「え?モレスキンって手帳のブランドでしょ?」そうです、あの伝説のノートと言われ世界中に熱狂的なファンがいる大人気ブランドのモレスキン(Moleskine)ですが、実はダイヤリー以外にもリュックやバックパックをを含むラゲッジブランドとしても非常に注目されています。
手帳譲りのシンプルで機能的なデザインは性別の垣根を超え、特に男性ビジネスマンからはスタイリッシュなビジネスバッグとしても非常に人気が出てきており、モレスキンのリュックの良さを知らないというのは今やもう時代遅れかもしれません。
今更聞けない「モレスキンのリュックの魅力」について詳しく解説するとともに、特に人気の高いおすすめリュックを厳選してご紹介します。ぜひビジネスからプライベートまで幅広く使えるシンプルリュックをお探しの方は参考にしていただければと思います。
手帳で有名。モレスキンってどんなブランド?
モレスキンと言えば、ビジネスツールにこだわりのあるオシャレクリエイター達が愛用している「ゴムバンド付きの小さな黒いノート」が有名です。
かつて、ピカソやゴッホ、さらにはヘミングウェイなどの芸術家や思想家が「モレスキン」と呼んで愛用していた伝説的な手帳を復刻するために1997年に誕生したイタリアのブランドです。
そんな、モレスキン。
ノートの品質に対する評価は賛否ありますが、ブランドイメージはおそらく多くの人が「贅沢な高級感と、クラシカルでシンプルな作り、モレスキンという魅力的な世界観に対して熱烈なファンがいるビジネスツール界の一流ブランド」という感想を抱いているのではないでしょうか?
まさにそのブランドイメージを体現するかのような「クラシック バックパック」が、2011年にイタリアのインダストリアルデザイナーである「ジュリオ・イアケッティ」により誕生。
以来、モレスキンの原点とも言えるクラシックノートブックを彷彿とさせるシンプルでクラシカルなデザイン性のリュックとして高く評価されています。
特に、オフィスや自宅、コワーキングスペースなど、場所に縛られる事なく自由に仕事や創作活動を行うビジネスパーソンから高く支持されており、モレスキンは充実した毎日を送るために欠かせないブランドとして世界中から愛されています。
三拍子揃った理想形。モレスキンのリュックが人気の3つの理由
モレスキンのリュックの中でも定番とされる「クラシック バックパック」。
実は、モレスキンのリュックが誕生した当初の2011年モデルは非常に残念なクオリティでした。非常に脆弱な耐久性で、使用された合成皮革素材の表面はボロボロと崩れ剥げ落ち、その界隈の方々から大変酷評されていました。
しかし「どん底を味わう」というのはブランドを強く成長させました。
イメージ戦略が通用しにくいこのネット時代において、なぜ一度は「最低のリュック」という烙印を押されたモレスキンが、今や「モノにこだわりを持つ人が選ぶバッグ」にまで成長できたのか?その理由は以下の3つに集約されるでしょう。
- 薄くシンプルで無駄のない造形
- 軽量でフィット感の良い設計
- 良質な素材とバリエーション
現在では、天然皮革のレザーに加え、キャンバス、リップストップ、さらにはバリスティックナイロンを使用したテクニカルウィーブなど多様な素材をラインナップし、そのどれもが「バッグの専門ブランド」に匹敵する素晴らしいクオリティとなっており、モレスキンというブランドに恥じない製品が展開されています。
いまだ「モレスキン=手帳のブランド」というイメージから、結局餅は餅屋でしょ?という方のために、モレスキンのリュックがなぜ今おすすめなのか、その魅力をご紹介致します。
薄くシンプルで無駄のない造形
ノートPC(ラップトップ)やタブレットをビジネスツールとして使用するビジネスパーソンが増えてきた昨今、世の中のペーパーレスかも進み、大量の書類をファイリングして持ち歩いていたビジネスマン達の荷物もかなりスリムになってきました。
モレスキンのリュックはいわゆる「15インチサイズ」が1つの目安となり、スーツスタイルでも違和感のないシンプルなデザインと、背負った時に野暮ったくならない薄マチな造形、俗に言うところの「スクエア形バッグ」好きにはたまらないシルエットに仕上げられています。
内部も非常にシンプルな、ラップトップやタブレットを収納するクッションエリアと、ガジェット類を整理しておくサブポケットなど、オーガナイザー機能を持たせているようなバッグは比較的少なめになっており、人によってはバッグインバッグが欲しくなるかもしれませんが、本当の意味で「必要最低限の機能」に特化したデザインが魅力と言えるでしょう。
軽量でフィット感の良い設計
