夏のファッションといえばサンダルです。特に今年ファッション感度の高い方達が注目しているサンダルといえば、絶妙なストラップ使いがスタイリッシュなブランド「スイコック(SUICOKE)」です。
最高の履き心地と快適な軽量性、そして他に類を見ない独創的なデザインがトレンドセッター達の目に留まり、ここ数年ジワジワ人気が出てきており、今年は「これ履いておけば間違いない」というところまで来ています。
「スイコックなんて知らない」はいよいよ時代遅れ。今回はそんな大注目のサンダルブランドについて、その魅力や特徴に迫るとともに、まさに今「買い」なおすすめサンダルをご紹介致します。
今回はメンズの夏の必須アイテム、サンダルのおすすめブランドについてご紹介します! 素足に履くのはもちろん、ソックススタイルの流行で今や3シーズン使えるトレンドアイテムとして注目されているサンダルは、今や男性ファッションにおいてマストハ[…]
大注目。スイコック(SUICOKE)ってどんなブランド?
ここ日本で産声を挙げたシューズブランド「スイコック(SUICOKE)」は、本当に自分たちが欲しいものや所有したいものだけを作っていくと言う挑戦的なコンセプトを掲げて2006年にスタートしました。
ハイクオリティなシューズが感度の高い層に注目されているマイナーなブランド的位置付けでしたが、2012年以降にリリースされたハイスペックなサンダル達がトレンドセッター達の目に留まり、一躍話題のサンダルブランドへと成長。
2015年頃のスポーツサンダルブームの波に乗り、テバ(Teva)やキーン(KEEN)と並ぶオシャレなサンダルとして日本のセレクトショップなどでも取り扱われるようになり、昨今ではファッション誌などでサンダルの特集が組まれたら必ず紹介されるほどの知名度になりました。
スイコックが誕生した当時、日本で流行っているサンダルといえば「オシャレを目的としたデザイン系サンダル」と「履き物としての性能を重視したアウトドア系サンダル」の2種類が、完全に棲み分けられていました。
そこに目をつけたスイコックは、そのままトレッキングができるほどの機能性を、タウンユースで使えるスタイリッシュなデザインに落とし込む事で、アウトドアユースな性能とモダンでオシャレなデザインを両立させることに成功。
そんな、歩きやすくて見た目にも優れたサンダルが人気となり、現在では「サンダルの新定番ブランド」として君臨しています。
何で注目されてる?知れば欲しくなるスイコックのサンダル3つの魅力
まずなんと言っても洗練されたデザインはスイコックのサンダルが多くの支持を集める理由です。どれだけ性能が良くても見た目が優れていなければ「人気」とはなりません。
スイコックのサンダルの多くは非常にミニマルでモダンなシルエットをとっており、定番のビーチサンダル1つとってみても随所にみられるディテールの細やかさが見た目にしっかりと現れます。
シャワーサンダルやストラップサンダルなどの定番モデルはもちろん、いわゆる「スニーカーサンダル」と呼ばれるジャンルに当てはまるモデル達も非常にスタイリッシュなデザインとなっており、さすがは「サンダル専門」ではなくシューズ全般を扱うブランドと思わせる完成度の高い作りが魅力と言えます。
かと言ってスイコックのサンダルが優れている点は見た目だけではありません。仮に見た目が気に入らなくとも「履いたらもう二度と他のサンダルが履けなくなる」ほどの履き心地があります。
特に魅力的なのは以下の3点!
