「軽さ」と「暖かさ」を追求して誕生したウルトラライトダウン。今ではジャケット・パ―カー・ベストとシリーズ化され、絶大な支持を獲得しています。
そんなユニクロのウルトラライトダウンは、小さくコンパクトに収納できるパッカブル仕様に加え、ここ数年ではトレンドに合わせてサイズ感や生地の質感にもこだわり、よりファッション性にも追求しているので、普段の着こなしに合わせてもかなりお洒落に決まります。
今回はそんなユニクロのウルトラライトダウンの魅力やウルトラライトダウンシリーズのラインナップを全てご紹介します。
デザイン性・機能性・耐久性の三拍子揃ったダウンジャケットの販売を行う「ユニクロ」。 それに加えリーズナブルな価格帯も魅力なので、ダウンジャケットを買うならユニクロは候補に入れておきたいブランドの一つ。 そこで本記事では【ユニクロのダ[…]
ウルトラライトダウンシリーズ5つの魅力ポイント
2009年の秋冬に発売されて以降、毎年アップデートを繰り返し常にユニクロファンを虜にしてきたウルトラライトダウンシリーズ。
発売の翌年には、東レと共同開発した「超・ウルトラライトダウン」シリーズを発売し、これがかなりのヒットに。名実ともにダウンを代表するモデルとして、ダウン業界からも高い評価を獲得しています。
ウルトラライトダウンシリーズの魅力を語ると長くなってしまうので、これだけは絶対に外せないウルトラライトダウン5つの魅力を以下で解説していきます。
ウルトラライトダウン5つの魅力ポイント
わずか235グラムの超軽量ダウン。リンゴ一個分よりも軽い!
ウルトラライトダウンシリーズとその他のユニクロのダウンの決定的な違いは、間違いなく軽さでしょう。
驚くことにウルトラライトダウンジャケットはなんと235グラムしかありません。 見た目も軽そうな雰囲気ですが、着用すると想像よりもさらに軽いことに驚かれるはずです。
それもそのばす、ダウンの王様「カナダグース」の定番モデル「ジャスパー」は約1430グラム。モンクレールの「MAYA」は約1100グラム。
比較すると1/4の重さしかないため、いかにユニクロのウルトラライトダウンが軽量なのかがお分かりいただけると思います。
135グラムがどれぐらい軽いのかというと小さめのリンゴ(大体250g)や、iPhone12 proとほぼ同じ重量です。
めちゃくちゃ軽くないですか?ズボンやTシャツではなくアウターですよ? 軽いと何が良いのか簡単にまとめておきます。
ダウンが軽いメリット
- 一日中着用していても不快感なく快適に過ごせる
- 外だけではなく家の部屋着やオフィス着としても活躍
- 重ね着していても動きやすい
- アウターにもインナーにも着用できて着回し力抜群
便利なパッカブル仕様。長財布と同じサイズ感になる
さらにウルトラライトダウンシリーズの魅力ポイントと言えば、そうコンパクトに持ち歩けるパッカブル仕様であるということ。
付属の収納袋に入れておけば、リュックやバッグに入れていつでもどこでも持ち歩くことができます。
普段はもちろん、旅行中にも便利なので、暑いなと感じたら小さく収納して、肌寒くなってきたら着て、とカーディガンのような感覚で使えるのです。
ポーチに収納したときのサイズ感は、長財布と同じサイズ感なので、バッグやリュックの空いたスペースにサッと閉まっておけます。
種類豊富。シーンや用途にあった最適な一枚が見つかる
「え?ダウンのブランドだったけ?」と思ってしまうほど非常に多くのダウンを展開しています。
今でこそ、ユニクロ=冬はダウン、といったイメージがありますが、良く考えれば普通ではありません。
有名なファストファッションブランドのZARAやH&Mの比較してもその種類は桁違い。
その中でも、ウルトラライトダウンシリーズは、ベストやジャケットやパーカーなど、ユニクロのダウンの中でも種類が豊富です。
毎年必ず5展開(2020年に関しては6展開)は、行っており、ユーザーの用途やシーンに合った最適なダウンを選べます。
今年ユニクロのダウンジャケットが良いって聞くけどプロの目線から見てどうですか? Kentino ファッション業界の人間から見ても非常に完成度の高いダウンだと思います。正直ユニク[…]
コスパ最強。価格に似合わない640フィルパワーのプレミアムダウンを使用
フィルパワーとは、ダウンの暖かさの指標にされる数値です。この数値が高ければ高いほど、『空気をたくさん含み、保温性の高いダウン』と言われます。
参考までにダウンの王様ブランドとされる「モンクレール」と「カナダグース」の最高品質のダウンで、「800フィルパワー」。標準で「625~675」と公式ホームページに記載されています。
