ステンカラーコートに熱い視線。メンズにおすすめしたいモデル15選

シンプルな作りでビジネスシーンから休日カジュアルまでオンオフ問わずに活躍してくれるメンズの定番アウター「ステンカラーコート」。

Aラインを作りやすく、トレンドのビッグシルエットでも合わせやすいため、今季は特に要チェックなアウターです。

そんなステンカラーコートの魅力や選ぶ際のポイントを解説すると共に、この冬に選びたいおすすめのステンカラーコートを厳選して15種類ご紹介致します。

ゆうた
初めてのドラディショナル系コート選びにもおすすめなステンカラーコート 。とりあえずユニクロで!と言うのも正解ですが、せっかくなら「定番ブランドの人気モデル」だけでもチェックして、自分好みの1着を見つけていただければと思います。

英国生まれ。ステンカラーコートとは?

ステンカラーは和製英語ですが、語源としてはフランス語の「soutien(支える)」からきているか、もしくはスタンドフォールカラー(後ろが立ち上がり前に落ちる襟)からきていると言われています。

その名の通りの特徴的な襟元に対し非常にすっきりしたデザインのコートであり、ビジネスシーンはもちろんのこと昨今はビッグシルエットでカジュアルに着こなすスタイルも大流行中。

シンプルな作りなのでトレンチコートやチェスターコートに対して敷居が低く、クラシックコート類の中でも比較的初心者向けと言えるでしょう。

ちなみに世界的にみたときの正式名称は「バルマカーンコート」です。テーラード系アイテムに強いファッション誌ではこちらの名前が使われる事も多いので覚えておきましょう。

イギリスでは「スリップオン」「ウォーキング」「マック(マッキントッシュから)」といった表現や、場合によっては「レインコート」という単語もステンカラーコートを指す事があります。

ステンカラーコートを表す3つの特徴

ファッションも日々進化しており「どんな物をステンカラーコート 」と呼ぶのかは曖昧になってきつつあります。

一般的には無地のデザインが多いとされていますが、もちろんパターンを使用したステンカラーコートも展開されており、素材に至ってはウールやカシミヤと言った素材からナイロン等の高機能素材まで豊富に存在します。

また、ステンカラーコートはトレンチコートから派生したと言われている事もあり、中には腰あたりにベルトのあるものやアームベルトが設置しれている物もあったりします。

シルエット自体も一般的には膝丈あたりのものが人気ですが、ジャケットのように使える腰や股あたりまでの短めなデザインも流行によっては多数展開される事もあるなど、実態の掴みにくさを感じるのでは無いでしょうか?

そんな中、トレンド感のあるデザインよりクラシックなステンカラーコートを求めている方も多いと思います。

クラシックなステンカラーコートに共通するディテールとしては以下の3つポイントが肝になるでしょう。

  1. ステンカラー
  2. ラグランスリーブ
  3. 比翼仕立て

それぞれのディテールについて簡単にご紹介致します。

特徴その1:ステンカラー

何よりもまずその名前の由来となった「襟」の形状は、ステンカラーコートを最もステンカラーコートたらしめるディテールの1つです。

衿の折り返しから下の、首に沿って立っている「立ち代」の部分を「衿腰」と呼ぶのですが、この部分が高く前方が低い状態で折り返る一枚で出来た形状の襟をスタンドフォールカラーと呼びます。

この形状で第1ボタンを開くと「バルカラー」と呼ぶのですが、これこそが名前の由来にもなったステンカラーの代表的な意匠と言えるでしょう。

特徴その2:ラグランスリーブ

ステンカラーコートはトレンチコートやラグランケープから派生していったと言われているように、クラシカルなステンカラーコートにはラグランスリーブが採用されています。

Tシャツなどで一般的な、垂直に縫い目のあるセットインスリーブに対して肩の位置がわかりづらく、昨今のトレンドであるビッグシルエットな着こなしにも合わせやすいという特徴があります。