- ビブラムソールを採用した世界初のサンダル
- ビブラムと共同開発した独自のフットベッド
- 靴擦れを予防する当て布ストラップ
これらが高い次元で組み合わされているだけでなく、スイトックは「日本のブランド」であるため「日本人の足形に合わせて作られている」と言う点が、とりわけ日本で爆発的に流行している理由と言えます。
スニーカーやサンダル最大の難点といえば「アジア系の足に合わない」と言う点であり、海外のブランドの多くは人気モデルを「アジアサイズ」とか「アジアフィット」なんて別企画でリリースしたりもするほど、欧米人の足形とアジア系の足形には差があります。
そう言った足のトラブルが少ないことも、スイコックが人気の理由と言えるでしょう。
では、ここからは先ほど紹介した3点の魅力についてさらに掘り下げて解説します。
ビブラムソールを採用したサンダル
スニーカー好きや登山家などにはお馴染みイタリアのメーカー「ビブラム(Vibram)社」。
一般的にスニーカーやサンダルのメーカーは自社で製造したラバーをシューズに採用しますが、やはり餅は餅屋と言ったところでしょうか?ビブラムのソールは流石に「ソールの事だけを考えて研究開発」してるわけですから、その完成度は一味も二味も違います。
滑りにくく、耐久性に優れるなどの点はもちろん、中には耐燃性があるラバーや、-40℃の低温でも柔軟性を保てるラバーなどもあり、適材適所で最適な素材を使い分けられている点もビブラムソールが高く評価される理由の1つと言えます。
そのため、登山靴やワークブーツといった「ソールに絶対的な安心感が必要」な場面で使用するシューズにはビブラムソールが使われる事が多く、登山靴などはまず「ビブラムかビブラムではないか」が1つ目の判断基準になるくらい高い信頼度を獲得しています。
もちろんその基準は「アウトドア向けサンダル」の中にもあります。
やはり、テバ(Teva)やチャコ(Chaco)と言ったサンダルブランドもビブラムソールを採用しているトップモデルはありますが、これはあくまでアウトドアブランドの話。
タウンニュース向けのデザインで作られるサンダルでは非常に珍しく、ビブラムソールが使われていない普段使い用サンダルと比較した場合スイコックの履き心地や歩き心地は頭一つ抜け出た違いが感じられます。
しかもスイコックのサンダルに採用されているのは「モアフレックス」と呼ばれるビブラムが新たに独自開発した「軽量で高耐久」な反発素材。
一般的なサンダルに使われるEVA素材と比べても経年劣化による「潰れ」が少なく反発性を長期にわたって維持可能です。
ビブラムと共同開発した世界初のフットベッド
スイコックのすごいところは、ビブラムソールをただのアウトソールのラバー素材と言う認識で使用するだけでなく、フットベッドにも使用したと言う点です。
これは世界初の試みであり、世界からスイコックのサンダルが称賛されている理由の1つです。
フットベッドというのはつまりサンダルと足の裏が接触する面のこと。
スイコック以前のサンダルというのは基本的にフットベッドは「クッション性」のみが注目されていました。しかしそこに「グリップ」的な要素を持ち込んだスイコックは名門ブランド「ビブラム」と共同でフットベッドを開発。
これにより「ダブルビブラムソール」というソールユニットが完成したわけです。
まずクッション性ですが、それはまさにバネが入っているかと感じるほどの反発力と肉球のようにプニプニとした弾力が足裏を包み、さらに足の指の付け根部分にある山のような構造の「前滑り防止機能」と土踏まずの「アーチサポート」により、長時間歩いても足が疲れにくいだけでなく、ふとした瞬間にサンダルから足の指が飛び出てしまうなんてトラブルも皆無になりました。
そしてビブラム性のラバーが生み出すグリップ力。まさに「無敵の履き心地」です。
1度履いたら「そういうことか」と理解できると思いますが、とりわけ足を固定する面積の少ないストラップ系のサンダルでは「足裏とフットベッドのグリップ力」というのはとても大切で、歩くたびに足裏が滑るようでは足がストラップに毎回食い込んで高いストレスを発生させます。
もちろん足裏が滑れば1歩進むごとに体幹でバランスを取る必要が出てくるため、サンダルにとって「足裏とフットベッドが滑らない」というのは、本当に快適なのです。
これがスイコックを履くと2度と他のサンダルが履けなくなる理由です。
靴擦れを予防する当て布ストラップ
「柔らかく軽いのに耐久性のあるアウトソール」と「足の形状を維持しつつ滑りを防止するフットベッド」に加えて、どこまで足に対して過保護なんだと前時代のサンダルを靴擦れしながら履いていた方々は思うかもしれませんが、ストラップにはなんとクッション材が「当て布」として配置されています。
