやすい
おすすめのボタンダウンシャツ:Drake’s(ドレイクス)クレイジー ストライプ ボタンダウンシャツ
おすすめポイント
- 4種類のカラーストライプをセンス良く組み合わせた一着
- 休日コーデで差を付けたい大人の男性におすすめ
スタンドカラーシャツ
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コーデの主役度: |
おすすめカラー:ホワイト |
おすすめのサイズ感:ジャストサイズ・リラックスシルエット |
スタンドカラーシャツの特徴
- 衿羽根を取り除ぎ帯状の‘‘バンド‘‘をネックラインに付けたシャツ
- スッキリと見えてクリーンな印象を演出してくれる
- 首まわりをスッキリ見せて着痩せ効果を発揮できる
スタンドカラーシャツとは、折り返しの襟を無くしたシャツの種類です。
折り返した衿羽根が付いたスタンドカラーシャツが一般的ですが、その衿羽根を取り除ぎ帯状の‘‘バンド‘‘をネックラインに付けたシャツこそスタンドカラーシャツです。
衿羽根のない分、首回りがスッキリ、そしてクリーンに見えるので、どんな人でも簡単に清潔感溢れる雰囲気を演出できます。
また、折り返しの襟がないことで、襟の大きなコートやジャケットとも合わせやすく、初心者向きのカジュアルシャツの一つです。
素材やデザインによって雰囲気も大きく変わってくるので、自分好みの一枚を選んで着こなしに取り入れることをおすすめします。
こんな男性におすすめ
- 休日コーデをクリーンな印象にしたい方
- どんな着こなしにも合わせられるカジュアルシャツをお探しの男性
ここ数年大人の休日用シャツとしても市民権を得たバンドカラーシャツ。 クリーンできっちりとした印象にも見え、また肩の力の抜けたリラックス感やクリーンな印象にも見えるため、着回し力も高く、コーデの幅を広げてくれる優れものです。 着回[…]
おすすめのスタンドカラーシャツ:ビームスライト(BEAMS LIGHTS)トーマスメイソン 配色アウトロック バンドカラーシャツ
おすすめポイント
- 着ているだけでお洒落好きからも一目置かれる
- 大人ムードを演出しつつさりげないディテールでお洒落な雰囲気も醸し出せる
おすすめのスタンドカラーシャツ:ダントン(DANTON)ビエラ バンドカラー シャツ
おすすめポイント
- ポケットを施したワークテイストなデザインで無骨で男らしい印象に
- 大人の男から愛される『ダントン』のロゴをあしらったデザイン
オープンカラーシャツ
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コーデの主役度: |
おすすめカラー:カーキ・ダークグレー |
おすすめのサイズ感:ジャストサイズ・オーバーサイズ |
オープンカラーシャツの特徴
- 胸元が大きく開き開放感あふれる雰囲気
- 清涼感と抜け感を同時に演出できる優れたカジュアルシャツ
春夏の風物詩、オープンカラーシャツは、ご覧のとおり襟元が大きく開いた(開襟)シャツのことです。
首元は閉まる一般的な襟付きシャツと比べて、張り切らないリラックスした雰囲気を演出してくれるので、春夏コーデに使うだけで誰でも簡単に抜け感をコーデに加えられます。
また、素肌に直接着れば、首元~胸元あたりの肌をチラ見せすることができ、男の色気も演出できます。
もちろん大きく開いた襟を閉じて着ることもできるため、着こなしの雰囲気やスタイルに合わせて、自由に着こなすことができるので、春夏の季節性はありますが、絶対に一枚持っておきたいカジュアルシャツです。
こんな男性におすすめ
- 春夏の季節にぴったりなカジュアルシャツが欲しい
- 清涼感と抜け感を同時に演出できる優れたカジュアルシャツ
開いた襟元で涼し気な印象にしてくれる「オープンカラーシャツ」。 リゾート風からワークテイストまで!開放感たっぷりで種類豊富な夏の大定番「開襟シャツ」を着ないのは勿体ない! 本記事では、開襟シャツの選び方や種類、さらには人気モデル[…]
おすすめのオープンカラーシャツ:トライアーノ(TRAIANO)オープンカラーシャツ
おすすめポイント
- 機能素材とは思えないコットンのような柔らかな肌触りとナチュラルな風合いが魅力