特徴その3:比翼仕立て

クラシカルなステンカラーコートに多く採用される特徴的なディテールの1つが、ボタンを閉めたときにボタンが見えなくなる「比翼仕立て」と呼ばれる設計です。

第1ボタンだけは表面に出るようになっており、これをアクセントとして全体はフォーマルで品のある印象になっている事もステンカラーコートらしい粋なディテールです。

オン・オフで考える。絶対に外さないステンカラーコート選び

クラシックコートの中でも特にシンプルでクセの無い作りから、オンオフ問わずに使えるアウターとして非常に人気のステンカラーコート。

しかしそれ故に「ステンカラーコートはダサい」という意見も目立ちます。

その理由としては、ビジネススタイルとカジュアルスタイルではステンカラーコートのトレンドが違うため、上手にシルエット選びが出来ていないとシンプルさ故に悪目立ちしてしまうからだと考えられます。

では、どのようにステンカラーコートを選ぶべきか?基本は以下の2パターンです。

  1. ビジネススタイルに合わせるなら膝上丈のスマートなシルエット
  2. 普段の着こなしに合わせるなら今っぽくビッグシルエット

その理由と選び方のポイントについてご紹介致します。

ビジネススタイルに合わせるなら膝上丈のスマートなシルエットを

wear

ビジネススタイルでのスッキリときれいなコーディネートを目指すなら、Yラインを作りやすいスマートな作りのステンカラーコートを選ぶのが良いでしょう。

あまり丈の長すぎるものは選ばないようにし、膝上あたりのスマートなシルエットのステンカラーコートを選ぶ事で、足元を美しく見せるYラインが手軽に作れます。

素材の定番としてはナイロンかウールが中心ですが、ビジネスシーンでの使用がメインならナイロンだとカジュアルすぎる雰囲気になるので、ウールを選ぶのがおすすめです。

普段の着こなしに合わせるなら今っぽくビッグシルエットを

wear

膝より下まであるようなビッグシルエットのステンカラーコートをオーバーサイズで合わせる事で、非常にトレンド感のあるAラインが簡単に生み出せます。

ステンカラーコートはそのシンプルさ故に、カジュアルなコーデにきっちりしたサイズで合わせると真面目すぎて場合によってはオジサン臭く見えてしまう傾向があります。

ステンカラーコートをルーズにする代わりに他のアイテムは真面目なスタイルで合わせ、細身のボトムスとのグラデーションを楽しむようなスタイリングが昨今のトレンドです。

素材の定番としてはナイロンかウールが中心ですが、昨今のトレンドに合わせて購入するなら流行が去っても大丈夫なように価格の抑えめなナイロン素材を選ぶのがおすすめです。

大人なら手に入れておきたい。ステンカラーコートの人気ブランド

初めてのステンカラーコートから、生涯使える究極の1枚まで。

ここでは大人の男性が手に入れておきたいステンカラーコートの人気ブランドを15種類厳選してご紹介致します。

  1. ユニクロ(UNIQLO)
  2. マッキントッシュ(MACKINTOSH)
  3. ハレ(HARE)
  4. ティゴラ(TIGORA)
  5. ラッドミュージシャン(LAD MUSICIAN)
  6. バブアー(Barbour)
  7. ラベンハム(LAVENHAM)
  8. バーバリー(BURBERRY)
  9. アクアスキュータム(Aquascutum)
  10. ヘルノ(HERNO)
  11. タトラス(TATRAS)
  12. アスペジ(ASPESI)
  13. ダントン(Danton)
  14. バラクータ(Baracuta)
  15. トラディショナル ウェザーウェア(TraditionalWeatherwear)

それぞれのブランド毎に人気の高いモデルを、魅力や特徴と共にご紹介致しますので、理想のステンカラーコート選びに役立てていただけたら幸いです。

ユニクロ(UNIQLO)|2WAYステンカラーコート 425428

シーエッジ編集部のおすすめ度:
参考価格:¥10,000前後

おすすめポイント

  • 値段からは想像できないクオリティの高さ
  • 優れた上質感とベーシックなディテール

カジュアルにもクリーンにも使えるステンカラーの大定番

価格にして1万円前後とクラシックコートの中では最安値付近と言える価格帯でありながら、その金額を思わせない上質感のある表地に十分な撥水性を持たせた機能的な作りが魅力の傑作ステンカラーコート 。