ビーチサンダル等は長時間歩くといわゆる「鼻緒」の部分が擦れやすく、それによってストラップ方式のサンダルが人気となりましたが、それでも足滑りや長時間の摩擦によってストラップと足が靴擦れを起こすこともありました。
しかし、スイコックのサンダルの多くにはネオプレーン素材の当て布が施されており、これ以上ないというレベルで靴擦れを防止してくれています。
中には当て布のないストイックなモデルもあるため選ぶ際には注意が必要ですが、今までサンダルを長時間履く場合には靴擦れを防止するために靴下を履いていたという方も、スイコックのサンダルであれば気軽に履いて出かけられます。
スイコックで人気のメンズサンダル10選
スイコックのサンダルが持つ魅力や特徴を余すところなく語ったところで、ここからはそんなスイコックのサンダルの中から特におすすめなモデルを厳選して10種類紹介します。
基本的にはどのモデルも性能に違いはありません。
ストラップの形状や雰囲気の違いですので、例えばディズニーランドなどに履いて出かける予定なら長時間歩いても疲れにくいアンクルストラップのあるようなモデルが快適ですし、ちょい履きとしての用途がメインならアンクルストラップはむしろ邪魔です。
そんな感じで用途に合わせつつ見た目重視で選ぶのがおすすめです。
DEPA
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
タイプ:ストラップ |
参考価格:¥15,000前後 |
DEPAの特徴
- Tevaのハリケーンとよく似たデザイン
- よりミニマルで洗練されたタウンユース向けの仕上がり
ちょっとサンダルに詳しい男性なら、あの大ベストセラースポーツサンダル「Tevaのハリケーン」にそっくりなデザインであることには気がつくと思います。
やはり、ストラップ式のサンダルのストラップ位置というのは極限まで突き詰めるとこのような形になってくるわけで、ある種「ビーサンといったらどのブランドもフラップ型の鼻緒式」になるのと同じだと思います。
とはいってもダブルビブラムソールを筆頭に、随所にスイコックらしさが発揮されており、軽量性とクッション性を高い次元で両立させた絶妙なバランスによって、街履きをメインに考えるならスイコックのDEPAの方がおすすめと言える仕上がりになっています。
さらに現行モデルのDEPA-V2はストラップに「当て布」が施されており、ビブラムソールのフットベッドで他ブランドの同系統サンダルよりも1歩先へ進んだDEPAが、さらに当て布を加えることで完全に過去のサンダルを超越した「最強の1足」に進化しています。
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MOTO
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
タイプ:スライダー |
参考価格:¥16,000前後 |
MOTOの特徴
- スイコックの中でも特にデザイン性の高いモデル
- 牛革を使用した高級感のある見た目
サンダルというとストラップ式のスポーツサンダルというのは過去の話、ここ数年おしゃれサンダルとして注目が集まっているのは「スライダー」や「シャワーサンダル」と言われる、要するに「スリッパ」タイプのサンダルです。
おしゃれ上級者な方は、まるで便所サンダルのようなデザインの物をファッションに取り入れてますが、ちょっと正直難易度が高すぎるので、個人的にはスイコックのMOTOのようなデザイン性のあるスライダーがお勧めです。
何が良いってやはり「スリッパのように気軽に脱ぎ履きできる」という快適さ。
そんなラフな履き心地でありながらも、牛革のスエードを採用した高級感のある見た目と、2本のベルクロによって自分にぴったりの履き心地に調整できるなど、長時間歩く場合にも嬉しい仕様が盛り込まれています。
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MURA
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
タイプ:スライダー |
参考価格:¥22,000前後 |
MURAの特徴
- MOTOよりもスッキリとしたアッパーデザイン
- 別注モデルなども活発な今年注目のモデル
とにかくここ最近は「スライダー」や「シャワーサンダル」と呼ばれるスリッパタイプのサンダルが話題。
そんなスライダー系のサンダルといえばスイコックの場合「MOTO」が1番有名ですが、ベルクロがゴチャっとしていてちょっと無骨なデザインのため、もっとミニマルでスッキリしたデザインを求める男性も多いのではないでしょうか?
