ダウンを買うならパタゴニア。おすすめのダウンジャケットを一挙紹介

パタゴニア(patagonia)といえば、アメリカ軍の特殊部隊向けの最新ウェアを開発したり、環境に配慮した素材や製造方法を推進したり、機能面もブランドバリューも非常に人気のアウトドアブランド。

そんなパタゴニアといえば高品質なトレーサブルダウンを使用したダウンウェアや、ダウンを超えるインサレーションとして注目される化繊綿など枚挙に暇がありません。

今回はそんなパタゴニアのダウンジャケットを中心に、今指名買いしたい高品質なインサレーションウェアを厳選してご紹介致します。

ゆうた
高品質な化繊綿の登場により、徐々にダウン一強の時代は終わりを告げようとしています。インサレーションウェアとは「ダウンなどの中綿を使用したウェア」の総称。インサレーション業界を牽引するパタゴニアについて、その魅力を存分にご紹介致します。
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パタゴニアの裏看板アイテムこそダウンジャケット

patagonia

タウンユースのファッションアイテムにおいてパタゴニアといえば真っ先に思い浮かぶのがレトロXなどの毛足の長いフリース素材のジャケットだと思います。

パタゴニアは1977年に現在のフリースの原点と言われるパイルフリースのジャケットをリリースし、ブランド設立からたった5年で世界から注目されるブランドへと成長しました。

しかし、パタゴニアは今や地球上で最も過酷な環境を踏破するクライマー向けのアウトドア衣料だけでなく、アメリカ軍の特殊部隊が極限の環境下で使用する高機能ウェアを開発するほどの技術力を持ったブランド。

ダウンジャケットを中心としたインサレーションウェアのクオリティも世界有数の実力を持っており、機能性はもちろんのこと豊富なカラーバリエーションを武器にタウンユースでも大活躍。

人間が自力で到達できる極限の環境下から近所のコンビニまで、あらゆる場面で「最適な環境」を作るインサレーションウェアの人気は、フリースを凌ぐ勢いと言えるでしょう。

知ると良いなと思うはず。パタゴニアのダウンの魅力

パタゴニアのインサレーションウェアには大きく分けてダウンと化繊綿の2種類が存在します。

一昔前までは「ダウンは高級品で、お金がないかアレルギーな人が化学綿を選ぶ」なんて扱いでしたが、昨今のアウトドア業界では「特に理由がないなら化学綿の方がおすすめ」と言われるほどになってきています。

もちろんパタゴニアはダウンもすごいのですが、化繊綿のインサレーションを牽引するブランドの1つでもあり、知ればパタゴニアだからこそあえて化繊綿を選びたくなるかも知れません。

そんなパタゴニアのインサレーションに使われるダウンと化繊綿の凄さについてご紹介致します。

パタゴニアのダウンはここがすごい!

「パタゴニアのダウンは600フィルパワー以上!」だとか「暖かい上に軽量!」という点がよくメディアで言われますが、基本的にダウンウェアはモンベルでもユニクロでもほとんどのブランドがそれくらいのクオリティは担保しています。

(※参考|ユニクロのウルトラライトダウンが640フィルパワー)

パタゴニアのダウンは機能的に優れているというのは前提として、そんなことよりもパタゴニアのダウンジャケットといえばアパレル業界において最高レベルの動物福祉を保証する唯一のブランドとなった事の方がすごいことです。

パタゴニアはエシカルなブランドとしても有名であり、ペットボトルから作られるポリエステルファイバーや、化学薬品を使わないオーガニックコットンなど、環境保護に取り組む姿勢に共感してパタゴニアを愛用している方も多いでしょう。

さらに2014年から「100%トレーサブルダウン」となった事で、ダウン製品すべてが強制給餌や生きたまま羽毛採取を行われた鳥によるものではないことが追跡可能になりました。

まさにパタゴニアのダウンジャケットは「パタゴニアというブランドを体現するような1着」となっているのです。

パタゴニアの化繊綿はここがすごい!