ライナーをつけ外しできる2WAY仕様なので使用できるシーズンも幅広く、適度なリラックス感を持たせつつも真っ直ぐに落ちる綺麗なシルエットなので、かっちりスタイルからトレンド感のあるコーデにも対応

撥水性は想像以上のクオリティを持っており、流石に土砂降りの中雨具なしは厳しいですが、突然降り出した雨を捌いて室内に逃げ込む程度なら申し分ない防水力を誇ります。

ゆうた
ここ数年はクラシックコートの出来がよく多くのファッショニスタ達が注目するユニクロ。これくらいの価格ならトレンドのビッグシルエットな着こなしをするためだけにも購入できるため、せっかくなら攻めたスタイルで楽しんでみるのがおすすめです。

マッキントッシュ(MACKINTOSH)| DUNKELD

シーエッジ編集部のおすすめ度:
参考価格:¥180,000前後

おすすめポイント

  • マッキントッシュの大定番であるゴム引きコットン
  • ステンカラーコートのお手本と言えるデザイン

大人男子がみんな欲しがるステンカラーコートの大定番

ステンカラーコートを買うなら絶対にマッキントッシュのゴム引き生地!と決めている男性も多いのではないでしょうか?

代名詞的なモデルであることもそうですが、やはりゴム引きコート特有のハリがもたらす美しいシルエットは、シンプルなステンカラーコートと非常に相性が良く「最もかっこいい」と言われるのも納得です。

取り外し可能なライニングにも水濡れに強いウールが採用され、全ての縫い目の裏側には手仕事によってしっかり止水テープが貼られているなど、クオリティの高さにも驚かされる究極の逸品です。

ゆうた
世界3大コートブランドの中でも特にステンカラーコートといえば右に出るものはいないマッキントッシュ 。クラシックコートブランドの中でも歴史が古く、独自の素材による唯一無二な質感が魅力のブランドです。

ハレ(HARE)|ステンカラーコート AQ9795

シーエッジ編集部のおすすめ度:
参考価格:¥13,000前後

おすすめポイント

  • 実売価格8000円の侮れないステンカラーコート
  • 気軽に羽織れる軽量製のライトコート仕様

まるでシャツのように気軽に羽織れるステンカラーコート

春先や秋口にサラッと羽織ってきこなすもよし、インナーダウンなどと組み合わせて真冬のスタイリングに使うもよし、そんなバツグンな汎用性を誇るHAREの定番ステンカラーコートです。

襟部分をオープンカラーにして、裏地のない一重のライトコートにアップデートされたこちらのモデルは、スタイルも重量も軽量なためコートとシャツの中間のようにサラッと使えるのが魅力です

カラーのバリエーションや柄物の展開もあるので、メインでしっかりした重厚なステンカラーコートを持っている人の2枚目にもおすすめです。

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プレッピーカジュアルを得意とする日本のブランド「ハレ」。手ごろな値段でありながら品位のある上質感が人気を博しています。、ユニクロに匹敵する価格帯なので、攻めたサイズ感や定番を外したカラーなどを選んで楽しむのもおすすめです。

ティゴラ(TIGORA)|ULTIMATE ステンカラーコート TR-9P1670IJ UL

シーエッジ編集部のおすすめ度:
参考価格:¥10,000前後

おすすめポイント

  • わずか540gという驚異的な軽さ
  • 究極の機能美を体験できるアウトドアブランド渾身の1着

サラッと羽織れて確かな堅牢製の高機能アウター

ワッシャー加工を施した程よいハリコシの質感と、高機能素材を採用したことで非常にわずか540gという驚きの軽量製を実現した「ガチで使えるステンカラーコート」です。

暖かい空気をため込む中空糸を使用し高保温性を保ちながらも薄く軽いデライト素材を使用し、ムレにくく暖かいというアウトドア用のハードシェルさながらの高い機能性を持った1着。