- 大人の夏の着こなしに合わせるだけでワンランク上のお洒落を楽しめる
おすすめのオープンカラーシャツ:ビームス・プラス(BEAMS PLUS)ブロックプリント オープンカラーシャツ
おすすめポイント
- 無地のものには飽きた!もっと個性を出したい男性におすすめなペイズリー柄のようなシャツ
- レトロでクラシックな雰囲気のアイテムが好きな男性におすすめ
おすすめのオープンカラーシャツ:ユニクロジルサンダー(UNIQLO×JIL SANDER +J)スーピマコットンオーバーサイズオープンカラーシャツ
おすすめポイント
- 誰でも簡単にオーバーサイズを楽しめる
- 適度に艶とハリ感を残し洗練された雰囲気
ポロシャツ
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コーデの主役度: |
おすすめカラー:カーキ・オリーブ |
おすすめのサイズ感:ジャストサイズ・リラックスシルエット |
ポロシャツの特徴
- 鹿の子編みやフライス編みといったニット素材を使用
- 通気性・吸汗性・ストレッチ性に優れたカジュアルシャツ
- スポーティーで上品な雰囲気。ビジネスカジュアルシーンにも活躍
ワニのロゴマークでお馴染み「ラコステ」の創始者であるルネ・ラコステ氏が考案した胸元中央にボタンが2個~3個付いた襟つきシャツのポロシャツ。
テニスウェアをルーツにも持つことから、スポーティーテイストな雰囲気で、日本ではここ数年クールビズのビジネスウェアとしても活躍する夏のマストバイカジュアルシャツです。
スポーティーなルックスながら素材の風合いや色合いによっては、クリーンで上品見えもするため、大人の休日スタイルに合わせることで、お洒落な雰囲気を醸し出すこともできます。
こんな男性におすすめ
- ビジネスカジュアル~休日コーデにもまで使えるカジュアルシャツが欲しい
- スポーティーなルックスのカジュアルシャツを探している男性
この記事では、大人の男性が選んで間違いのないポロシャツのおすすめブランドをご紹介していきます! 今や大人の男性にとって春夏コーデの定番トップスとなりつつある「ポロシャツ」。 Tシャツだとカジュアルすぎて子供っぽくなってしまうコー[…]
おすすめのポロシャツ:ラコステ(LACOSTE)L.12.12
おすすめポイント
- 全てのポロシャツの原型モデル
- 流行り廃りに左右されない究極のベーシック
おすすめのポロシャツ:フレッドペリー(FRED PERRY)ORIGINAL FRED PERRY SHIRT
おすすめポイント
- スッキリとしたシルエットで着こなしやすい
- シンプルでベーシックなデザインで夏コーデの即戦力に
おすすめのポロシャツ:ポロ・ラルフローレン(POLO RALPH LAUREN)ベーシックポロシャツ
おすすめポイント
- 通常左胸に配置されている“ポロプレイヤーロゴ”を右胸に施した一枚
- 最近はオーバーサイズに着こなす男性が急増中
CPOシャツ
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コーデの主役度: |
おすすめカラー:ネイビー・オリーブ |
おすすめのサイズ感:リラックスシルエット・オーバーサイズ |
CPOシャツの特徴
- レギュラーカラーで胸に2つのフラップポケットが付いた装飾的なデザイン
- ミリタリーウェアをルーツ。クセが少ないためどんな人でも着こなせる
CPOシャツとは、「Chief Petty Officer」の略称したもの。米国海軍下士官のチーフのことを意味しており、ミリタリーウェアをルーツに持つシャツのことです。
レギュラーカラーで胸に2つのフラップポケットが付き、ボタンも大きめサイズの装飾的なシャツになります。
CPOジャケットも存在しますが、ジャケットはウール素材で肉厚な生地感となっており、アウターのカテゴリーに属します。一方のCPOシャツはコットン素材を用いて生地も薄手。シャツや羽織り感覚で使うことのできる汎用性の高いカジュアルシャツです。
装飾的なデザインとなっているため、着こなしの主役に最適です。
こんな男性におすすめ
- トレンド感のあるカジュアルシャツが欲しい
- ライトアウター感覚で使えるカジュアルシャツならコレ!