パタゴニアが環境保護に力を注いでいるブランドであることは、パタゴニアファンなら誰もが知っていること。

これによりいち早く「ダウンを超える化学綿ジャケット」の開発にも力を注いでおり、ダウン以外の中綿を使用したインサレーションウェアのリーディングカンパニーとして今や業界を牽引する1角となっています。

パタゴニアのインサレーションに使用される中綿はアメリカ軍の要請でALBANY社が生み出した羽毛に代わる画期的な超微細マイクロファイバー素材「プリマロフト」。

確かに高品質なダウンを使ったダウンジャケットと同程度の保温性を持たせようとすると重量がネックになってしまいますが、従来の化繊綿の8倍近く暖かいと言われています。

また、化繊綿はダウンと違ってびしょ濡れになっても保温性を失いにくいという点から、今やアウトドアシーンではダウンよりも化繊綿の方が定番となってきています。

化繊綿は洗濯も簡単で自宅の洗濯機にポイっと入れて、一般的なお洒落着と同様に洗うだけ。

北極点に挑むような「究極の軽量性」を求める方は、軽くてコンパクトなダウンを選ぶ傾向がありますが、タウンユースや冬山に挑む方は化繊綿のインサレーションを選ぶというのが一般的になりつつあるのです。

パタゴニアで人気のダウンをチェック

パタゴニアのダウンやインサレーションを買おうと思っているなら、絶対に見逃せないモデル達を15種類厳選致しました。

  1. ダウン・セーター(ジャケット|フーディ|ベスト|プルオーバー)
  2. ビビー・ダウン(ジャケット|ベスト)
  3. ハイロフト・ダウン・フーディ
  4. トレス・スリーインワン・パーカ
  5. フローズン・レンジ・スリーインワン・パーカ
  6. サイレント・ダウン・シャツ・ジャケット
  7. フィッツロイ・ダウン(ジャケット|フーディ|パーカ)
  8. グレードVII・ダウン・パーカ
  9. ジャクソン・グレイシャー(ジャケット|パーカ)
  10. トップリー・ジャケット
  11. メープル・グローブ・ダウン・パーカ
  12. 化繊綿|マイクロ・パフ(ジャケット|フーディ|ベスト)
  13. 化繊綿|ナノ・パフ(ジャケット|フーディ|ベスト)
  14. 化繊綿|タフ・パフ(フーディ|シャツ)
  15. 化繊綿|マクロ・パフ(フーディ)

基本的にダウンや化繊綿を使用したインサレーションウェアは「中綿の量」が保温性に影響します。

どれだけ高品質なダウンを使用していようと、中綿の量が少なければソフトシェルと変わりません。

ついダウンの品質(フィルパワー)ばかりを見てしまいますが、保温性でダウンジャケットを選ぶなら特にアウトドアブランドの場合は「中綿の量」や「用途」をベースに見ていくのがおすすめです。

フィルパワー(FP)って何?

  • 単位が大きければ大きいほど良質なダウンであり、より軽量なダウンウェアを作る事が可能となる。
  • 「Mountain Equipment」や「P. H.Designs」の創始者としておなじみのダウンマイスター「ピーター・ハッチソン」が提唱した羽毛のかさ高性を現す単位の事。
  • 1オンスのダウンをシリンダー内に入れ、一定荷重を掛けた時の膨らみ度合いを立法インチで示します。800フィルパワーとは、1オンスの羽毛が800立方インチの体積に膨らんでいることを指します。
  • 「数字が高い=暖かい」では無いので注意。
  • ユニクロのウルトラライトダウンが640フィルパワーであり、一般的に550以上で高品質なダウンと言われている。

ダウン・セーター(ジャケット|フーディ|ベスト|プルオーバー)

シーエッジ編集部のおすすめ度:
中綿:アドバンスト・グローバル・トレーサブル・ダウン
FP:800フィルパワー
参考価格:¥30,000前後

おすすめポイント

  • パタゴニアのダウンの大定番モデル
  • インナーにもアウターにも使える汎用性の高さが魅力

まずはコレ!パタゴニアを代表する定番ダウンウェア

800FPのダウンを使用した、パタゴニアの中でも最もベーシックなダウンジャケット。インナーダウンとしてもアウターとしても使える汎用性の高い仕上がりです。

顎へのあたりが快適なジッパーガレージや、DWR(耐久性撥水)加工済みのリップストップナイロンシェル、裾のドローコードなど、細部への徹底的なこだわりはさすが「命を預けるに値するブランド」です。