価格も素晴らしく、ステンカラーコートの中で最もコスパに優れたモデルと言えるでしょう。

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アウトドアの老舗「アルペン」が手掛けるブランド「ティゴラ」は、アスリートのパフォーマンスを最大に引き出す素材開発や、テーラードスタイルにも合わせやすい製品展開で、昨今ファッショニスタ達が熱視線を注ぐ要チェックなブランドです。

ラッドミュージシャン(LAD MUSICIAN)|ステンカラーコート

シーエッジ編集部のおすすめ度:
参考価格:¥80,000前後

おすすめポイント

  • 今年特にファッショニスタが熱視線を注ぐブランド
  • 不可視のインスピレーションを有形物に落とし込んだデザイン

落ち着いたトーンで構成される要注目なステンカラーコート

アーティスティックで独創的なスタイルとトレンド感を合わせ持ったラッドミュージシャンらしいステンカラーコート。

ドレープやスリーブの計算された量感によってビッグシルエット気味に着こなしてもルーズな雰囲気が払拭され、ロックムードを漂わせつつもごちゃつかないミニマルでモードなルックスが特徴的な1枚。

上品な生地感と端正で直線的なラインを持ち、スタイリッシュな見た目だけでなく着用した際の着心地の良さである身体感覚も非常に優れた傑作モデルです。

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黒田雄一がデザイナーを務める日本のファッションブランド「ラッド ミュージシャン」は、音から得た不可視のインスピレーションを洋服という有形のものへと落としこむ「音楽と洋服の融合」を掲げ、今年のステンカラー界隈では特に注目度の高いブランドです。

バブアー(Barbour)|ニューバーレイ ステンカラーコート

シーエッジ編集部のおすすめ度:
参考価格:¥60,000前後

おすすめポイント

  • チンストラップ付きのコーデュロイ仕立ての襟
  • ゆとりある身幅でもスッキリとした印象のシルエット

英国王室御用達のお墨付きブランドが展開する極上の逸品

イギリスを代表する国民的老舗ブランドらし確かな作りと、先進的で戦略的な素材使いによる現代的な着心地の良さが魅力の定番ステンカラーコト「ニューバーレイ」。

ややゆとりのある身幅でありながらもスッキリした印象に仕上げた男らしいシルエットで、襟元のコーデュロイや着心地の軽いコットンナイロンの持つアウトドアなスタイルの素材感も魅力。

トレンドのビッグシルエットな着こなしよりもトラディショナルでシックな着こなしを目指す方におすすめです。

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ワックスドジャケットで有名なイギリスの国民的ブランド「バブアー」。イギリス軍に防水服を供給したり、英国上流階級のアクティビティと密接にリンクし、英国王室より3度ワラントを授かった「イギリスを代表する最高級ブランド」の1つです。

ラベンハム(LAVENHAM)|イーストブリッジ

シーエッジ編集部のおすすめ度:
参考価格:¥50,000前後

おすすめポイント

  • 3シーズン着れるラベンハム
  • 大人が着るにふさわしい定番顔なステンカラーコート

本当の意味で「コスパ」を語るなら要チェックなステンカラーコート

ファッションに敏感な大人男子なら1度はお世話になったことのあるブリティッシュメイドはラベンハムに別注製作を依頼したことで誕生した傑作ステンカラーコート「イーストブリッジ」。

ラベンハムでも初めて脱着可能なライニングを採用したモデルであり、カジュアルからビジネスまでシーンや季節に左右されないどころか、性別という垣根すら超えて愛されるユーティリティな1枚です。

ラベンハムらしいキルティングをライニングに使用し、コーデュロイのパイピングや襟裏のステッチなどディテールにも徹底的にこだわり抜いた、所有欲すらも刺激する1着と言えます。