そこでお勧めなのがこちら「MURA」です。
MOTOと同様に牛革スエードを使用していますが、アッパーからストラップを排除。ルックスは定番のスライダーサンダルのままに、側面ストラップによってフィット感を調節できる優れたデザインです。
CEL
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
タイプ:ストラップ |
参考価格:¥16,000前後 |
CELの特徴
- 定番のストラップサンダルを更にミニマル化
- ストラップサンダルの新定番
ストラップ式のサンダルといえば、爪先部分を固定するパーツと足首部分を固定するパーツを繋ぐブリッジのようなパーツが甲の部分に配置されていましたが、このパーツは人によって(甲高な人が稀に)長時間歩くと擦れて痛いなんて事もありました。
大胆にもこのパーツを排除し、爪先のストラップをワイドタイプに変更する事で、ホールド感は維持したままにDEPAよりも開放的なデザインを生み出したがのこの「CEL」です。
ストラップが太くなる事で足あたりがよくなり、ブリッジがなくなる事で「足をサンダルに固定されている感」が緩和され、非常に軽快で開放的な履き心地になっている点がDEPAとの違いです。
どうしても定番のストラップサンダルはその見た目から「スポーティーさ」や「アウトドア感」が拭えない感じでしたが、CELのデザインは非常に街履きによく馴染むデザインとなっています。
WAS
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
タイプ:ストラップ|シューズ |
参考価格:¥20,000前後 |
WASの特徴
- スニーカーとサンダルのいいところどり
- 長距離ウォーキングにも使える安定感と履き心地
サンダルのような通気性と解放感を持ちながら、下手なスニーカーよりも長距離が歩けそうなほどのフィット感と安定性を両立させたサンダル、それがスイコックの「WAS」です。
今まで「サンダル寄りのスニーカー」はありましたが、このモデルは「スニーカー寄りのサンダル」として、キーン(KEEN)のユニークなどにはない新境地を開拓した「新ジャンルのサンダル」と言っても過言ではないでしょう。
ポイントとなっているのは、アンクルのホールドストラップとトゥのホールドストラップに連動して動く、当て布と同じ素材が採用されたブリッジ部分。これがスニーカーのアッパーのように足を優しく包み込み、まるでスニーカーを履いているかのようなホールド感を生み出します。
ストラップによって締め付ける一般的なサンダルに比べて、締め付ける力を面で分散されるため、締め付け箇所だけにストレスがかかる旧式のサンダルに比べて長時間履いて歩いても足が痛くなりにくく、靴擦れのリスクも軽減されます。
「サンダル」と呼べる見た目ギリギリのディテールで、スニーカーのような履き心地を実現した「新時代のサンダル」です。サンダルの履き心地にこだわる方にお勧めしたい、そんな傑作モデル。
KISEE
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
タイプ:ストラップ |
参考価格:¥16,000前後 |
KISEEの特徴
- 販売店によっては人気ナンバーワンのモデル
- Tevaのハリケーンに差をつけたい方におすすめ
スポーツ系のストラップサンダルといえば真っ先にイメージされるのがテバ(Teva)のハリケーンかと思いますが、街に溢れるこのサンダルに差をつけたいなら見た目が似通ったDEPAではちょっとアレですよね。
って事でおすすめしたいのがスイコックのアイコンモデルの1つである「KISEE」です。
僕と同じことを思う人が多いのか否かは分かりませんが、スイコックの販売店よっては売り上げナンバーワンのモデルになっている店舗もあるようで、ハリケーンやDEPAと比べてどこどなく都会的なフォルムになっている点も人気の理由かと思います。
全てのストラップに当て布が施されており、特にアンクル周りの当て布は足を通すと「これはサンダルというよりはスニーカーに近いな」と思うくらいに優しくフィットしてくれます。
スイコックのサンダルの中からどれを選べば良いか迷った場合には「KISEE」を選んでおけば間違いありません。
TONO
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
タイプ:フラップ |
参考価格:¥13,000前後 |
TONOの特徴
- 定番のフラップサンダルで差をつけられる逸品
- フラップサンダルの歴史を変えるほどの歩きやすさ
フラップ式のいわゆる「ビーサン」といえば、物によっては使い捨てのような簡素な物があるほどに、履き心地や歩き心地と言ったものは無視され、軽量性であったり「気軽さ」のようなものが重視されてきました。