特に目的や理由がなく、パタゴニアのダウンウェアを選ぶという方は、まずこのモデルを検討するのがおすすめです。

ゆうた
使用している素材から作りまで実に「パタゴニアらしい」モデルです。ジャケットタイプ意外にもフーディやベストなど種類も豊富なので、使用する場面やスタイリングに合わせて好みの物を選びましょう。

ビビー・ダウン(ジャケット|ベスト)

シーエッジ編集部のおすすめ度:
中綿:リサイクル・ダウン
FP:600フィルパワー
参考価格:¥30,000前後

おすすめポイント

  • あらゆる環境に対応する優れた機能性
  • リバーシブルタイプの展開があるのも魅力

雨や摩擦に対する優れた堅牢性のタフなダウンウェア

ユーズドのダウン製品から回収したダウンをインサレーションに使用し、高い堅牢性を誇るナイロンキャンバス素材のシェルで覆ったカジュアルな感触のダウンウェアです。

キルトパターンを施し、コットンライクな見た目と肌触りを獲得したクラシカルな雰囲気はタウンユースでのスタイリングにも合わせやすく、ベストタイプはリバーシブルの展開もあるのが嬉しいところ。

スタンドカラーの上までフルレングスのジッパーを備えており、補強済みのヨークで悪天候に対するプロテクションもバッチリな優れた1着です。

ゆうた
タウンユースに使いやすいクラシカルで大人なスタイルの1着。ジーンズやペインターパンツなどとの相性もよく、アウトドアなスタイリングを目指すなら持っておいて損はない汎用性の高いデザインです。

ハイロフト・ダウン・フーディ

シーエッジ編集部のおすすめ度:
中綿:リサイクル・ダウン
FP:600フィルパワー
参考価格:¥40,000前後

おすすめポイント

  • シェルもインサレーションもリサイクル素材
  • コンパクトに収納できるパッカブル仕様

定番のダウンセーターより保温性の高いダウンをお探しなら!

パタゴニアのインサレーションウェアといえば定番はダウンセーター シリーズですが、さらにダウンのかさを増やすことで保温性を高めたモデルがこちらのハイロフトダウンフーディです。

インナーダウンとして使うにはちょっとボリュームがありすぎますが、コンパクトに畳んでパッキング出来る仕様になっているため、バッグに忍ばせておけば気温の低いシーズンのキャンプなどでも大活躍します。

これを羽織るだけで非常に暖かいため、ニットセーターやデニムパンツなどと合わせてザックリしたスタイルで着こなすのがおすすめです。

ゆうた
アウターとしての使用をメインに据えるなら、ダウンセーターシリーズよりもハイロフトダウンの方がおすすめです。フィルパワー自体はダウンセーターの方が高いですが、ロフト感がまるで違うため断熱効果の差は圧倒的です。

トレス・スリーインワン・パーカ

シーエッジ編集部のおすすめ度:
中綿:リサイクル・ダウン
FP:700フィルパワー
参考価格:¥70,000前後

おすすめポイント

  • シェルもダウンジャケットも単体として使用可能
  • ダウンジャケットは持ち運べるパッカブル仕様

手堅いスペックのレイヤリングセット

防寒において最も重要なのはレイヤリングです。ダウンのインサレーションはあくまで「断熱」がメインであり、防風性や防水性はシェルをレイヤリングすることで獲得するのが最良の選択。

そんな2層構造をスタイリッシュにコーディネートできるいわば「マネキン買い」のような形で選べるのがこのトレススリーインワンパーカです。

インサレーションのダウンジャケとの性能はもちろんのこと、シェルの防水性や防風性も申し分なく、上品なデザインはカジュアルのみならずビジネスシーンでも単体使用が可能です。

ゆうた
タウンユースはもちろん、旅行の際などに大活躍な1着。電車や車などの車内では単体で利用し、外に出る際はカバンから出してレイヤリングが可能です。シェルもインサレーションも持っていないという方は、まずこちらを選んでみてはいかがでしょうか?

