高級革靴に属すブランドの中でも、手の届きやすい価格帯と確かな品質で日本の男性から圧倒的な支持を得ている「クロケット&ジョーンズ(Crockett&Jones)」
足馴染みの良さや作りの良さは然る事ながら、007のボンドシューズとしても知られるこのブランドはまさに「紳士の靴」の代表と言っても過言ではない立ち位置。
そんなクロケット&ジョーンズ(通称:クロケ)の革靴からおすすめモデルを紹介すると共に、なぜこんなに多くの人に支持されるのかについて迫ります。
革靴ブランドの雄。クロケット&ジョーンズについて
高級革靴のブランドというと「100年を超える歴史に裏打ちされた確かな技術と〜」なんて言葉が紹介文に踊りがち。
比較的若いブランドとして知られるイタリアのサントーニですら1975年には創業している中「クロケット&ジョーンズ」がブランドとして立ち上ったのは、なんと1997年。
たったの20年そこそこで、なぜこんな「高級革靴を代表するブランドの1つ」として世界中から認知される存在になれたのでしょうか?
それは、1879年に靴工場としてノーサンプトンに誕生して以来、100年以上に渡って「ジョン・ロブ」や「ジョージ・クレバリー」といった高級ブランドの既成靴のOEMを手掛けることで培われた技術力によるところと言えるでしょう。
そして、創始者の「伝統的な製法のままに機械を利用して生産性を上げる」と「10年以上履いても品位を損なわない靴作り」という2つの信念が、現在のクロケット&ジョーンズを作り上げているのです。
初めての自社ブランドのショップをロンドンにオープンしてからまだ20年そこそこ。
しかし、確かな技術力を「ブランド品の値段の高さ」に頼ることなく「高級革靴」としてユーザーに提案できている。
これにより、今では世界中の革靴に拘る紳士達から認められクロケット&ジョーンズは唯一無二の地位を築いているのです。
あのチャーチやエドワードグリーンですら獲得できていないロイヤルワラントを2017年に授与され、チャールズ皇太子御用達のブランドとして英国王室のお墨付きを得たことも記憶に新しいと思います。
なぜ世界中の男を虜にするのか。クロケット&ジョーンズ3つの魅力
兎にも角にもクロケット&ジョーンズの魅力を一言で片付けてしまうなら「コストパフォーマンスの良さ」に尽きるでしょう。
高級革靴と呼ぶにふさわしい品質を、高級革靴の中では最低ラインの価格でユーザーに提供できている事。これこそが最大の魅力です。
しかしそんな「値段」以外の部分でも、クロケット&ジョーンズが評価される点はたくさんあります。
特に他ブランドと比べて評価が高いのは上記の3点。
職人気質な物づくりへの硬派なこだわり意外にも、とてもキャッチーなエピソードが評価されている部分もあります。
必ず足に合った革靴が1足は見つかる事
まずやはり、なんと言ってもこれです。
革靴はスニーカーなどと違って「足に合わない木型」で作られた革靴はどうやったって合いません。
どれだけあなたが「履きたい革靴」をベストなサイズで選んでも、木型が合わなければ甲が痛くなったり側部が痛くなったりと、とにかく「足に合わない」事は避けられないのです。
しかし、クロケット&ジョーンズは世界で最も木型(ラスト)の多いブランドとして知られています。
そもそもクロケット&ジョーンズ自体のオリジナル製品の多さも目を見張るものがありますが、それ以外の展開も非常に豊富。
古くはジョンロブ、ジョージクレバリー、ポールセンスコーン。
最近だとビームス、ブルックスブラザーズ、トゥモローランドなど、様々なブランドのOEMや別注を行う事で、様々な木型の靴がこの世に誕生しています。
定番の内羽式ストレートチップ1つとってもその数は実に6種類以上。中には「日本人向けの木型」という物まであります。
このことから「クロケット&ジョーンズなら必ず自分の足に合う革靴が1足は見つかる」なんて言われる点も、多くの紳士達から信頼を勝ち取っている由縁と言えるでしょう。
現代における英国紳士のアイコン的存在
英国紳士のアイコンと言えば古くから愛されるダンディズムの象徴的存在であるスパイ映画「007」のジェームズ・ボンド。
イギリスのスパイ映画に登場する主人公の「スーツ姿に革靴」という、紳士論に基づいた振る舞いやその様に多くの人が憧れ、お手本にしてきました。
そんなジェームズボンドの足元といえば、古くはチャーチが定番でしたが、今の20前後の男性にとってはダニエルクレイグの履くクロケット&ジョーンズこそがボンドシューズというイメージではないでしょうか?