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ダイヤモンドキルティングジャケットでおなじみ、ロンドン北東部サフォーク州の小さな村で1969年設立されたラベンハム。実用的で耐久性に優れた製品が人気であり、イーストブリッジは日本のセレクトショップが別注したことで、日本人のライフスタイルに会いやすい設計となっています。

バーバリー(BURBERRY)|ステンカラーコート

シーエッジ編集部のおすすめ度:
参考価格:¥150,000前後

おすすめポイント

  • みんなが憧れる究極のステンカラーコートの1つ
  • トレンド感のあるスタイリングにも合わせやすい設計

「コットンのコート」と言われて最初に思い浮かぶ定番の1着

比較的Aライン気味のシルエットであるアクアスキュータムのステンカラーコートに対して、ボックス気味のシルエットで男らしくも無骨な印象を感じさせるバーバリーのステンカラーコート 。

襟元や腰ポケット、センターヴェントに取り付けられたボタンがクラシカルな印象を感じさせ、ライニングに施された伝統的なバーバリーチェックがアイコニックな印象を与える「定番の高級品」な風格。

素朴でカントリーな雰囲気を男らしく着こなすブリティッシュトラッドなステンカラーコートです。

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クラシックコート3大ブランドの1つとして名高いバーバリー。特にブランドを代表するアイコニックなカラーやチェック柄を配置したステンカラーコートの人気は高く、最近ではトレンドのビッグシルエットを求めて古着市場も活性化しています。

アクアスキュータム(Aquascutum)|AQ ROVER

シーエッジ編集部のおすすめ度:
参考価格:¥100,000前後

おすすめポイント

  • 現代的な着こなしにも合わせやすい都会的なシルエット
  • 洗練された作りの良さが魅力

美しいAラインを描く現代的なスタイリングの歴史的傑作

比較的ボックス気味のシルエットであるバーバリーのステンカラーコートに対して、Aライン気味のシルエットでトレンド感のある今風な印象を感じさせるアクアスキュータムのステンカラーコート 。

ミニマリズムな精神を感じさせる極端に装飾の少ないデザインが、ステッチワークの美しさとシルエット自体の美しさを際立たせており、伝統的なルックスでありながらも都会的な印象を感じさせます。

襟周りの曲線的な裁断や、端正な佇まいのポケット周りなど、ビッグシルエットで着こなした際にも「親のお古」のような雰囲気がなくスタイリッシュに合わせられます。

ゆうた
クラシックコード3大ブランドの1つ。特にバーバリーとは似て非なる対照的な作りが特徴であり、ヴィンテージ市場でも人気を二分しています。クラシックコートの原点を感じさせる歴史的な重みを楽しむ大人の1着と言えるでしょう。

ヘルノ(HERNO)|ラミナー ステンカラーコート  IM040UL-11107

シーエッジ編集部のおすすめ度:
参考価格:¥100,000前後

おすすめポイント

  • ラミネート加工を施したGORE-TEXファブリック
  • 現代的な高機能素材で生み出したハイスペックモデル

現代のテクノロジーをフル活用した機能的ステンカラーコート

ステンカラーコートはそもそも「レインウェア」としての歴史を持っており、そんな本質に立ち返って現代の高機能素材「ゴアテックス」を採用して生み出された究極の1着がこちらです。

アウトドアウェアにも使用される防水透湿性素材を採用することで、雨の中でしっかり着込んだ状態でもコートの中の湿度を外に逃してさらりとした快適な着心地を実現しています。

今でもクラシカルなゴム引きのステンカラーコートはスタイルとして人気ですが、現代の技術で1からステンカラーコートを作るとしたら、ヘルノ以上に本質的なモデルは他にないでしょう。

ゆうた
高級ブランド「ヘルノ」と、アクロニウムなどで有名なモダンの好手「エロルソン・ヒュー」が手を組んだ「ヘルノ・ラミナー」は、ミリタリーやアウトドアブランドのハイスペックなテクノロジーをアダルトウェアに応用した実に彼らしい「最強の一着」を次々生み出す要チェックなブランドです。