そんなフラップ式のサンダルは、スイコックの「TONO」が誕生したことで、こう言ってしまうと恐縮ですが「TONO以前・以降」に分けられるくらいには、大変イノベーティブなモデルとなっています。
なぜフラップ式のサンダルというのは長時間使用するのに向いていないのか?それは「歩くと足が前に滑る」からです。
歩くたびに足裏とサンダルが滑り、前に行く力を足の親指と人差し指の間の鼻緒だけが受け止めていました。となるとどうしたってその1箇所にのみストレスがたまり靴擦れを起こしたり、衝撃が与えられすぎて痛みを発生するのは避けられません。
しかし、スイコックのサンダルは他に類を見ないほどに「足が滑らない」サンダルです。グリップ力の高いフットベッドに、前滑り防止の凹凸など、兎にも角にもサンダル界では最も足が前に滑らないサンダルですから、フラップ型でも足が痛くなりにくいのです。
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SUVIM
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
タイプ:スライダー |
参考価格:¥8,000前後 |
SUVIMの特徴
- アッパーまでビブラムラバーという世界初のサンダル
- 実売価格1万円以下の高コスパを実現
スイコックといえば、高品質なアウトソールとフットベッドを採用し、足あたりの良いストラップで作られた、定価1万5千円前後高級サンダルというイメージがあると思います。
しかし「SUVIM」は革新的な製造方法を採用する事で、圧倒的なコストパフォーマンスと、製靴段階におけるトラブルの少なさと個体差のない均一な供給を実現しました。
それが「インジェクション成型」と呼ばれる、いわゆる「サンダルの金型を作ってアッパーもアウトソールもミッドソールも全部一体成形」という方式です。
そこに加えてアウトソールには、爪先の蹴り出し部分と踵の最初に地面に触れる場所にグリップ力と耐摩耗性の高いビブラムのバーサラバーを使用するなど、スイコックの美学をしっかり反映した作りになっています。
いわゆる、アッパーまで全てラバー素材の「シャワーサンダル」なので、水に濡れても全く問題ありません。
基本的にスイコックのサンダルはナイロンとネオプレーンのストラップなので水濡れOKなのですが、こちらのモデルはそれ以上の水に対する強さを発揮します。履いたままシャワーを浴びるような夏の海なんかでも大活躍間違いなしのサンダルです。
スポーツを行う際のウォームアップや試合の前後に履かれる機会の多いシャワーサンダルは、ナイキの「ベナッシ」から人気に火が付き今ではすっかりファッションアイテムとして地位を確立したサンダルです。 また、着こなしの外しとしてコーデに使用する[…]
BOAK
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
タイプ:ストラップ|シューズ |
参考価格:¥23,000前後 |
BOAKの特徴
- 履き心地は完全にスニーカーで通気性はサンダル
- スニーカーサンダルの到達地点
サンダルというよりは「スニーカー的な履き心地」を有したままに、サンダルに匹敵するほどの通気性や解放感を求めて作られる「スニーカーサンダル」というジャンルがここ数年で注目度を伸ばして来ています。
そんな中、見た目がオシャレな注目モデルは数あれど、ここまで「履き物」としての高い性能を誇るスニーカーサンダルは稀有な存在と言えます。
そのあまりの履き心地の良さは「冬でもなんとか工夫して履けないか」と考えてしまうほどの快適さであり、ソックスを使って3シーズン使えるのは勿論のこと、ミニマリストな方々は「これさえあればスニーカーはそもそも不要なのでは?」という声も挙がります。
難点はたった1つだけ「脱ぎ履きが面倒」である事です。それはこの手のスニーカーサンダルとしては仕方ない部分ですが、ストライダーのように気軽に履けるサンダルを求めている方には向きません。
BITA
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
タイプ:シューズ |
参考価格:¥18,000前後 |
BITAの特徴
- 足袋をオマージュしたデザイン
- ポストエアリフト的なサンダル
スイコックの秋冬モデルとしてリリースされる事の多い「BITA」は、その見た目と名前の通り「足袋(TABI)」へのオマージュを捧げたスニーカーとサンダルの中間的なデザインのモデルです。
このタイプのスニーカーサンダルとして有名なのは「ナイキ エアリフト」だと思いますが、エアリフトはデザイン自体がかなりスポーティーなため、洗練された都会的なデザインを求める人からはTABIが圧倒的に支持されている傾向です。
爪先部分の素材は、ネオプレーンなどの機能素材だったりカーフレザーなどの高級素材だったりと、その年ごとの流行が反映させる事もあって様々なモデルが存在します。