これは偏見かも知れませんが、スーツや革靴が好きな方で、007(およびキングスマン)と言ったスパイ映画が嫌いな方は、ほとんど居ないと勝手ながら思っています。
こう言ったキャッチーなエピソードに事欠かないのもまた、クロケット&ジョーンズが世界中の男性に支持される理由と考えられます。
低価格ラインも満足度の高い完成度
クロケット&ジョーンズには大きく分けて2種類のコレクションが存在しています。
- 高級ライン「ハンドグレードコレクション」
- 定番ライン「メインラインコレクション」
クロケット&ジョーンズといえばやはり、オードリーに代表されるハイエンドラインの「ハンドコレクション」こそ!と思うかも知れません。
しかし実は、Uチップの中で最も人気のあるモールトンは定番ラインの「メインコレクション」の革靴。
普通、こういったブランド内カテゴリーの人気はどちらか一方に偏ることが多いのですが、クロケット&ジョーンズはそういったことがありません。
このことからも、定番ラインは高級ラインの「単純な廉価版」という立ち位置ではなく、満足度の高い完成度を所有者に提供できているという見方ができるでしょう。
また、ハンドグレードコレクションには「ヒドゥンチャネル」と呼ばれる、革底の縫い目が隠れる製法が採用されています。
そう言った点から、内羽式のストレートチップなどフォーマルユースのドレスシューズはハンドグレードから選ぶ!というのも定番です。
クロケット&ジョーンズの主要モデル
内羽式のストレートチップ1つとっても何種類も存在し、さらに定番モデル1つとっても数種類の木型が展開されているクロケット&ジョーンズ。
そんな、そおらく「世界でも類を見ないほどに展開が豊富」なブランドから厳選するのは非常に難しいですが、ここでは特に革靴マニアな方達の間で頻繁に名前の挙がる人気モデルを厳選しました。
- オードリー|内羽根ストレートチップ
- モールトン|Uチップ
- ボストン|コインローファー
- キャンベディッシュ|タッセルローファー
- マルヴァーン|シングルモンク
- ハイバリー|外羽根プレーントゥ
- ノリッジ|外羽根ストレートチップ
- マルトン|セミブローグ
- キャンベリー|ダブルモンクブーツ
- チャートシー|チャッカブーツ
それぞれのモデルの魅力をご紹介するとともに、合わせやすいスタイルや相性の良いシーンについてもご紹介しますので、是非選ぶ際の参考にしていただければと思います。
平日のスーツスタイルから休日のカジュアルファッションまで、男性のおしゃれに欠かせないアイテムといえば「革靴」です。 ただ、ひとくちに革靴と言ってもその種類は様々であり、マナーの問題も出てくるためどれを買えば良いのか困ってしまう事も多々[…]
オードリー(AUDLEY)|内羽根ストレートチップ
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
製法:グッドイヤーウェルト |
参考価格:¥90,000前後 |
オードリーの特徴
- クロケット&ジョーンズ史上最も有名なモデル
- エレガントなセミスクエアトゥ
クロケット&ジョーンズを語る上で絶対に欠かすことの出来ない、歴史上最も有名なモデルがこの「オードリー(AUDLEY)」です。
オードリーだけでも5種類以上あるためややこしいですが、やはり最も有名なのは初代オードリーに採用されている#337の木型で作られたモデル。
ロングノーズ気味のシルエットは足を長く見せてエレガントな立ち姿を演出してくれます。
絶妙なセミスクエアトゥは適度なモード感を持ちつつも攻めすぎてない「王道感」の風格があり、イギリス的でもありつつフランス的でもある雰囲気が素敵です。
緻密で美しい正確無比な爪先のダブルステッチに、グッドイヤーウェルト製法にもかかわらず控えめなコバと、まさに究極の内羽式ストレートチップと言って過言では無いモデルです。
モールトン(MORETON)|Uチップ
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
製法:グッドイヤーウェルト |
参考価格:¥90,000前後 |
モールトンの特徴
- 端正な見た目と無骨なUチップのバランスが絶妙
- 日本人の足に合いやすい木型を採用
かの有名な最高級革靴ブランド「ジョン・ロブ」のOEMをクロケット&ジョーンズが請け負っていた時代に「バロス」と呼ばれたUチップがこのモールトン(MORETON)の原型だと言われています。