おすすめのCPOシャツ:ワイルドシングス(WILD THINGS)Backsatin Field Cpo Shirts
おすすめポイント
- 大人ムードを演出するシンプルで上品な雰囲気が魅力
- さらりとした肌触りで敏感肌の男性も安心して着れる
おすすめのCPOシャツ:ユニクロ(UNIQLO)ジャージーシャツジャケット
おすすめポイント
- ジャージー素材で着心地も良い
- ライトアウター感覚で使えるから長いシーズン着用できる
素材・柄で見分けるカジュアルシャツの種類
続いては素材や柄で分けられているカジュアルシャツをご紹介します。
他にも「シャンブレーシャツ」や「キューバシャツ」など、ありますが、一般的に知られている種類をメインにご紹介していきます。
オックスフォードシャツ
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コーデの主役度: |
おすすめカラー:ホワイト・ストライプ・ブルー |
おすすめのサイズ感:ジャストサイズ |
オックスフォードシャツの特徴
- 適度に厚みのある生地で体型を拾うことなくどんな男性でも着こなせるカジュアルシャツの入門
- 上品過ぎずラフ過ぎない絶妙な雰囲気で休日コーデの即戦力になる
オックスフォードシャツとは、オックスフォードクロスという生地で作られたシャツのことで、2本の糸を交互に交差させて作られた平織り(プレーン ウィーヴ)の生地です。
本来は1本で交互に交差させるところを2本にすることで、表面に適度なハリをもたせ、耐久性が高くなります。
やや肉厚で表面もザラっとした質感なので、初心者でも一目みれば「これはオックスフォード生地のシャツ」と見分けることができます。
オックスフォードシャツの多くは、ボタンダウンカラーで作られることが多く、アメリカントラッドスタイル(アメリカの伝統的なファッション)を代表するアイテムです。
そのため、クラシカルで上品、そして正統派なアイテムなので、テーラードジャケットやロングコートなど、合わせるアウターも選ばずに使える万能なカジュアルシャツなのです。
今回ご紹介しているカジュアルシャツの中で最も合わせやすい種類の一つなので、大人の男性は必ず一枚は持っていたいところ。
こんな男性におすすめ
- どんな着こなしにも合わせられる万能なカジュアルシャツが欲しい
- お洒落初心者に一番おすすめしたいのがコレ!