タトラス(TATRAS)|リグナノ ステンカラーコート

シーエッジ編集部のおすすめ度:
参考価格:¥100,000前後

おすすめポイント

  • 取り外し可能なフード付き
  • 機能的なジップ付きのフロントポケット

大人の色気を纏うスタイリッシュなステンカラーコート

ポリエステル系と光沢感のある軽量コットンを組み合わせることで、独特な風合いと艶感を生み出しつつ快適な着心地を実現している傑作ステンカラーコートです。

スタイリッシュな丈の長さに、ステンレスのスナップボタン、さらには取り外し可能なフードによって無骨な雰囲気や洗練されたスタイリングなど幅広いシーンで活用できる変わり身の良さも魅力。

金具にもマットな仕上げが施されているためケバケバしさはなく上品な華やかさを演出します。

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タトラスはダウンジャケットが有名なイタリアのミラノを拠点に持つファッションブランドです。冬場の高級アウターでは非常に人気の高いブランドであり、洗練されたデザインやクオリティを追求した作りが高く評価されています。

アスペジ(ASPESI)|LIMONE ステンカラーコート

シーエッジ編集部のおすすめ度:
参考価格:¥30,000前後

おすすめポイント

  • コンパクトに収納して持ち運べるパッカブル仕様
  • 軽やかなスタイルで着こなせるナイロン素材

春先におすすめなパッカブル可能のステンカラーコート

大人の春ファッションに欠かせないスプリングコートとしてステンカラーコートを選ぶなら要チェックなのが、アスペジのパッカブルナイロンステンカラーコートです。

アウトドアやミリタリーのノリを感じるナイロン素材を使い、シンプルで現代的なシルエットにモデファイされた細身のフィッティングがオンオフ問わずさらりと使えて好印象です。

程よいレングスに、アウターブランドらしい心配りのアジャスターやボタンまわり。ジャケットがわりにも着こなせるため週末のカジュアルコーデをかっちりさせたい時にも相性抜群です。

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シグネチャーアイテムとしてM-65のフィールドコートが人気なほど、ミリタリーテイストなアウターに定評があるアスペジ。ベーシックな中にも知性を感じるスタイルや、イタリアブランドらしい想像的で芸術性の高い作りが人気を博しています。

ダントン(Danton)|ナイロンタフタ ステンカラーコート

シーエッジ編集部のおすすめ度:
参考価格:¥20,000前後

おすすめポイント

  • クリーンなルックスのナイロンタフタを採用
  • こなれた印象を漂わせるリラックスシルエット

頑張っちゃって無いこなれた印象のステンカラーコート

クラシックコートの難しいところは、上手に着こなさないと「頑張っちゃってる感じ」が出てしまうところ。

しかしダントンのステンカラーコートはシャツ感覚でさらりと使えるクリーンな印象のナイロンタフタを採用し、大きめのボタンとリラックス感のあるシルエットで「頑張ってない」感じに着こなせる便利アイテムです。

ビジネスシーンでカッチカチな真面目スタイルを目指すなら向いていませんが、適度に肩の力の抜けたオンスタイルから、程よくキレイめにまとめたカジュアルコーデには相性抜群なステンカラーコートです。

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フランスのロワレで1931年に設立されたワークウェアのブランド「ダントン」。シンプルで機能性の高いアイテムが高く評価されており、合理的な素材やシルエットにフレンチシックな遊び心がミックスされた、手頃な価格帯のブランドです。

バラクータ(Baracuta)|G10 ステンカラーコート

シーエッジ編集部のおすすめ度:
参考価格:¥50,000前後

おすすめポイント

  • ブリティッシュトラッドな定番顔のステンカラーコート
  • 湿気を逃がすクールマックスファブリックを採用

伝統的なルックスと現代的な快適さを合わせた名作

「比翼仕立てのステンカラータイプトレンチコート」と呼ばれるほど、ワークやミリタリーのクラシカルな雰囲気を色濃く感じさせるディテールに、現代的な素材使いで快適な着心地を実現した1着。