革靴好きな方からは「(オードリー)じゃない方」なんて呼ばれ方をするほど、クロケット&ジョーンズを代表する1足。
特にリッジウェイソール(ラバーソール)を採用したモデルはビジネスマンから人気が高く、外回りもガンガン歩けて週末のカジュアルにもバッチリ使えると支持されています。
一般的なUチップの革靴よりもUチップの部分が先端部分まで伸びており、いわゆるカントリー調なものが多い中でかなり端正なドレス顔をしているため、スーツスタイルと相性抜群。
元となったジョン・ロブ往年の名作「バロス」の定価は約20万円。
そのディテールに限りなく近いUチップが9万円前後で買えるとは、クロケット&ジョーンズの人気が出るのも納得です。
キレイめコーディネートに欠かせない定番アイテムといえば「革靴」です。 革靴と一口に言っても、アウトドアに使えるほどゴツいワークブーツから、ブラックタイなどの礼装にも使えるフォーマルシューズまで幅があり「どこまでがカジュアルなのか」がや[…]
ボストン(BOSTON)|コインローファー
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
製法:グッドイヤーウェルト |
参考価格:¥80,000前後 |
ボストンの特徴
- クロケット&ジョーンズを代表する不屈の名作
- ビジネス顔の端正なデザイン
正式名称は「ボストン2(BOSTON2)」。
クロケット&ジョーンズ不屈の名作であるボストンに使われている木型をベースに、日本人の足形に合わせて微調整した#376という木型が採用されているモデルです。
リッチモンド、ハーバード、シドニー、などなど、コインローファーだけでも種類が豊富なクロケット&ジョーンズですが、やっぱり「ボストンが良い」なんて方も多いモデル。
熟練の技が求められるツイストステッチの飾りモカやドラディショナルなスタイル、旧ボストンに比べて小ぶりとなったヒールカップが伝統に革新を感じる正統派な進化系。
ローファーというとアメトラ系が人気ですが、大人のはく真面目で端正なコインローファーを求めている方に是非足を通してもらいたい逸品。
履き心地の良さと手軽さから大人男子達を夢中にさせるローファー。 スリッポンタイプの紐なし革靴として人気の高いローファーといえば学生靴の定番「コインローファー」が有名ですが、それ以外にも魅力的なローファーは沢山あります。 そんなロ[…]
キャンベディッシュ(CAVENDISH)|タッセルローファー
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
製法:グッドイヤーウェルト |
参考価格:¥80,000前後 |
キャンベディッシュの特徴
- 適度なボリュームのラウンドトゥ
- ビジカジで大活躍な大人顔のタッセルローファー
正式名称は「キャンベディッシュ3(CAVENDISH3)」。
日本人の足形に合いやすいラスト#375を使用したこのモデルは、今日入手可能な最高のタッセルローファーの1つに数えられます。
カジュアルだけでなくドレスアップしたコーディネートにもバッチリハマる「端正な顔立ち」が特徴的な1足。
やや幅広なシルエットでありながらも厚みが出過ぎるのを抑えた「堂々とした佇まいでありつつシャープ」という絶妙なバランス感覚。
スーツ姿に合うのは当たり前ですが、アンクル丈のデニムパンツやコットンパンツなんかと合わせてカジュアルコーデを格上げするのにも最適です。
クラシカルな爪先部分のデザインはまさに正統派と言った佇まいで、タイドアップした秋冬のスタイルでも足元が重くなりすぎず、シーズンに関係なく人気の高いモデルです。
マルヴァーン(MALVERN)|シングルモンク
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
製法:グッドイヤーウェルト |
参考価格:¥90,000前後 |
マルヴァーンの特徴
- プレーンなエッグトゥのストラップシューズ
- ビジネスもカジュアルでも活躍する1足
ドレスシューズとして不動の人気を誇るクロケット&ジョーンズのシングルモンク「マルヴァーン(MALVERN)」。
トレンドに左右されにくい不変の人気を誇るスタンダードな木型が採用されており、バランスの取れたエッグトゥが王道を感じさせる形状。
しかし全体的には非常にシャープなシルエットになっており、安定したフィット感と返りの良いシングルソールが実に現代的な履き心地です。
特にドレス気分の強めな昨今、モダンな感触のあるシングルモンクはジャケパンからビジネススーツまで幅広いコーデと相性抜群。