おすすめのオックスフォードシャツ:ビームス・プラス(BEAMS PLUS)アメリカン オックスフォードボタンダウン クラシックフィット シャツ
おすすめポイント
- 日本人の体型に良く合うシルエット。着るだけで美しいシルエットを楽しめる
- ドライなタッチとハリコシを持った生地で着心地も抜群
- 耐久性も高いから長く愛用できる
おすすめのオックスフォードシャツ:WAREHOUSE(ウェアハウス)MIL OXFORD SHIRT
おすすめポイント
- 着る人を選ばないシンプルでオーソドックスなシルエットだからお洒落初心者にもおすすめ
- オックスフォード生地の中でも柔らかく着心地もかなり良い
リネンシャツ
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コーデの主役度: |
おすすめカラー:ホワイト・ライトブルー |
おすすめのサイズ感:ジャストサイズ |
リネンシャツの特徴
- 見た目も着心地も軽く、清涼感溢れる雰囲気を演出できる
- ダラしなく見られがちのシワもリネンなら味わい深さが増す
リネンシャツは、「リネン(亜麻:アマニ)」という植物からできる繊維素材で作られたシャツのことです。「人類最古の繊維」とも言われ、昔は宝石と同等の価値として扱われていたこともある非常に歴史のある天然繊維の一つです。
コットンと比べても通気性が高いため、暑い日の続く7月~8月でも軽やかな着心地を可能にしてくれます。
見た目も清涼感と季節感溢れる雰囲気なので、Tシャツと短パンという単調で子供っぽい装いに合わせてあげるだけで大人ムードを演出し、お洒落な雰囲気に変えてくれます。
新品から使うことで生地の風合いもどんどん味わい深いものになってくるので、経年変化も楽しめるカジュアルシャツなので、春夏要員として一枚持っておきましょう。
こんな男性におすすめ
- 清涼感と季節感を同時に演出できるカジュアルシャツをお探しの男性
- 洗濯後のシワも気にせずに着れるようなシャツをお探しの方
おすすめのリネンシャツ:ビームス(BEAMS)リネン ネオルーズ 7分 シャツ
おすすめポイント
- 大人ムードを演出するシンプルで上品な雰囲気が魅力
- さらりとした肌触りで敏感肌の男性も安心して着れる
おすすめのリネンシャツ:ポロ・ラルフローレン(POLO RALPH LAUREN)ストライプリネンシャツ
おすすめポイント
- 清潔感のあるストライプ柄と清涼感溢れるリネン素材という最強の組み合わせ
- 見た目も着心地も軽やかで大人っぽい雰囲気を演出してくれる
デニムシャツ
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コーデの主役度: |
おすすめカラー:インディゴブルー |
おすすめのサイズ感:ジャストサイズ・リラックスシルエット |
デニムシャツの特徴
- 着回しやすい大人の男の定番カジュアルシャツ
- ジャケットやスーツにインナーにも着用できるマルチプレイヤー
- 男らしいタフで無骨な表情。一枚で着てもサマに見える
ワークウェアをルーツに持つデニムシャツ。その無骨でタフなルックスは、大人世代からも絶大な信頼を得るカジュアルシャツです。
デニムシャツの能力の高さを実感するのはインナー使いしたとき。
テーラードジャケットのインナーとしてプラスすると上品さの中に大人の男の色気をプラスすることができ、どんな人でも上級者向きのスタイリングを作ることができます。
ジャケット以外にもロングコートにも合わせられるので、汎用性の高さではカジュアルシャツの種類の中でもトップクラスです。
こんな男性におすすめ
- 幅広いコーディネートに合わせられるカジュアルシャツをお探しの男性
- 流行り廃りなく長く愛用し続けられるものが欲しい方
おすすめのデニムシャツ:リーバイス(Levi’s)ウエスタンデニムシャツ
おすすめポイント
- 程よい厚みとハリ感でオールシーズン使える
- デニム特有の味わい深さを楽しめる至高の一枚
おすすめのデニムシャツ:ビームスプラス(BEAMS PLUS)デニムボタンダウンシャツ
おすすめポイント