フローズン・レンジ・スリーインワン・パーカ

シーエッジ編集部のおすすめ度:
中綿:リサイクル・ダウン
FP:700フィルパワー
参考価格:¥100,000前後

おすすめポイント

  • タウンユース向けで最も暖かいスペック
  • ゴアテックスを使用した完全防水性の3層構造

最高の防寒性能を誇る多機能型スリーインワン

パタゴニアのライフスタイル向け製品の中で最も暖かいモデルといえば、フローズンレンジの多機能型スリーインワンパーカです。

完全防水性の3層構造ゴアテックスファブリクス製シェルに、ダウンインサレーションはリップストップナイロンを採用。ハイロフトなボリューム感が体温を逃しません。

シェルにはシュノーケル型フードを備え、ジッパー式のハンドウォーマーポケット内側にはソフトな裏地つき。ライナージャケットのハンドウォーマーにはマイクロフリースの裏地を採用しています。

ゆうた
パタゴニアのお洒落着ようダウンジャケットで最も暖かいスペックのものが欲しいなら、フローズンレンジスリーインワンパーカで決まりです。それぞれ独立して使用することもできるので、シーンやシーズンに合わせて長く使えるのも魅力。

サイレント・ダウン・シャツ・ジャケット

シーエッジ編集部のおすすめ度:
中綿:リサイクル・ダウン
FP:700フィルパワー
参考価格:¥0,000前後

おすすめポイント

  • 「サイレント」の名の通りカサカサ音がしにくい
  • シャツスタイルのディテールがお洒落な印象に

インナーでもアウターでも大活躍なサラッと羽織れる傑作

ダウンジャケット特有の「カサカサ音」が苦手な方でも気楽に使えるサイレントダウンウェア。

日々の必需品を収納できるスナップ留めのフラップポケットを胸元に2つ配置し、マイクロフリースの裏地がついたハンドウォーマーポケットも完備。

ハーネスの着用にも対応する腰回りの丈感と、シャツライクな個性派デザインが、サラッと羽織るダウンジャケットスタイルをお洒落にワンランク格上げしてくれます。

ゆうた
薄手のインナーダウンをサラッとアウターに羽織る人気のアウトドアスタイルでグッと差のつくシャツライクなデザイン。トレーナーやチノと合わせてこなれた印象にスタイリングしてみるのがおすすめです。

フィッツロイ・ダウン(ジャケット|フーディ|パーカ)

シーエッジ編集部のおすすめ度:
中綿:アドバンスト・グローバル・トレーサブル・ダウン
FP:80フィルパワー
参考価格:¥0,000前後

おすすめポイント

  • ハイロフトのバッフル構造で圧倒的な保温性を実現
  • タウンからアウトドアまでこれ1着のガチなスペック

タウンユースにはオーバースペックなほどの保温性

骨まで凍るような寒空の中で動くことすら許されないビレイや、極限の環境下で身動き1つ取れないビバークなどでも優れた保温性を確保できるパタゴニアのハイエンドモデル。

新しく見直されたバッフル構造でよりハイロフトに仕上げられたダウンは、従来よりもさらに熱効率が向上しつつも驚きの軽量性を実現した1着です。

フロントジッパーの内側に施したドラフトチューブによりダウンの片寄りを防止し、首の後ろ内側には熱を閉じ込めるハイロフトのインサレーションを採用するなど抜かりない設計になっています。

ゆうた
保温性重視の長めな丈感は、冬場でも軽装なアウトドアスタイルでファッションを楽しみたい方におすすめ。トレーナーやチノと合わせた鉄板コーデからスポーツミックスまで幅広く活躍してくれます。

グレードVII・ダウン・パーカ

シーエッジ編集部のおすすめ度:
中綿:アドバンスト・グローバル・トレーサブル・ダウン
FP:800フィルパワー
参考価格:¥130,000前後

おすすめポイント

  • パタゴニアの中でも究極のスペックを誇るトップモデル
  • ダウンジャケットの密着感を上げる伸縮性ステッチ採用

地球上最も過酷な場所に連れて行くダウンウェアならコレ

人類がまだ到達できていないような脅威的な峰の、その中でも最も大胆なルート登攀において、命を預けるに相応しいインサレーションウェアはそれほど多くありません。

パタゴニアのデザイナーと、数多くのフィードバックを与えるアンバサダーによって、長年の改良を積み重ねてなお進化を続けるフラッグシップモデルのダウンジャケットがこちらです。

完全バッフル構造により激し運動時でもダウンの片寄りを防ぎ、パネルの裏地に使用した伸縮性ステッチがジャケットを体に密着させて保温性を強化。圧倒的な軽さと圧倒的な保温性を両立しています。

ゆうた
パタゴニアにはこれを超えるハイスペックなダウンジャケットは他にありません。と言ってもそれはあくまで「重量と保温性の両立」という意味ですが。タウンユースにはあまりにもオーバースペックですが、それを楽しむのもアウトドアブランドの醍醐味です。