癖のあるデザインに思えるかもしれませんが、すでにナイキのエアリフトが長年にわたって様々なコーディネートを開拓してくれているので、実はどんなファッションでも合わせやすい優等生だったりします。
スイコックで大注目の別注モデル
スイコックといえば定番モデルも人気ですが、やっぱり毎シーズン注目なのがコラボモデルや別注モデルです。
ここ最近話題となったコラボといえば、天下のストリートブランド「ストゥーシー(Stussy)」や「ベイプ(A BATHING APE)」と言った一流ブランドとのコラボレーションなどが挙げられます。
他にもアー・ペー・セー(A.P.C.)やノンネイティブ(nonnative)などのブランドの別注モデルも注目度が高く、すでに人気爆発中のウィメンズファッションでは「もろかぶり」を嫌う方達が差をつけるために多くの方が別注モデルに視線を注いでます。
メンズファッションでも今後おそらく「スイコックかぶり」が頻発するようになる予感がするので、まだまだ争奪戦となってない今のうちに、差をつけられる別注モデルなんかを手に入れてみるのもおすすめです。
SUICOKE × BEAMS / 別注 DAO-2
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
タイプ:スライダー |
参考価格:¥18,000前後 |
別注 DAO-2の特徴
- 今大注目のシャークソールデザインのスライダー
- リーシュ風のドローコードが夏スポーティ
スイコックのDAOと言えば、サンダルの定番であるスライダータイプのアッパーに、サメの歯のようにギザギザした通称「シャークソール」が採用されたワイルドな見た目が特徴です。
シャークソールは見た目のためだけでなく、水捌けが良いため防滑性に優れ、さらにクッション性も高まるという合理的なデザイン。特にここ数年はシャークソールのスライダーサンダルやシャワーサンダルがファッショニスタ等に注目されています。
アッパーのコードは締め込むだけで自動的にストッパーが固定され、裸足で履いている時もソックスを使っている時も常に理想的なフィット感を与えることが可能となっています。
通常モデルのDAOがネオンカラーを採用したポップな配色の中、ビームスはモノトーンで別注し、都会的なファッションコーデにも合わせやすいシャープな印象に仕上げました。
SUICOKE × BEAMS / 別注 WAS
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
タイプ:ストラップ|シューズ |
参考価格:¥15,000前後 |
別注 WASの特徴
- スニーカーとサンダルのいいところどり
- トレンド感のある配色
スイコックが生み出した「スニーカーサンダルの新境地」と呼ぶにふさわしい神がかり的な履き心地の良さが人気の「WAS」。
サンダルと呼べるギリギリのディテールでありながら、計算し尽くされたアッパーの設計によりストラップが足に与えるストレスを面で分散し、包み込まれるようなフィット感を生み出した究極のサンダルです。
そんな「WAS」の最新モデル「WAS-V」を、モードな雰囲気のオールブラックモデルとトレンドカラーであるベージュを組み合わせたモデルでビームスが別注。
どんなファッションにも合わせやすいブラックを選ぶもよし、履くだけでコーディネート全体を今っぽい感じに仕上げてくれるベージュを選ぶもよし。通常のスイコックWASと差をつける個性的な1足です。
必見。街中のお洒落男子のスイコックのサンダルをコーディネート
ここまでスイコックのサンダルがいかに今年おすすめのサンダルなのかを解説してきたので、ここからはスイコックのサンダルを使ったコーディネートをご紹介。
「テバ」や「スイコック」にはない独特の雰囲気を醸し出すブランドなだけにコーディネートも洗練された印象に仕上げることができます。
ペールトーンでまとめればTシャツスタイルも品よく着こなせる
涼感のあるライトブルーのポケットビックTをプリーツパンツにタックインすることで、Tシャツのカジュアルさを緩和し品のある着こなしに。
ゆるっとしたオーバーサイズのプリーツパンツは、グレーのストラップサンダルと合わせると軽快な雰囲気に仕上がり野暮ったい印象にはなりません。
ペールトーンでまとめてあげるのも大人の夏コーデを品よく仕上げる一つのコツなので、ぜひ積極的に取り入れていきましょう。
シアサッカーパンツを使った休日コーデをベージュのスポーツサンダルで上品に外す
オーバーなサイズ感のブラックシャツにシアサッカーパンツ、足元にはベージュのスポーツサンダルを合わせた大人カジュアルコーデ。
インナーに使用したライトグレーのTシャツとベージュのサンダルがシャツとパンツの重たさを緩和。
明るい色味をインナーや足元で使えば、誰でも簡単に抜け感を着こなしに取り入れることができます。