- 上質な国内産のデニムを使用した贅沢なデニムシャツ
- ディープなインディゴブルーでメンズコーデを格上げしてくれる
オンブレチェックシャツ
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コーデの主役度: |
おすすめカラー:黒白チェック・ブルーグレーチェック |
おすすめのサイズ感:ジャストサイズ・オーバーサイズ |
オンブレチェックシャツの特徴
- ‘‘ちょい悪‘‘という言葉がぴったりなカジュアルシャツ
- 着こなしに個性をプラスしいつものコーデに変化を加えられる
- 嫌味のないチェック柄なので一般的チェック柄が苦手な人も手に取りやすい
オンブレチェックは、フランス語で陰影や濃淡という意味があり、一般的なチェック柄よりも柄がにじんだような独特なデザインが特徴です。
同系色のタイダイ柄がチェックの配列になったとイメージすると分かりやすいと思います。
50年代のバイカーやロッカーズに愛されたデザインなだけに、不良のアイコンといったイメージがありつつも、最近は無骨×アメカジテイストなイメージで頻繁にメンズファッション誌でも扱われています。
柄がにじんだようなデザインなので、チェック柄よりも嫌味なく着こなしに合わせられるため、意外と着こなしのしやすいチェック柄の一つです。
ジーンズやチノパンツと合わせてアメカジテイストに仕上げるのがオススメです。
こんな男性におすすめ
- 無骨なアメカジテイストがお好きな男性
- ‘‘ちょい悪‘‘な大人の男性に憧れる方
おすすめのオンブレチェックシャツ:ヒューストン(HOUSTON)オンブレチェックシャツ
おすすめポイント
- 大人の雰囲気にマッチする嫌味のないオンブレチェック柄
- 程よい厚みのある生地感で一枚で着ても楽しめる
おすすめのネルシャツ:ビームス(BEAMS)オンブレチェック イージー シャツ
おすすめポイント
- 落ち着いたオンブレチェックでシンプルな着こなしにも合わせられる
- リラックスシルエットで大人でも簡単に今っぽいオーバーサイズを楽しめる
チェックシャツ
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コーデの主役度: |
おすすめカラー:赤黒チェック・青白チェック |
おすすめのサイズ感:ジャストサイズ |
チェックシャツの特徴
- 着こなしに彩りを加えて華やかな雰囲気を演出してくれるカジュアルシャツ
- 柄やカラーのチョイス次第で雰囲気がガラッと変わる
- 着こなしの良し悪しがはっきりしやすいカジュアルシャツでもある
「今日の着こなし何かが物足りないな」と感じる日ってありますよね。そんな着こなしに取り入れるだけで華やかで彩りを加えてくれるチェックシャツ。
主役にしても良し、ジャケットやアウターのインナーに使って着こなしのアクセントに使っても良し、様々な着こなしに合わせられる万能なカジュアルシャツです。
また、着るだけでなく、腰に巻いたり、肩に掛けたりとこなれ感を演出するうえで欠かせないカジュアルシャツなので、一枚と言わずデザインや色違いで何枚か所持しておくことをオススメします。
こんな男性におすすめ
- 一枚で様々な表情や雰囲気を作れるカジュアルシャツをお探しの男性
- 大人でも着用できるデザインシャツをお探しならチェックシャツ
おすすめのチェックシャツ:ビームス・プラス(BEAMS PLUS)コットンチェック ボタンダウンシャツ
おすすめポイント
- 肌あたりも心地よく通気性も高いから着心地はとにかく良い
- 嫌味のないチェック柄でコーディネート問わず使える万能選手
おすすめのチェックシャツ:クイックシルバー(QUIKSILVER)MOTHERFLY FLANNEL
おすすめポイント
- 潮っぽさ漂うビーチに着ていきたいチェックシャツ
- 白Tシャツの上から羽織れば簡単にお洒落な雰囲気を演出できる
ミリタリーシャツ
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おすすめカラー:カーキ・オリーブ |
おすすめのサイズ感:ジャストサイズ |
ミリタリーシャツの特徴