となるとユニクロのウルトラライトダウンは、「640フィルパワー」なので、フィルパワー数値のみで考えると「モンクレール」と「カナダグース」と同等の暖かさと言うことになります。
値段に関しては「モンクレール」と「カナダグース」のダウンが一着10万前後に対して、ユニクロのウルトラライトダウンは、5,000円前後です。価格にするともはや笑ってしまうレベル。
一概にフィルパワーで価格が決まる訳ではありませんが、暖かさの指標となるフィルパワーがダウンの名門ブランドと同等と言うのは、本当に凄いことですし、ダウン業界からしたら脅威でしかないのです。
毎年ユーザーの声を基に微調整を繰り返している
ダウンに限らずユニクロは毎年ユーザーの声を参考により良い商品を届けるため、見える・見えないに限らず様々なアップデートをしています。
ウルトラライトダウンなら、ユーザーから「着膨れする」という声が多かった際は、翌年のモデルのダウンの配合率やサイズを調整して、着膨れを軽減。また、「生地が安っぽい」という意見に対しては翌年艶を抑えマットな質感にするなど、毎年必ず微調整をしています。
知らない方も多いですが、今でこそ『ウルトラライトダウン=パッカブル仕様』で定着していますが、誕生当初の2009年は、まだパッカブル仕様ではありませんでした。(全モデルがパッカブル仕様となったのは2013年モデルからです。)
そのため、発売当時の初期モデルと2020年の現行モデルを比較すると全体的には似たような雰囲気はあるものの、サイズ感やシルエット、生地の質感など全く異なります。
初期モデルはもっと艶感のある従来のダウンジャケットのような雰囲気なのに対して、2020年モデルはマットな質感でより今っぽい雰囲気になっています。
このように毎年微調整を繰り返しているので、11年経った今でも多くの人から愛される冬の超定番アイテムとなっているのです。
ウルトラライトダウンジャケットのシリーズをご紹介
ここからは2020年末年始現時点で店頭・オンラインで購入できるウルトラライトダウンシリーズを全てご紹介します。
ユニクロが展開するダウンシリーズの中でも1番種類が豊富なので、どれを選んで良いのか分からない方も多いと思います。
ウルトラライトダウンの選び方ガイド
- ウルトラライトダウンジャケット(3Ⅾカット)→普段使いからアウトドアまで幅広く対応
- ウルトラライトダウンパーカ→首元までしっかりあたたかいので、自転車通勤やサイクリングに
- ウルトラライトダウンベスト→リラックスしたい日から外出の日までマルチに対応
- ウルトラライトダウンコンパクトジャケット→フォーマル顔。スーツの下に着用して冬の寒さを凌げる
- ウルトラライトダウンコンパクトベスト→襟を折ればジャケットやカーディガンの下にも
- (NEWモデル)ウルトラライトダウンコンパクトベスト→カジュアルな着こなしにぴったり
ウルトラライトダウンジャケット(3Ⅾカット)
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
サイズ展開:XS~4XL |
カラー展開:全4色 |
素材:100% ナイロン/ 中わた: 90% ダウン,10% フェザー/ 裏側: 93% ナイロン,7% 複合繊維(ナイロン) |
販売価格:¥5,990 |
こんな人におすすめ
- はじめてウルトラライトダウンシリーズを購入する方
- 従来のダウンの見た目で、でもよりスッキリ着たい方
- タウンユース・ハイキングにも使えるダウンをお探しの方
ユニクロの冬の看板アイテムでもある「ウルトラライトダウンジャケット」をベースに、パターン・カッティングを3Dカットで行いアップデート。
「3Dカット」とは、アウトドアウェアをルーツにした、肩周りの立体設計のこと。
基本洋服というのは、「袖」と「本体」を腕の付け位置で縫い合わせているのですが、「ウルトラライトダウンジャケット(3Dカット)」は、首から袖を一枚の生地にしており、肩のラインが滑らかになっているのが特徴です。
袖と見頃(ヨーク)を一枚にすることで、腕が太い方や体型の良い方など、あらゆる体型にフィットしてくれます。サイズは丁度良くても袖まわりが窮屈で着にくいといった方も安心して着用することができます。
生地も薄いので、着膨れやゴワつくこともなく合わせられるので、ダウンを着ているにも関わらずスッキリとした見た目になります。
おすすめポイント
- 3Dカットにアップデートしているので、さらに動きやすい
- インナーにもアウターにも使えて着回し力抜群
- マットな質感で今っぽく普段の着こなしをお洒落な雰囲気に
ウルトラライトダウンパーカ
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
サイズ展開:XS~4XL |
カラー展開:全5色 |