ジャクソン・グレイシャー(ジャケット|パーカ)

シーエッジ編集部のおすすめ度:
中綿:リサイクル・ダウン
FP:700フィルパワー
参考価格:¥50,000前後

おすすめポイント

  • 2層構造の加工済みシェル
  • インサレーション入りフード

良い意味でパタゴニアらしくない都会的なデザイン

悪天候にも対応できる防風性と撥水性を備え、しっかりしたボリュームのインサレーションによって確かな保温性を獲得している洗練されたデザインのダウンジャケット&パーカです。

ロゴマークの主張も控えめで、アウトドア感の強いラインナップの多いパタゴニアの中でもスマートで都会的な印象のビジュアルにより、外遊びからビジネスユースまで幅広いシーンで活躍します。

内側胸元にポケットがあるため、ここにスマホを入れておけば気温が下がりすぎて動かなくなってしまう心配もありません。

ゆうた
いわゆる「キルティング感」のあるダウンジャケットの中でも、とりわけタウンユースむけのスペックとデザインに仕上げられた人気モデルです。水弾きも良いため、天候の変化が予想されるスポーツ観戦やフィッシングなどの場面でも活躍します。

トップリー・ジャケット

シーエッジ編集部のおすすめ度:
中綿:リサイクル・ダウン
FP:700フィルパワー
参考価格:¥60,000前後

おすすめポイント

  • 優れた防水透湿性能を誇るシェル
  • ボディはもちろんフードまでインサレーション入り

優れた保温性と防水透湿性を持ったタウンユース向けモデル

ダウンジャケットに必要な保温性と防水性を持ちながら、タウンユースに欠かせない「かっこよさ」を両立しており、ファッションアイテムとしても非常に人気のトップリージャケット。

このシリーズは古くホークスベイジャケット→ワナカダウンジャケット→トップリージャケットと続くパタゴニアのタウンユース向けインサレーションウェアの人気シリーズです。

耐久性の高いシェルに包まれたインサレーションは見た目よりかなり暖かく、保温性のためにボリュームが必要なダウンウェアをさらりと着れる点も魅力です。

ゆうた
ストームフラップやツバ付きのインサレーションフード、ドロップテイル気味の裾やドローコードなど、過酷な環境からフィードバッグされた本格アウトドアブランドらしい作りの良さも人気のポイントです。

メープル・グローブ・ダウン・パーカ

シーエッジ編集部のおすすめ度:
中綿:リサイクル・ダウン
FP:600フィルパワー
参考価格:¥40,000前後

おすすめポイント

  • 手頃な価格帯と確かな保温性
  • 人気セレクトショップでも取り扱いの多い注目モデル

タウンユースに十分なスペックのコスパ優秀ダウンウェア

外観的なシルエットやスタイルはトップリー・ジャケットに非常に近い作りですが、ダウンの品質をタウンユースに最適なグレードへと落とすことで、重量を犠牲にしつつコストダウンを実現

手の届きやすい価格帯ではありますが、トップモデルたちのフィードバッグによって培ったポケット類のディテールや素材のストレッチ性や撥水性まで抜かりない仕様になっています。

高コスパモデルかつ優れたスタイリングに注目が集まっており、ビームスを筆頭とした日本の人気セレクトショップでも推されている「お洒落アウター」の代表格です。

ゆうた
「ダウンの品質が低いと寒い」と思われがちですが、どちらかというと正解は「ダウンの品質が低いと重い」になります。ダウンの量が保温性を左右するため、タウンユース向けの場合はある程度重量を無視できますから、スペックに拘らないなら非常に良い選択肢です。

マイクロ・パフ(ジャケット|フーディ|ベスト)

シーエッジ編集部のおすすめ度:
中綿:プルマフィル
FP:-
参考価格:¥40,000前後

おすすめポイント

  • 時代を牽引するハイスペックインサレーションウェア
  • ダウンの弱点を克服した新世代の1着

時代は化繊綿!世界が注目するハイスペックインサレーション

使用されているのはパーテックス・クアンタム・リップストップ・ナイロンという10デニールの耐久性に優れた撥水加工済みのシェル素材に、軽量性の高いプルマフィルを中綿に採用