クロケット&ジョーンズのシングルモンクといえばスクエア気味なチゼルトゥの「モンクトン」なんかも人気です。
汎用性の高さで選ぶならオーソドックスな形状のマルヴァーンの方がカジュアルに履きこなしやすいためおすすめです。
「おしゃれは足元から」という格言の通り、ビジネスシーンにおけるスーツ姿で最も重要なのはビジネスシューズと言っても過言ではないでしょう。 メンズのビジネスシューズといえばやっぱりメインは「革靴」。 そこで今回は、スーツスタイルの格[…]
ハイバリー(HIGHBURY)|外羽根プレーントゥ
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
製法:グッドイヤーウェルト |
参考価格:¥90,000前後 |
ハイバリーの特徴
- 結局「生涯の相棒」になるのはこのタイプ
- 男らしさの漂う印象的なVフロント
シンプルで男らしいダンディズムの象徴のような外羽根式プレーントゥ「ハイバリー(HIGHBURY)」。
羽根の形状がV字型になっている事から「Vフロント」という名前で呼ばれるこの形状は、フランスあたりで特に人気の高いデザイン。
力強くもシャープでエレガントなその見た目は、ビジネスシーンにおいてかなり「できる男」を演出することが可能です。
ダニエル・グレイグの演じるジェームズボンドが着用しているシューズとしても有名で、多くの革靴好き達が口を揃えて「結局最後まで履くのはこのタイプの革靴」と言います。
イタリア革靴を彷彿とさせる研ぎ澄まされたチゼルトゥに、すらりと伸びたノーズとVフロントによる美脚効果は他の追随を許しません。
シンプルイズベストとはまさにこの事。
外羽根のプレーントゥはカジュアルユースにも扱いやすく、合わせるだけでグッと大人っぽいお洒落が楽しめるのでおすすめです。
ノリッジ(NORWICH)|外羽根ストレートチップ
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
製法:グッドイヤーウェルト |
参考価格:¥0,000前後 |
ノリッジの特徴
- 歩きやすいのにフォーマル顔な外羽根式
- 特にビジネスマン達から支持の高いモデル
「ノリッジ」「ノーウィッチ」「ノーリッチ」「ノリッチ」と、表記が揺れやすくどことなく呼び名の定まってない感じがしますが、クロケット&ジョーンズの中でも非常に人気の高い外羽根式のストレートチップ。
ロングノーズでシャープな印象のチゼルトゥは「イギリス紳士の履くパリ仕込みの洗練されたテイスト」として、ダンディズムの象徴である 映画007のジェームズボンドも劇中で着用。
直線的かつ機能的なステッチワークは寸分の狂もなく、爪先のダブルステッチも一切乱れず非常に狭い感覚で縫われた職人技が光ります。
伝統的な形状を現代的にアップデートし、非常にモダナイズドされた外羽根式のストレートチップは、歩き回って仕事をする若いビジネスマン達から高い評価を得ています。
日本においては冠婚葬祭などのフォーマルな場面から、週末のタイドアップコーデまで幅広く活躍する1足。
初めてクロケット&ジョーンズを購入するなら是非とも選択肢の1つに入れておきたい、まさに「ブランドを代表する傑作」の1つです。
マルトン(MALTON)|セミブローグ
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
製法:グッドイヤーウェルト |
参考価格:¥90,000前後 |
マルトンの特徴
- シルエットと装飾の美しいセミブローグ
- ビジネスシーンを華やかに彩るモデル
ビジネスシーンで使えるフォーマル顔な革靴が欲しいけど、ストレートチップやプレーントゥでは堅苦しすぎる。
そんなあなたにおすすめなのが、絶妙なバランスで装飾が施されたビジネス顔のセミブローグ「マルトン(MALTON)」。
オリジナルのマルトンは#360というラウンドトゥの木型を使用していますが、個人的におすすめなのはスタイリッシュさの強い#348の木型を使用したマルトン2。
どちらにせよ、乱れなく整ったパーフォレーションに、美しい爪先のメダリオンは大変エレガントな佇まいを醸し出しています。
全体的にやや細身のフォルムは、スーツスタイルを若々しく演出してくれますし、適度な装飾感はカジュアルな場面にも合わせやすく手軽に格上げが可能です。
ビジネスシーンに適度なこなれ感をプラスしたい方は必携の1足と言えるでしょう。