- 男らしさと武骨さを兼ね備えたカジュアルシャツ
- シャツだけでなくジャケット感覚でも着用できるマルチプレイヤー
- 着用するだけでサマに見えて簡単に雰囲気を作れる
カジュアルシャツの中でもひと際、男らしさと無骨な表情を醸し出すミリタリーシャツ。
軍服として着用されていた起源を持つミリタリーシャツは、男らしいタフな見た目だけでなく、耐久性や機能性も兼ね備えている点から、ユーティリティーシャツとしても親しまれています。
また、シャツ以外にアウター感覚としても着用できるので、一年通して着れるのも人気の秘密。
ジーンズやチノパンツなど、着こなしのスタイルを問わずに合わせられるので、一枚持っておくと幅広いスタイリングで重宝します。
こんな男性におすすめ
- 着回しやすいカジュアルシャツをお探しの男性
- 無骨でミリタリー要素を着こなしに取りいれたい方
おすすめのミリタリーシャツ:ビームス(BEAMS)ユーティリティ イージー シャツ
おすすめポイント
- 適度な厚みとハリ感のある素材で幅広いシーズンに対応
- ヴィンテージのような強めのウォッシュ感と癖のないミリタリーデザインが魅力
おすすめのミリタリーシャツ:バズリクソンズ(BUZZ RICKSON’S)ユーティリティ シャツ
おすすめポイント
- 60-70年代の米陸軍のワークユーティリティユニフォームを復刻
- 本格的なミリタリーシャツなので大人の無骨スタイルに良くハマる
アロハシャツ
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コーデの主役度: |
おすすめデザイン:ハイビスカス柄・フラワーモチーフ |
おすすめのサイズ感:オーバーサイズ |
アロハシャツの特徴
- ボタニカルやトロピカルの総柄なデザインで着こなしの主役になる
- リゾート感溢れる南国テイストで着用するだけで季節感を演出できる
- 昨今大人世代の間でもじわじわと人気となっておりスラックス合わせならタウンユースにも◎
起源は諸説ありますが、最も有力なものは日本からハワイへ渡った移民が、着物を持ち込んだものの、ハワイの温暖な気候に適さなかったため、「着物仕立てで気候に適したものを作ってしまえ!」と“パラカ”という開襟シャツを参考に着物で仕立てたのがルーツをされています。
どことなく日本っぽいようなデザインが多いのもルーツが日本だからなんですよね。
主にシルクやレーヨン、ポリエステル、コットンの生地を採用することが多く、柄や色も多様なので、自分好みのデザインや柄を選べるのもアロハシャツの魅力です。
こんな男性におすすめ
- 着こなしにアクセントを加えてお洒落を格上げしたい方
- リゾート地や旅行先で着れるカジュアルシャツをお探しの男性
おすすめのアロハシャツ:FACEMIX(フェイスミックス)アロハシャツ
おすすめポイント
- 定番のデザインだからこそ購入しやすいエントリーモデル
- リゾート地やビーチで着るならコレで決まり
おすすめのアロハシャツ:ユニクロ(UNIQLO)エンギモノオープンカラーシャツ
おすすめポイント
- タウンユースでも着れる落ち着いたデザインのアロハシャツ
- 肌触りが心地良く夏場でも快適に着用できる
絶対に失敗しないカジュアルシャツの選び方
カジュアルシャツ選びで失敗しないためのポイントは以下の4つです。
選び方を知ったうえで種類をみることで、より自分に似合うカジュアルシャツを見つけることができるので、お洒落初心者の男性は参考にしてください。
サイズ
サイズ選びのコツ
- まずはじめは体のサイズに合ったものを(ジャストサイズ)
- 程よくリラックス感を楽しむならワンサイズアップ(1サイズアップ)
- 今っぽいシルエットを楽しむらオーバーサイズのものを(2~3サイズアップ)
まずは無難に自分サイズでもある標準サイズを選びましょう。
ジャストサイズなら、着こなし問わず使えますし、流行に流されることなく愛用し続けることができます。
逆にここ数年、リラックスシルエットやオーバーサイズの流行から、カジュアルシャツを大きめに着こなす方も増えています。