撥水性に優れた高密度のコットンポリエステルに、湿気を逃すクールマックスを採用。トレンチコートのようなアンブレラカットを背面に施すことで他のステンカラーコートとは一線を画すシルエットとなっています。

ボタンフラップのハンドポケットも、シンプルになりすぎるステンカラーコートに大人の余裕をプラスする素敵なディテールです。

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イギリスのマンチェスター郊外にて1937年に設立されたバラクータは、全てのブルゾンの原型と言われる「G9」を生み出したことで有名なブランド。数多くの著名人に愛されたイギリスを代表するクラシックなアクティブ系アウターの代名詞的存在です。

トラディショナル ウェザーウェア(TraditionalWeatherwear)|DERBY HOOD

シーエッジ編集部のおすすめ度:
参考価格:¥0,000前後

おすすめポイント

  • 取り外せるフードとクラシカルなシルエット
  • マッキントッシュがプロデュースした確かなクオリティ

手頃な価格で購入できる本物のステンカラーコート

「本物のコート」と呼ぶにふさわしい3大ブランドの定番モデルはどれも20万円近くするため、なかなか手が出ないという方も多いと思います。

そんな方におすすめなのが、マッキントッシュが往年のブランドレーベル(旧名)を復刻し自らプロデュースする兄弟ブランドのステンカラーコートです。

クラシックな古き良きイギリスをデザインソースに現代的な雰囲気とフィット感にアップデートしつつ、イギリスらしい素材使いを生かして作り上げた本物のクオリティが魅力です。

ゆうた
トラディショナルウェザーウェアは、2007年に英国マッキントッシュ社が自社の旧名を復刻しセカンドライン的な存在として展開しているブランドです。マッキントッシュの持つ「本物の価値」を手頃な価格で味わえるブランドとして、多くの男性たちを虜にしています。

街中の洒落者をチェック。ステンカラーコートを使ったコーディネート集

ステンカラーコートは気になっているけど、どんな着こなしに合わせて良いのか分からない方も多いと思います。

そこでここから街中のお洒落さんのステンカラーコートの着こなしをチェック。

意外と皆さんが持っていそうなアイテムでコーディネートを組んでいる人も多いので、参考にしやすいと思います。

大人のカジュアルな装いにステンカラーコートは最適

wear

上品な雰囲気のステンカラーコートをメインに、ニュートラルカラー(中間色)でまとめた大人ムード漂うコーディネートです。

インナーにはオフホワイトとクリーンなパーカーをプラスし、ボトムスにもこれまたクリーンな雰囲気のグレーのチェックパンツを合わせて、全体的に清潔感溢れるアイテムでまとめています。

足元はあえて肉厚な黒のスニーカーを合わせて、浮いた色合いを引き締めています。ステンカラーコートもグレーやオフホワイトといった曖昧な色合いでまとめるのが今年っぽいです。

ベージュ系でまとめつつボルドーを効かせた大人の色っぽいコーディネート

wear

今年一大トレンドのアースカラーなステンカラーを合わせたコーディネートです。

アースカラーはオフホワイトやベージュ系の明るい色味と合わせるとクリーンかつ洗練された雰囲気にまとめるので、野暮ったくなり過ぎなくない方は、明るい色味と合わせてあげましょう。