モレスキンのリュックにおけるシンプルな設計はバッグ自体の軽量性にも恩恵を与えています。
例えば、バリスティックナイロンのビジネスバッグで有名なトゥミやブリーフィングと言ったブランドのブリーフケースは、基本的に1500g〜2000gあたりの重量が目安となっています。
バッグ自体に1kg以上と言うのは、確かにあの重厚感からすれば仕方ないのですが毎日使うなら軽いに越したことはありません。
その点、モレスキンのクラシックバックパックを例にあげると、同様にバリスティックナイロンを素材に使用したモデルでも重量は約800g前後。バッグだけでペットボトル1本分以上軽いと言うのは、人気が出るのも頷けます。
とは言ってもペラッペラの生地にストラップをつけただけのような簡素なつくりかと言うとそうではなく、底面などの必要な箇所には固い素材を使ったりして、リュック自体の形が崩れるの防いでいるため、背負った時にもクタっとせずに高いフィット感を実現しています。
良質な素材とバリエーション
モレスキンのリュック自体、形状のバリエーションは少なめです。「バックパック」と「クラシック バックパック」の2種類が定番となっていますが、それはある意味「リュックとしての形状は完成されている」からに他なりません。
そんなモレスキンのリュックには、以下の5種類の素材が定番として使用されています。
- レザー(天然皮革)
- ソフトタッチ(合成皮革)
- キャンバス(帆布)
- リップストップ(高耐久生地)
- テクニカルウィーブ(バリスティックナイロン)
ついつい「レザ=高級=最も優れている素材」のように感じてしまいますが、レザーというのは確かに高級感があってファッショナブルですが、雨に非常に弱く手入れも面倒で、使っているうちに馴染むという特徴も靴やグローブ出ないならあまり意味がなく、むしろバッグの場合形崩れしたら戻らないというデメリットもあります。
しかし合成皮革は樹脂によるコーティングが施されているため雨に強く、撥水性も高いため浸水しにくいという特徴もあります。
また、キャンバスなどのファブリックも非常に素晴らしく、高い撥水性と切り裂き耐性によりアウトドア用品では今や定番となったリップストップ素材や、ビジネスバッグの大定番で防弾チョッキにも使用されるバリスティックナイロンなど、モレスキンのリュックには目的や好みに合わせて様々な素材が採用されています。
この「普遍的なデザインを素材でバリエーションを出す」という幅の広さもまた、モレスキンのリュックが高い注目を集めている理由と言えるのかもしれません。
モレスキンのリュックを愛用する男性の口コミ
ここ数年で一気にクオリティが高くなったことで、おしゃれリュックとして注目を集め始めているモレスキン。
まだまだ「みんなモレスキンのリュックを使ってる」とは言いにくい程度の浸透度合いなので、ご友人などから使用レビューを集めるのは難しいと思います。
そこで今回は、モレスキンのリュックのクオリティが特に良くなった2017年以降のレビューを中心に、モレスキンのリュック(バックパックorクラシックバックパック)を愛用する男性達の口コミをご紹介します。
形も綺麗で普段使いで重宝。ビジネスシーンだと少しカジュアル。サイドポケットには名刺入れとスマホがちょうど入り、中身もノートPCがちょうど入るスペースと小さいチャックが絶妙な配置。背負い心地もよい。
現在使用しているバッグがへたってきたので今回はこちらにしてみました。値段も手ごろだし出来が良いです。スーツに担いでも違和感なく、雨にも強そう。
サイズがちょうどいい。PC、書類その他小物を入れてお釣りがきます
・見た目がシックでスーツでも大丈夫
・サイドのポケットが見た目以上に入る。小さい折り畳み傘も突っ込めます。雨の日に便利
・撥水加工?なので多少の雨なら大丈夫
・底面が硬い素材なので地面に置いても汚れにくく、また内容物のバランスが極端に悪くなければ自立します。カフェとかで床に置いて中身ゴソゴソするにも自立するので便利。
価格に対するクオリティが高く、コストパフォーマンスに優れたリュックという形での肯定的な意見が目立ちました。
中には、空荷で背負った時にリュックのトップが凹むのが気に入らない、などの否定的な意見もありましたが、この辺りは好みが別れポイントでもあるので、実際に手にとって触ってみながら製品の良し悪しを確認していただきたいと思います。
これだけ抑えておけば大丈夫。モレスキンの主要リュック5選
モレスキンは手帳だけでなくリュックもオシャレで使い勝手が抜群であるという、そんなモレスキンのリュックの魅力は伝わったでしょうか?