キャンベリー(CAMBERLEY)|ダブルモンクブーツ
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
製法:グッドイヤーウェルト |
参考価格:¥100,000前後 |
キャンベリーの特徴
- ストレートチップの上品なエレガントさが魅力
- 格式を感じるダブルモンクストラップのブーツ
ダブルモンクのバックルを大胆にもブーツに使用する事で、エレガントな華やかさと格式高さを演出するクロケット&ジョーンズの傑作「キャンベリー(CAMBERLEY)」。
そもそもダブルモンクのルーツは飛行士の履くアビエイターブーツが原型。
ともすればこの形はむしろ正当な進化の1つであり「本来のあるべき姿」とも言えるでしょう。
クラシカルな印象になりがちなブーツタイプですが、ストレートチップのようにキャップトゥを配置する事で、ストラップの上品さと相まってかなりドレッシーな印象です。
映画007にてダニエル・クレイグがブラックスーツに合わせていたように、ビジネスシーンとの相性が良く、比較的「かしこまった場面」でも活躍するスタイルです。
もちろんブーツタイプなので、カジュアルなボトムスとも合わせやすく、休日のコーデをグッと大人っぽくまとめ上げてくれるでしょう。
トゥ周りの直線的なシルエットと美しい湾曲を描くストラップの対比がブーツを引き立てる、そんな高いデザイン性の1足です。
チャートシー(CHERTSEY)|チャッカブーツ
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
製法:グッドイヤーウェルト |
参考価格:¥70,000前後 |
チャートシーの特徴
- スポーティなルックスとエレガントな佇まい
- 実は人気ランキング上位の常連革靴
クロケットジョーンズのチャッカブーツの中でも特に人気の高いモデルが2つ穴の「チャートシー(CHERTSEY)」です。
非常に良く似た形の「チルターン」も人気ですが、こちらは3つ穴。木型や素材は全く一緒なので穴の数しか違いません。
アクティブな印象や高いフィット感が欲しい方はチルターンを、ドレッシーでエレガントな雰囲気が欲しい方はチャートシーを選ぶのがおすすめです。
どちらにせよ、ぼってりとしすぎる事なく適度にクラシカルな表情を持たせているのは見事の1言。
素朴な風合いのスエードは、カジュアルコーデのドレスアップから秋冬コーデの格上げまで大活躍してくれます。
カジュアなコーデはもちろんドレッシーなスタイルまで活躍する人気のショートブーツと言えば、チャッカブーツ(デザートブーツ|ジョージブーツ)の右に出るものはありません。 スポーツシーンやミリタリーブーツをルーツに持っているため活動的な印象[…]
クロケット&ジョーンズを愛用する男性の着こなしをチェック
ここからはクロケット&ジョーンズを愛用する男性の着こなしをチェックしていきましょう!
「LINCOLN」の別注モデルでチェック柄のスーツをモダンかつ軽快な印象に
人気モデル「LINCOLN」の別注モデルを足元にプラス。
木型と素材の乗せ替えを行う事でモダンでありながらもクラシカルな表情に。トレンドのトラッドスタイルは、デイリーなカジュアルスタイルからスーツスタイルまで幅広く合わせられるので、革靴初心者にもおすすめです。
トラディショナルなチェック柄と「LINCOLN」の別注モデルがそれぞれ着こなしに爽やかさをプラスし、夏でも軽快な印象に仕上がっています。
休日の大人コーデは「リラックス」と「モダン」を適度に取り入れる
ストレッチ性に優れたグレーのジャケパンをさらりと着こなしていますが、どこか洗練された印象を感じるのは足元に秘密が。
上品をプラスできるブラックのローファーを選ぶことで浮いたグレーの色味を引き締めて洗練された雰囲気をプラス。
インナーにはネイビーのニットカットソーを合わせることでコントラストを効かせて上品に。
「BOSTON」を合わせてスーツスタイルもお洒落に楽しむ
クロケット&ジョーンズの「BOSTON」とインナーに着用した柄のシャツできちんとした組み合わせの中にも少し遊び心のあるヒネリを加えた大人の遊び心溢れるスーツスタイルです。
嫌味なく柄シャツやベージュのスーツを合わせるなら足元はローファーでリラックス雰囲気をプラスすると大人の色気を効果的に演出することができます。
ドレススタイルに合わせるならストレートチップが相性抜群
黒無地のストレートチップを上品なネイビーのスーツに合わせたドレススタイル。