すでにジャストサイズのカジュアルシャツをお持ちの方は、リラックスシルエットやオーバーサイズシルエットに挑戦してみるのもおすすめです。
上記でご紹介したサイズ選びのコツを参考に選んでもらえれば、失敗することなく自分に似合うサイズ感を見つけることができます。
ワンポイントアドバイス
- 羽織りとしても着用したいなら1~2サイズアップを選ぶ
- オーバーサイズを手に取るなら元々大きく作られたものを選ぶ
襟の形
カジュアルシャツに用いられる襟の形
- レギュラーカラー:一般的な襟の形。シーンを問わないポピュラーな襟
- ボタンダウンカラー:襟先をボタンで留めたもの。カジュアルな雰囲気
- スタンドカラー(バンドカラー):折り返しの襟のないもの。スッキリとした印象
- オープンカラー:胸元が大きく開いたもの。清涼感と季節感を演出
カジュアルシャツといっても襟の形一つで雰囲気は大きく変わりますが、一番最初に手にするべき襟の形は「ボタンダウンカラー」です。
ビジネスシーン定番の襟でもある「レギュラーカラー」を手に取りたいところですが、カジュアルシャツに置いては「ボタンダウンカラー」がオススメです。
「レギュラーカラー」より「ボタンダウンカラー」のほうがカジュアル感が強くリラックスした印象になるので、カジュアルシーンにおいては「ボタンダウンカラー」を選択してください。
ワンポイントアドバイス
- オールシーズン使うならボタンダウンとスタンドカラーがオススメ
- オープンカラーはバカンスやリゾート地で休暇を過ごすときに最適
素材
カジュアルシャツに用いられる代表的な素材
- オックスフォード(コットン):適度に厚みと硬さがあり頑丈
- デニム(コットン):カジュアルシーン向き:耐久性が高く長く愛用できる
- 鹿の子(コットン):スポーティーなルックスで主にポロシャツに用いられる。
- シャンブレー(コットンやリネン):清潔感があって軽やかな着心地
- フランネル(コットン・ウール):秋冬の定番。ソフトな着心地
- リネン(麻):春夏の定番。通気性に優れており着心地も軽やか
- コーデュロイ(コットン):秋冬の定番。デコボコとした質感と見た目が特徴
カジュアルシャツといっても使用される素材は代表的なものだけでもこれだけあります。
季節性のあるものから年間通して着用できる素材まで、様々なので自分の好みの素材を選んでみてください。
年中使える万能な素材はコットン素材。中でもオックスフォード生地は、耐久性も高くケアもラクなので、一枚持っておくと便利です。
ワンポイントアドバイス
- 洗濯といったケアのしやすさを考慮するならコットン素材がベター
- リネン・コーデュロイ・フランネルは季節が限定される
柄
カジュアルシャツに用いられる代表的な柄
- ストライプ柄:清潔感溢れる雰囲気。細いストライプ柄は大人のっぽい雰囲気
- ボーダー柄:涼しげで爽やかな雰囲気。マリンテイスト漂う印象
- オンブレチェック柄:チェックをくすませたようなデザイン。着こなしにヒネリをプラスできる
- フラワーモチーフ柄:南国スタイル。華やかで着こなしに彩りを加えられる
最初は無地のホワイトやブルーといったスタンダードなカラーを選ぶべきですが、2枚目以降は少し個性やヒネリのある柄に挑戦するのもおすすめです。
となると、柄選びが重要になってきます。カジュアルシャツに使用される主な柄は上記のものですが、特にストライプ柄はお洒落初心者の男性におすすめの柄です。
休日コーデをグレードアップさせたい方は、まずストライプ柄のカジュアルシャツを選びましょう。
ワンポイントアドバイス
- 合わせやすさの順はストライプ>ボーダー>フラワーモチーフ>オンブレチェック
- どの柄も主張のないものを選ぶと着こなしやすい
カジュアルシャツの種類まとめ
本記事では代表的なカジュアルシャルの種類をご紹介させていただきました。
ご紹介したように、ひとえカジュアルシャツと言っても様々な種類があり、それぞれ雰囲気や特徴が異なるので、ぜひ自分好みの一枚を見つけて、休日コーデをお洒落に変えてみてください。
以下、カジュアルシャツの名前をタップすると詳細をもう一度確認できるので、気になるカジュアルシャツがある方はご利用ください。