素材:100% ナイロン/ 中わた: 90% ダウン,10% フェザー/ 裏側: 92% ナイロン,8% 複合繊維(ナイロン) |
販売価格:¥6,990 |
こんな人におすすめ
- フード付きのダウンを探している
- コンパクトながらもしっかり暖かいダウンが欲しい
- 軽くて着用時もストレスなく着れる
定番アイテムでもある「ウルトラライトダウンジャケット」にフードが付いた「ウルトラライトダウンパーカ」。
サイズも身幅と裄丈が0.5~1cmほど違うぐらい。着丈に関しては全く同じなので、これは好みで選ぶべきですが、それでも「ウルトラライトダウンジャケット」と悩まれる方は、着用シーンで選ぶのが良いでしょう。
キャンプやハイキングといったアウトドアシーンでの着用も多いのであれば、顔まわりも防寒対策できる「ウルトラライトダウンパーカ」がおすすめ、逆にタウンユースでの愛用がメインなら先ほどご紹介した「ウルトラライトダウンジャケット(3Dカット)」がおすすめです。
フードも立体的で、フード口のストッパーでフィット感を調整できる仕様のため、フードがぺちゃんこになることもなく、被った際も綺麗なフードの形を楽しめます。
おすすめポイント
- フード付きでさらに防寒対策ばっちり
- パーカーなどのフード付きのアイテムと相性が良い
- 旧モデルのサイズを見直し着用時の窮屈さを解消
ウルトラライトダウンベスト
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
サイズ展開:XS~4XL |
カラー展開:全7色 |
素材:100% ナイロン/ 中わた 本体: 90% ダウン,10% フェザー/ 中わた ショルダー部分内側90: % ダウン,10% フェザー/ 中わた ショルダー部分外側: 100% ポリエステル/ 裏側: 93% ナイロン,7% 複合繊維(ナイロン) |
販売価格:¥3,990 |
こんな人におすすめ
- 休日の装いともしっかりマッチしてくれるインナーダウンベストが欲しい
- もう少し色鮮やかなインナーダウンを愛用したい
オレンジやブルーといった色鮮やかなカラーも展開する「ウルトラライトダウンベスト」。
休日の装いにも合わせられるインナーダウンやハイキングや日帰りの登山シーンでも着用できるものをお探しの男性におすすめです。
今年のモデルからしっかりと立ち上がり、きれいに見える襟に改良しているので、着用した際もスッキリとした雰囲気を演出することができます。
最後にご紹介する「ウルトラライトダウンコンパクトベスト」と悩まれる方も多いですが、こちらのモデルのほうがフォーマル感がないので、カジュアルな着こなしに良く合います。逆に「ウルトラライトダウンコンパクトベスト」は、フォーマル向きなので、自身がどちらのシーンで愛用したいのかで選ぶのが良いでしょう。
おすすめポイントまとめ
- 汗っかきさんにとっては嬉しいダウンベスト
- キルト幅を太くして、よりカジュアルに見えるデザインにアップデート
- オレンジやグリーンなど差し色になるカラーも展開
冬の超便利アイテムとして絶対に持っておきたいインナーダウンのおすすめについて徹底解説していきます。 冬のアウターといえばダウンジャケットやコートなど、防寒がメインとなり選択肢が減ってしまってファッションが楽しめないという方も多いはず。[…]
ウルトラライトダウンコンパクトジャケット
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
サイズ展開:XS~4XL |
カラー展開:全4色 |
素材:100% ナイロン/ 中わた: 90% ダウン,10% フェザー/ 裏地: 95% ナイロン,5% 複合繊維(ナイロン) |
販売価格:¥4,990 |
こんな人におすすめ
- ビジネススーツやジャケットのインナーに使用したい
- カーディガンの下にも着用できるインナーダウンが欲しい
- 仕事・休日問わず愛用できるインナーダウンを探している
アウトドアブランドのパッカブル仕様のインナーダウンとも張り合えるほど、クオリティが高いと評判の「ウルトラライトダウンコンパクトジャケット」。
有名どこのパタゴニアやノースフェイスのインナーダウンは、¥20,000~¥40,000とかなり高額ですが、この「ウルトラライトダウンコンパクトジャケット」は、なんと税抜き¥4,990と上記ブランドの1/4ほど。
安いからといってクオリティが下がるかと言ったらそうでもなく、普段使いであれば十分に寒さを凌げる作りなので、ブランドにこだわりのない方はユニクロの「ウルトラライトダウンコンパクトジャケット」で良さそう。
おすすめポイントまとめ
- キルト幅を太くして、よりカジュアルに見えるデザインにアップデート