あえてフォーマルの王道を合わせることで、足元からカチッとした印象に仕上げています。
フォーマルな場面からパーティーの参列といったドレスシーンまで、対応してくれる一足なので、1つでそのシーンにも履けるモデルをお探しならストレートチップを選んでおいて間違いありません。
クロケット&ジョーンズで休日のラフなスタイルを底上げ
様々な表情を楽しめるヘンリーネックTを黒に近いネイビーのジャケットとゆるっとしたテーパードパンツに合わせたラフなスタイル。
だらしなく見えないのは足元にクロケット&ジョーンズのシューズのおかげ。
あえてクロップド丈にすることで、足元に上品さと抜け感を演出し軽快で爽やかな印象に。
クロケット&ジョーンズに関するQ&A
クロケット&ジョーンズを買おう!と決めた方に伝えたい、クロケット&ジョーンズに関するちょっとした疑問をまとめました。
- クロケット&ジョーンズのサイズ感について
- 購入できる店舗について
気になる方は是非参照していただけると幸いです。
クロケット&ジョーンズのサイズ選び
クロケット&ジョーンズの「サイズ感」についてですが、革靴ブランドの中でも随一の木型数を保有するこのブランドのサイズ感を1括りに話すのは非常に困難を極めます。
「内羽式のストレートチップ」1つとっても6種類以上の木型があり、上の画像のように定番の木型でもそれぞれサイズ感が違います。
さらに内羽式ストレートチップの定番モデルである「オードリー」だけでも以下の5種類の木型が存在しています。
- #337のオードリー
- #350のオードリー2
- #367のオードリー3
- #369のオードリー4
- #373のオードリー5
それぞれの木型ごとに「サイズ感」は変わってきますのでどうしても「実際お店で履き比べてください」としか言いようがありません。
店舗にいって店員さんと相談すれば「337に足を入れて甲が当たる感じならこちらの木型が合うかも知れませんね」なんて形で、ご自身の足にあった革靴を紹介してもらえるでしょう。
何の役に立つのかわかりませんし、あまり役立てて欲しく無い気持ちもあるのですが、参考までに申し上げると「リーガルやオールデンを持っている方かすると、同じような形状のモデルは若干クロケット&ジョーンズの方が大きく感じる」んだそうです。
また、サイズ感を気にする方の場合オンラインショッピングでの購入を検討している方だと思います。
靴選びの基本である「自分の左右の足のサイズを測って大きい方のジャストサイズに合わせて購入する」事と「試し履きで返品できるショップで購入する」ということは大前提です。
おおよそのあたりを付けたら返品できる店舗で購入し、試着しながら足に合う靴を探していただければ幸いです。
「おしゃれは足元から」と言う言葉の通り、靴選びのセンスはファッションの完成度を大きく左右します。 ビジネスシーンに映えるスーツスタイルからビジネスカジュアル、さらには休日のキレイめコーデや秋冬のカジュアルファッションに大人っぽい印象を[…]
クロケット&ジョーンズはどこで買える?購入可能店舗
日本には今のところ「クロケット&ジョーンズのお店」というものは存在していません。
まず、クロケット&ジョーンズの現物を見て試し履きしたりしながら選びたいと思った方は、ユナイテッドアローズやビームスなどのセレクトショップに足を運んでみるのがおすすめです。
また、大丸や伊勢丹と言った高級百貨店の紳士靴売り場でも展開がある場所は存在します。
こう言った「クロケット&ジョーンズの取扱店」についてはライフスタイルメディアの「ファッションプレス」がまとめてくださっているので、そちらを参考にお出かけしてみてはいかがでしょうか?
取り扱い店舗を確認したいは方はコチラ
編集部が厳選するクロケット&ジョーンズでおすすめの革靴ベスト3はコレ!
本記事では【クロケット&ジョーンズのおすすめ革靴10選】をご紹介させて頂きました!
どんなファッションにも合わせやすく、高い品質と手の届きやすい価格帯は着用していもて嫌味がなくビジネスシーンなどでとても便利ですよね!
シーエッジ編集部がデザイン性やコーデの合わせやすさからベスト3を選ぶなら
の3種類をおすすめします。
ご自身のライフスタイルや普段のコーデに合う革靴を見つけてみてくださいね!
カジュアなコーデはもちろんビジネスやフォーマルなスタイルまで活躍する人気のショートブーツと言えば、サイドゴアブーツ(チェルシーブーツ)の右に出るものはありません。 イギリスはロンドンのチェルシー地区でブームとなったことでチェルシーブー[…]