ここからは、モレスキンの展開するリュックの中でも特におすすめなモデルを厳選して5つ紹介します。
モレスキンのリュックは基本的にモデル数が少なく、反対に素材やカラーのバリエーションが豊富となっています。
まずは、マチ幅であったりポケットの数であったりといった点からご自身の目的に合わせた形状を選び、そこから素材やカラーを選ぶという形でみていくと、より自分にあったリュックと出会えるでしょう。
バックパック
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
サイズ:タテ41cm×ヨコ32cm×マチ13cm |
収納サイズ:A4|15インチ |
素材展開:テクニカルウィーブ|リップストップ|キャンバス|ソフトタッチ |
参考価格:¥20,000前後 |
バックパックの特徴
- 通気性を考慮した背面クッションで快適な背負い心地
- 最新の素材から選べる機能性重視なモデル
現在、モレスキンのリュックカテゴリーにおけるフラッグシップモデルとなっているのがこちら。
モレスキンにおけるカテゴリー名「THE BACKPACK」の通り、これぞバックパックであるという究極の形に設計されたリュックです。
古くからの定番であるクラシックバックパックシリーズにアレンジを加え、耐水性や耐久性といった部分が強化されたバリスティックナイロンやリップストップといった、非常に現代的でテクニカルな素材使いがポイントとなっています。
見た目はクラシックバックパックシリーズのデザインを踏襲していながらも、背面パネルにも荷重が分散される仕組みがとられ、さらに通気性や背骨へのストレスを軽減させる設計となり、非常に快適な背負い心地を実現しています。
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クラシック バックパック
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
サイズ:タテ40cm×ヨコ30cm×マチ12cm |
収納サイズ:A4|15インチ |
素材展開:|レザー|シンセティックレザー |
参考価格:¥25,000前後 |
クラシック バックパックの特徴
- ビジネススタイルにも合わせやすいレザー系素材
- 重量約1kgという高い軽量性
モレスキンの公式ページでも製品紹介欄にリュックではなく「小さな長方形」という比喩表現が使われているほど、まさに「背負える長方形」と呼ぶにふさわしい造形をしている理想的なバックパックです。
現代のノマドライフに最適化されたこのリュックは、クラシカルな見た目と背面クッションすら省いたミニマルな仕上がりで、背負うことのできるトランクのような雰囲気を醸し出しています。
レザー素材の高級感も捨てがたいですが、シンセティックレザー(合成皮革)のタイプにはポリウレタンコーティングの撥水加工が施されているため多少の雨なら気にせず使えるのも魅力的です。
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ID バックパック
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
スモール:タテ36cm×ヨコ27cm×マチ11cm レギュラー:タテ40cm×ヨコ29cm×マチ12cm |
サイズ展開:スモール(10インチ)|レギュラー(15インチ) |
素材:撥水性ナイロン&ナイロンコートキャンバス |
参考価格:¥20,000前後 |
ID バックパックの特徴
- フラップ式のスポーティーなルックス
- ペンホルダーやノートポケットなど収納性に優れた設計
内部構造が究極にシンプルなバックパックコレクションと比較して、かなりオーガナイザーバッグ寄りの作りになっているのがこちらの「IDバックパック」です。
形状的にはシンプルなフラップ式ですが、ペンホルダーやノートを収納しておけるポケットなど、クリエイティブツールを整理整頓しながら細かくすっきり収納できる設計となっている点もおすすめポイントです。
モレスキンといえばやはり「ゴムバンド」ですから、その意匠を連想させるデザインに仕上がってるのは、モレスキンファンとしてはなんともグッとくる。そんな遊び心溢れる外観も魅力と言えるでしょう。