これにより、ダウンの保温性やコンパクト性を損なうことなく耐水性を勝ちとった新世代のインサレーションウェアです。

極限の環境下ほど「濡れても保温性を失わない」という機能はタウンユースで重要視されませんが、自宅の洗濯機でTシャツのように手軽に洗えるという利点はかなり大きいかと思います。

ゆうた
今のところまだ「重量に対する保温性」はダウンに軍配が上がりますが、化繊綿が追いつき追い越す日もそう遠い未来では無いと思います。最新性を着るのもアウトドアウェアの醍醐味。要チェックな1着です。

ナノ・パフ(ジャケット|フーディ|ベスト)

シーエッジ編集部のおすすめ度:
中綿:プリマロフト・ゴールド・インサレーション・エコ
FP:ー
参考価格:¥25,000前後

おすすめポイント

  • 普段使いに最適なスペックで高コスパな1着
  • 摩耗性に優れたリップストップシェル

フラッグシップでは無いがコスパに優れたバランス形

マイクロパフに最上位機種を譲るまで、パタゴニアのフラッグシップ化繊綿インサレーションウェアに君臨していたナノパフシリーズ。

しかしそのコスパに優れたスペックは冬の岩場を愛するクライマー達に支持され、汎用性の高いインサレーションウェアとして今でも定番の展開が行われています。

マイクロパフに対して重量が若干あるものの、ジッパー付きポケットなどマイクロパフには無いディテールも魅力であり、重量にシビアにならないならこちらを選ぶのが正解と言えるでしょう。

ゆうた
最新のスペックを着るのもアウトドアブランドの魅力ですが、最新モデルでなくても普段着にはオーバースペックなほどの能力が手頃な価格で手に入るのもまたアウトドアブランドの魅力といえます。

タフ・パフ(フーディ|シャツ)

シーエッジ編集部のおすすめ度:
中綿:フルレンジ・ストレッチ・ポリエステル
FP:ー
参考価格:¥30,000前後

おすすめポイント

  • 水の中で活動する人にもおすすめなスペック
  • 蒸れない快適さと堅牢性の高い生地が魅力

フライフィッシャーの為に作られた「水に強い」ウェア

冷たい水の中で1日中キャスティングを行い、場合によっては水にジャブジャブと手を突っ込んだり、急に降り出す雨でウェアがグズグズに濡れてしまうような場面は、釣り人なら特にイメージしやすいでしょう。

ダウンジャケットなら1撃で雨合羽程度の保温性しかなくなってしまう環境でも、化繊綿のインサレーションウェアなら保温性を失う事なく使用できます。

また、タフパフは他の化繊綿と比べて蒸れにも強く、レイヤリングを意識せず着たら着っぱなしなことが多いタウンユースやライトアウトドアにもおすすめな性能です。

ゆうた
胸元にあるフィッツロイトラウトのロゴマークがが可愛らしい逸品。シェルの撥水性も非常に素晴らしく、タウンユースに使うにも理想的なスペックとなっています。釣り用のスペックということで、小物類の収納にたけたディテールも魅力です。

マクロ・パフ(フーディ)

シーエッジ編集部のおすすめ度:
中綿:プルマフィル
FP:フィルパワー
参考価格:¥50,000前後

おすすめポイント

  • マイクロパフより1メモリ温度計を高くする保温性
  • しっかりした化繊綿のアウターが欲しい方は要チェック

アウターにおすすめなパタゴニアの最新モデル

今やパタゴニアのフラッグシップとなったマイクロパフより、丈の長さや中綿のロフトを増やすことでインナーダウンとしては使えなくなりましたが圧倒的な保温性を獲得した1着。

ダブルジップ使用の長めな丈なので、主に寒冷地でのビレイや過酷な雪山での停滞を想定した1着と言えるでしょう。

今までパタゴニアの化繊綿インサレーションウェアは、主にインナーダウン的な使い方の戦略的なスペックが多かったですが、こちらのモデルなら冬場にタウンユースのアウターとしてバサッと羽織るスタイリングも可能です。

ゆうた
ロンTやトレーナーにザックリとダウンジャケットを羽織る軽快なスタイルも可能な化繊綿ジャケット。化繊綿は温度調節が得意なので室内と屋外を行き来したり、公共交通機関などの冬場ですら暑いと感じる場所でも着たまま快適に過ごせます。