- 静電気を軽減する裏地を使用
- 640フィルパワーのプレミアムダウンを使用
ウルトラライトダウンコンパクトベスト
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
サイズ展開:XS~4XL |
カラー展開:全5色 |
素材:100% ナイロン/ 中わた: 90% ダウン,10% フェザー/ 裏地: 95% ナイロン,5% 複合繊維(ナイロン) |
販売価格:¥3,990 |
こんな人におすすめ
- ビジネススーツやジャケットのインナーに使用したい
- ネクタイをしっかりアピールしつつ防寒対策したい
- インナーダウンを着込んだ際の腕まわりのごわつきを抑えたい
毎年の定番ダウンベストとなっている「ウルトラライトダウンコンパクトベスト」。
昨年のモデルは、艶感があって少しジャケットのインナーとしては使いづらい印象でしたが、今年はその艶感を抑え、マットな質感にアップデート。
そのため、より一層ビジネススーツにも馴染みやすく、全体的に高見えするダウンベストとなっています。
首元が緩やかなV字なので、ネクタイや襟付きのシャツ合わせでも顔まわりをスッキリ見せてくれるのは、ビジネスマンとしてはありがたいはず。
腰ポケットや左胸の内側にポケットなど、実用性もしっかり考えられた作りなので、これからの時期には必要不可欠なアイテムと言っていいでしょう。
おすすめポイントまとめ
- ビジネススーツにも合わせられるマットで上品な質感
- 静電気を抑える裏地を使用しレイヤード時の不快感を軽減
- 着こなしに合わせて深めのVネックにもアレンジできる2WAYデザイン
ウルトラライトダウンコンパクトベスト
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
サイズ展開:XS~4XL |
カラー展開:全4色 |
素材:[57 OLIVE] 表側: 100% ナイロン/ 中わた: 90% ダウン,10% フェザー/ 裏側: 93% ナイロン,7% 複合繊維(ナイロン) [その他カラー] 表側: 100% ナイロン/ 中わた: 90% ダウン,10% フェザー/ 裏側: 95% ナイロン,5% 複合繊維(ナイロン) |
販売価格:¥3,990 |
こんな人におすすめ
- ウェーブ状のキルトデザインのダウンベストを探していた
- アースカラーのダウンベストが欲しい
- 休日メインに使えるダウンベストを探している
遂に今年はウェーブ状のキルトデザインのダウンベストがウルトラライトダウンシリーズに追加!
ウェーブ状のデザインは、親しみやすくカジュアルな雰囲気になるので、休日の装いにしっかりマッチしてくれます。
さらに色合いも今年を象徴するアースカラーを基調した4色展開なので、ブラウンやカーキ系の色味と合わせてワントーンコーデにするとお洒落な雰囲気に仕上がります。
おすすめポイントまとめ
- ウェーブ状のキルトデザインが今年っぽい
- アースカラーを基調に今のトレンドをばっちり抑えた色合い
- 着こなしに合わせて深めのVネックにもアレンジできる2WAYデザイン
ウルトラライトダウンの洗濯方法
毎日着用するアイテムだからこそ、洗濯方法について気になる方も多いでしょう。
ユニクロのウルトラライトダウンシリーズは、公式ホームページを確認すると『手洗い』と記載があるため、洗濯機で洗うのことはおすすめしません。(但し脱水のみ洗濯機使用可)
こちらの記事では、難しいと思われがちな自宅でダウンジャケットを簡単に洗濯することが出来る方法について解説していきます! ご存じですか?実はダウンジャケットって自宅で洗濯できるんです。 ダウンジャケットはクリーニングに出すと1着3[…]
編集部が厳選するウルトラライトダウンシリーズのベストワンはコレ!
本記事ではユニクロの冬の大定番ダウンのウルトラライトダウンシリーズご紹介しました。
ユニクロの数あるダウンの中でも老若男女問わず幅広い層の人から愛され続けられるウルトラライトダウンシリーズ。
種類も豊富なので、自身のスタイルやシーンに合う最適なダウンを必ず見つけることができますが、シーエッジ編集部が最もおすすめするモデルは「ウルトラライトダウンジャケット(3Ⅾカット)」です。
はじめてユニクロのダウンを買う方であったり、ダウンジャケット選びに悩まれる方のニーズをしっかり満たしてくれるモデルなので、一番失敗するリスクが低いと思います。
冬のマストハブアウターとも言うべきダウンジャケットのおすすめブランドと、失敗しない選び方について徹底解説していきます! トレンドや旬の着こなしが毎年のように変わるダウンジャケット、どれを選べば良いかわからない男性も多いはず。 こ[…]