インナーに使用したボルドーのパーカーがオリーブのステンカラーコートの差し色代わりになって、上手くまとまっています。

マイルドな大人の色気を演出するなら、明るめのアースカラーでまとめてあげるのがおすすめです。

サッと羽織れるステンカラーコートは王道コーディネートにだって使える

wear

ライトベージュのステンカラーコートをオフホワイトのニットとブルーデニムで合わせた大人カジュアルコーデです。

オフホワイトのニットはモックネックの高さにすることで、首まわりに抜けをプラスできるので、冬コーデも膨張せずスッキリまとまります。

程よく色落ちしたブルーのデニムパンツと古着ライクなステンカラーコートがカジュアルな雰囲気を演出しており、休日のお出掛けにぴったりな装いに。

足元はカジュアルになりすぎないようコインローファーを合わせ、デニムパンツはロールアップしている点にも注目です。

大人の色気を演出するならブラックのステンカラーコートをメインにトーンを暗く抑える

wear

男らしいシックなブラックのステンカラーコートに優しい雰囲気のベージュのニットを合わせ洗練された大人の男を演出した洒落コーデです。

トップスはゆったりとしたシルエットとリラックスした雰囲気になってますが、細身のボトムスやスッキリとした革靴を合わせてメリハリを付けています。

インナーに差し込んだベージュのニットでマイルドな雰囲気も醸し出しているので、大人のデート着におすすめのスタイリングに仕上がっています。

スニーカーとキャップを合わせてステンカラーコートをスポーティーカジュアルにまとめる

wear

ベージュのステンカラーコートをスニーカーやキャップなどスポーティーカジュアルなアイテムでまとめた大人のカジュアルコーデです。

ステンカラーコートのインナーには、デニムジャケットをプラスし巧みにレイヤード。

裾と首元から見える白とカットソーで抜けを演出することで冬コーデも軽やかな雰囲気に仕上がります。

程よくリラックスシルエットのテーパードパンツを合わせれば、肩の力が抜けた休日スタイルに。見た目も着心地も楽なスタイリングです。

ネイビーのステンカラーコートなら上品で洗練された雰囲気を演出できる

wear

程よい光沢感と品のあるネイビーのステンカラーをグレーやホワイトを使って軽やかな雰囲気に仕上げたロングコートのスタイリングです。

フロントをオープンにし、首回りにボリューミーなチェック柄のマフラーをミラノ巻きでプラス。

インナーに使用したホワイトの色味がコートのネイビーと絶妙にマッチしています。

足元にはネイビーとホワイトを混ぜることで完成するライトブルーのシューズをプラスしており、全体の色がまとまっているので、更に洒落た雰囲気に。

着丈の短いステンカラーコートをネッカチーフを使ってヨーロピアンテイストに仕上げる

wear

着丈の短いベージュのサテンカラーコートをマリンっぽさのあるカットソーをレイヤードして、上品にまとめた大人のキレイめコーデです。

首にはブラウンとオレンジのコントラストが効いたネッカチーフを巻いて上品なヨーロピアンスタイルを演出。

足元には外し役にスポーティーな雰囲気の強いスニーカーを合わせて、都会っぽさを演出しています。

トップスはボトムスにインすることで、着丈の短いステンカラーコートとのバランスを保ってくれます。

薄手のステンカラーコートならたとえ着丈が長くても重たい印象にならない

wear

着丈の長い黒のステンカラーをグレーとブラックの無彩色でまとめたコーディネートです。

あえてアンクル丈のストレートパンツと合わせて着こなし難易度を上級者向きに仕上げています。

シューズからボトムス、コートとブラックでまとめていますが、インナーとキャップにグレーを合わせて重たさを軽減。

大人世代もブラックコーデはグレーで色を抜いてあげるのがベター。

ステンカラーコートの王道コーデ。パーカーにデニム合わせが無難だけどお洒落に決まる

wear

ホワイトのパーカーにステンカラーを合わせた大人のカジュアルコーデです。

ステンカラーコートは襟まわりがスッキリしているので、首元にボリュームの出るパーカーとの相性が◎。

足元にはスニーカーながらも上品に見えるオニツカタイガーのメキシコを合わせてクリーンにまとめています。

編集部が厳選するステンカラーコートでおすすめのブランドベスト3はコレ!

本記事では【メンズにおすすめなステンカラーコート】をご紹介させて頂きました!

シーエッジ編集部が独断と偏見でベスト3を選ぶなら

  1. ユニクロ(UNIQLO)
  2. マッキントッシュ(MACKINTOSH)
  3. ティゴラ(TIGORA)

の3種類をおすすめします。

ご自身のライフスタイルに合うステンカラーコートを見つけてみてくださいね!

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