ソックス×サンダルスタイルはワントーンでまとめて大人の落ち着いた雰囲気も演出。
ブラック〜ネイビーといった落ち着いたカラーリングでまとめたワントーンコーデ。
ダークトーンのワントーンコーデでは、夏コーデとして重たい印象なので、インナーにベージュのカラーを使用し軽やかな印象に仕上げています。足元はブラックのストライプサンダルにブルーのソックスを合わせて夏らしさを足元からアピール。
インナーの色や足元で軽快さを出せば、夏のダークトーンのワントーンコーデも軽やかに仕上がります。
品の良さを感じるシャツスタイルにはグレーのストラップサンダルで軽快な印象に仕上げる
爽やかな雰囲気のストライプシャツとグレーのショーツ、グレーのサンダルでまとめた清潔感溢れる大人の夏コーデ。
ショーツはくすみのかかったグレーのパンツを使用することで子供ぽくなりやすいショーツコーデも大人ぽく仕上がります。
足元もグレーのショーツに合わせてグレーのストラップサンダルをチョイス。黒で引き締めるのでなくグレーでぼやかしておくのも大人カジュアルにとっては効き目大。
まずは足元からブラックを卒業するのも一つの手です。
個性が光る。ホワイトをスパイスカラーに使用したリゾートスタイル
リゾート感たっぷりのパイナップル柄の開襟シャツを使用した夏にぴったりのこちらの着こなし。
ホワイトサンダルにホワイトソックスを合わせ個性を演出。インナーに使用したTシャツもホワイトにすることで足元のインパクトを緩和。
ショーツをロールトップして丈のバランスを調節しているのも見どころな着こなしです。
夏の装いを軽快で爽やかな雰囲気にしてくれるサンダルはもはや大人男子からしてもマストハブなアイテムでしょう。 しかし冬コーデと比べてマンネリ化しやすく、しかも子供ぽくなりやすい夏コーデにサンダルを合わせるとさらに小僧感が増してしまう。そ[…]
スイコックのサンダルに関するQ&A
まだまだスイコックは「どこでも手に入る誰もが持っているサンダル」とまでは普及していませんから、知らないことも多いブランドです。
ここでは、購入前に気になるスイコックのアレコレについてちょっとだけご紹介します。
サイズ感は?
基本的にサンダルはスニーカーなどの靴と違ってストラップさえ巻ければ多少足のサイズがズレても大きな問題にはならないため、そこまで神経質になる必要はありませんが、せっかくなら性能を最大限引き出すためにもベストなチョイスがしたいところ。
また、スイコックのサンダルは日本人の足に合わせて設計されているため、海外製品によくある「アジア系の足には幅が合わないからワンサイズ大きめを!」みたいなこともありません。
日本人の多くは実際の足のサイズよりも大きなスニーカーをゆったり履くのを好む方が多いため、26cmのスニーカーを普段履いていても足のサイズは25cmだったなんて方も多い傾向があります。
ですので基本的には通販でサンダルを購入する前に、しっかり足のサイズを測ってから選ぶことをお勧めします。
しかし、スイコックのサンダルはサイズが1cm刻みなので、もし自分が26.5cmのような中間サイズだった場合は、1サイズ上の27cmを選ぶことをお勧めします。
その理由は、1サイズ下げで履いてしまうと爪先がフットベッドから出てしまう可能性があるからです。
ここ最近では多くの通販サイトが「室内での試着」であれば返品交換に応じてくれることもあるため、ネットの口コミなどを鵜呑みにすることなく、実際にご自身の足で確認できるよう返品交換が可能な通販サイトで自分の足の実寸に合わせて購入することを強くお勧めします。
スイコックのサンダルはどこで買える?
話題の「スイコック」ですが、公式のオンラインショップや路面店や旗艦店があるわけではないため、「どこに行ったら買えるの?」なんて方も多いのではないでしょうか?
基本的には、アマゾンや楽天といったオンラインショップでも購入できますし、ビームスやマッチェスファッションといったセレクトショップのオンラインショッピングページでも購入する事はできます。
実際に商品を見て購入を検討したい、という方は、ライフスタイルメディアの「ファッションプレス」がスイコックの取り扱い店舗をまとめてくださっているので、そちらを参考にお出かけしてみてはいかがでしょうか?
取り扱い店舗を確認したいは方はコチラ
編集部が厳選するスコックでおすすめのサンダルベスト3はコレ!
本記事では【スイコックのおすすめサンダル10種】をご紹介させて頂きました!
どんなファッションにも合わせやすいミニマルなデザインと、スニーカーなみの履き心地のよさ。1足あるだけで夏のファッションに幅が出ますし、暑苦しい日でも快適に過ごすことができるおすすめのブランドです。
シーエッジ編集部がデザイン性やコーデの合わせやすさからベスト3を選ぶなら
の3種類をおすすめします。
ご自身のライフスタイルや普段のコーデに合うサンダルを見つけてみてくださいね!