パタゴニアのダウンジャケットを使ったコーディネート

ボリューム感のあるモデルからインナーダウンとしても着用できるモデルなど、様々な種類を販売しているパタゴニア。

同じ前服装だとしても合わせるダウンジャケットが変わるだけで全体の雰囲気もガラッと変わります。

そこで、ここからはパタゴニアの様々なダウンジャケットを使ったコーディネートをいくつかご紹介していきます。

大人の休日にはやっぱりスポーティーカジュアルが味方してくれる

wear

ジャストサイズのダウンジャケットをベージュのフーディーに合わせ、ブルーの発色がキレイなインディゴカラーのデニムパンツを合わせた大人のラフスタイルです。

足元はナイキのエアマックス90を合わせてスポーティーでカジュアルな雰囲気を演出。

昨今リラックスシルエットのボトムスが人気を集めており、細身は少し時代遅れ感もありますが、足元をスポーツシューズに合わせてスポーティー雰囲気にまとめれば、細身のパンツだった時代遅れに見えません。

SUBUシューズでアウトドアスタイルを外す

wear

今度はナチュラルカラーのパーカーを合わせ、足元は今話題のSUBUシューズをプラス。

ダウンジャケットと同じキルティング加工なので、より一層アウトドア感を演出し、冬の装いにぴったりな雰囲気にしあがっています。

ブラックコーデは小物で「抜け感」を使って重たさを軽減

wear

全身ブラックカラーのアイテムでまとめたワントーンカラーコーデです。

ブラックのテーパードパンツをロールアップして、ナチュラルカラーのソックスを足首から覗かせることで、黒の重たい雰囲気を軽やかにしています。

冬のブラックのワントーンコーデはどこかに中間色を入れるとコーデが重たくならず軽やかな印象になるので、積極的に取り入れていきましょう。

ベーシックなアイテムでまとめてシンプルでクリーンな雰囲気に仕上げる

wear

ベーシックなアイテムでまとめれば、絶対に着こなしで失敗することもなく清潔感ある好印象コーデに。

アースカラーのダウンジャケットに合わせたブラックのスキニーパンツ。裾から肌をチラッと見せることでコーデに抜け感をプラスしています。

足元は初心者の強い味方、アディダスのスタンスミスを合わせてカジュアルで適度に力の抜けた雰囲気を演出。

小物にリュックやキャップといった少し子供っぽくなってしまうアイテムを使っていますが、どちらも黒でまとめており、着こなしの雰囲気に馴染んでいるなで、しっかり大人の落ち着いた雰囲気を醸し出せています。

ダウンジャケットはYラインシルエットでまとめるとバランス良く着こなせる

wear

ストリートな雰囲気を演出するこちらのコーデは、初心者が参考にしやすいYラインシルエットが引き立ったコーデです。

トップスにボリューム感のあるダウンジャケットを合わせ、ボトムスは裾に向かって細くなるテーパードパンツを合わせるだけで黄金シルエットの一つでもあるYラインシルエットが完成します。

足元は必ずローカットスニーカーを合わせてスッキリ見せるのがポイントです。

無彩色コーデにスパイスとなる差し色を効かせて大人のやんちゃな雰囲気に

wear

こちらも先ほどと同じYラインシルエットですが、大きく違う点と言えば、インナーに効かせた差し色。

ダウンジャケットやボトムス、スニーカーの色味をグレーやブラックといった無彩色でまとめ、モダンでシックな雰囲気にしつつ、インナーに使ったレッドが全体のスパイスとなり、コーデにひねりを加えています。

ダウンジャケットの着こなしは、冬のスタイリングの中でも単調になりやすいので、こうしたインナーにインパクトのある差し色を使ってあげるのが効果的です。

編集部が厳選するパタゴニアでおすすめのダウンジャケットベスト3はコレ!

本記事では【パタゴニアのダウンジャケット】をご紹介させて頂きました!

シーエッジ編集部が独断と偏見でベスト3を選ぶなら

  1. ダウン・セーター(ジャケット|フーディ|ベスト|プルオーバー)
  2. グレードVII・ダウン・パーカ
  3. 化繊綿|ナノ・パフ(ジャケット|フーディ|ベスト)

の3種類をおすすめします。

ご自身のライフスタイルに合うパタゴニアのダウンウェアを見つけてみてくださいね!

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