クラシック プロフェッショナル デバイスバッグ バーチカル
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
13:タテ35cm×ヨコ25cm×マチ6cm 15:タテ39cm×ヨコ29cm×マチ6cm |
サイズ展開:13インチ|15インチ |
素材展開:|ポリウレタン(合成皮革) |
参考価格:¥18,000前後 |
クラシック プロフェッショナル デバイスバッグ バーチカルの特徴
- 最小限の収納力のみに仕上げた極薄マチ仕様
- 縦型ブリーフケースとしても使える2wayタイプ
ミニマリスト気味なモレスキンのバックパックコレクションの中でも、特に機能を最小限に絞り込んだモデルがこのクラシックプロフェッショナルデバイスバッグバーチカルです。
通称「PRO縦型デバイスバッグ」は、ラップトップPCやタブレット端末等のガジェット類専用にデザインされた機能的バッグで、ビジネスシーンでも使いやすいように「基本的には手提げバッグとして使用する」前提で設計されています。
しかし、長距離移動の最中だったり電話中のメモなど両手をフリーにしたいときは、バッグの裏ポケットよりストラップを出してリュックとしても使用できる2ウェイタイプの仕様となっています。
モレスキンの手帳から着想を得て作られたシンプルな作りはまさにモレスキンファンにはたまらない逸品。とにかくモノを少なくしたい、コンパクトなバッグでスーツスタイルを崩したくない、そんなビジネスマンにおすすめなリュックとなっています。
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ジャーニー パッカブル デイパック
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
サイズ:タテ40cm×ヨコ35cm×マチ6.5cm |
収納サイズ:A4|15インチ |
素材展開:|ポリエステル |
参考価格:¥5,000前後 |
ジャーニー パッカブル デイパックの特徴
- 携帯して持ち運べるアタックバッグスタイル
- 超軽量かつ低価格なサブバッグにおすすめのリュック
メインバッグとして使用するには、ラップトップなどの重量のあるガジェットには向いていませんが、軽量なタブレット程度であればデイリーユースとしても耐えうるかもしれません。
しかしこのリュックの真骨頂は「リュック自体の携帯・運搬性」にあると言えるでしょう。
もちろん、休日のちょっとしたお出かけなどには問題なく使えますが、ブリーフケースやショルダーなどのバッグに忍ばせておいて、ちょっと手荷物が増えたときや帰宅途中に寄ったスーパーでのお買い物など、エコバッグ的な使い方をするのに最適です。
メインバッグに手提げタイプを使用している方であれば特に、増えた荷物を背負って移動できる非常に便利な逸品です。
モレスキンのリュックを販売する店舗について
モレスキンのリュックを手に入れようと思った場合、モレスキンのアパレル自体に専門店や路面店があるわけではないため、ビームスなどのセレクトショップや、ロフトやハンズと言った生活雑貨を中心に扱っている店舗でモレスキンの取り扱いがあるお店のバッグ売り場を確認する方法がおすすめです。
もしくは、モレスキンの公式ページから購入できます。
実際に商品を手にとって確認したい場合は、モレスキンの公式ページでリュックやバックパックの販売を行っている店舗の一覧が紹介されていますので、こちらのページより確認して足を運んでみるのがおすすめです。
モレスキンの公式サイトを確認したい方はコチラ
また、アマゾンや楽天といったショッピングサイトでも購入する事ができます。アマゾンのファッション用品はサイズや容量が合わなかった場合に返品交換が可能となっていますので、オンラインで購入する場合は覚えておくと良いでしょう。
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本記事では【モレスキンのおすすめリュック】をご紹介させて頂きました!
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