日本が世界に誇るブランド。オニツカタイガーのスニーカー特集。人気モデル~サイズ選びまで解説

大人っぽいオシャレスニーカーを探すなら、人気ブランド「オニツカタイガー(Onitsuka Tiger)」のスニーカーは選択肢から外せません。

日本のスニーカー界を草創期から支えたブランドであり、現在はヨーロッパのファッショニスタ達から熱狂的に支持され、ファッションに合わせやすい代表的なおしゃれスニーカーとしての地位を確立して居ます。

今回は、常にスニーカーの最新情報を追いかけるマニア、いわゆる「スニーカーヘッズ」な筆者が本気で選ぶ、最初の1足からステップアップにおすすめなメンズ向け傑作スニーカーをオニツカタイガー(Onitsuka Tiger)の中からご紹介します。

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知れば欲しくなる。オニツカタイガーとは?

オニツカタイガーは1949年に鬼塚喜八郎が創業したスポーツ向けのシューズブランド。

創業以来「スポーツには人生を変える力がある」というひたむきな想いで、高校の運動部を軸としたスポーツシューズを開発し、ついにはオリンピックの日本代表のシューズを手掛けるまでに成長。

オニツカタイガーを履いた日本人選手達のメダルラッシュにより世界へその名を轟かし、のちにナイキとなるブルーリボンスポーツ社が1960年代よりアメリカの販売総代理店をつとめ、ジョキングブームを牽引するスニーカーとして多くの人に愛されました。

しかしオリンピック景気がひと段落すると業績が悪化し、1977年には他社との経営統合により「アシックス」に改名。

一時的に「オニツカタイガー」の名前は消滅して居たものの、ヨーロッパ圏におけるレトロファッションブームの兆しを敏感に察知した現地法人社長の英断により2002年に復活。

現在では、オニツカタイガー(アシックス)の歴史的傑作モデルを現代風に復刻したスニーカーや、分解再構築を行い新しい解釈を組み込んだオリジナルモデルなど、クラシカルでファッショナブルなスニーカーのブランドとして多くのファッショニスタを虜にしています。

大ヒットハリウッド映画『キル・ビル』の影響

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日本人ににとっては「汗臭い体育館シューズ」のイメージが強いオニツカタイガー(アシックス)のスニーカーが、なぜヨーロッパ圏ではここまでウケて、今や「オニツカタイガー(アシックス)の価値がわからないのには日本人だけ」なんて言われるほどになったのか。

その大きなターニングポイントとなったのが映画「キル・ビル」では無いかと言われて居ます。

ちょうど、ヨーロッパの現地法人がレトロファッションブームに目をつけてオニツカタイガーの復活をさせた2002年から一年後、振り回される日本刀に首が飛び吹き出す血飛沫、真っ赤な画面に生える黄色い衣装が鮮烈な印象を与えた映画「キル・ビル」が公開されました。

この、圧倒的勘違い日本文化系ヤクザ映画オマージュの世界観と、主人公の「ザ・ブライド」こと「ユマ・サーマン」が履いた太極拳用シューズをベースとしたオニツカタイガーの「タイチ」はとてつも無いインパクトを世界に与えました。

当時ヨーロッパにも現地のスニーカーブランドを含めば「レトロな雰囲気のスニーカー」は数多あったわけですが、その中でもオニツカ・タイガーというエキゾチックでミステリアスな響きのブランド名と、太極拳をベースにしたアジア文化の強いディテール、そしてキルビルという映画の持つインパクトが化学反応を起こし、圧倒的な個性を勝ち取ったのです。


なぜ愛される?オニツカタイガーのスニーカーの魅力

なんでこんなに人気なの?

そんな方々に、オニツカタイガーのスニーカーが持つ魅力を3つ紹介します。

オニツカタイガーのスニーカーの魅力
  1. ヨーロッパでも認められたクラシカルで洗練されたデザイン
  2. スニーカーの歴史に名を残す傑作モデルの数々
  3. 低い価格設定と高いブランドイメージ

一般的には、アシックスのもつ体育館シューズ的なイメージがあり、日本人にとってはサイドパネルにメキシコストライプがついているだけで「汗臭いスニーカー」のイメージがついて回るかもしれません。

と言ってももうそれは過去の話。

今や世界的に人気なスニーカーブランドであり、アシックスやオニツカタイガーの本当の価値に気がついてないのは日本人だけ、なんて言われることも多々あります。

ヨーロッパでも認められたクラシカルで洗練されたデザイン

オニツカタイガー人気の爆心地といえば、多くのファッショニスタが集うヨーロッパ。

2002年ごろのレトロファッションブームがヨーロッパを中心に広がるやいなや、ファッションに敏感な人達からの注目はオニツカタイガーのスニーカーに集まり、いわゆる「ポスト・ニューバランス」の立ち位置で指示されました。

そして2003年に公開されたキル・ビルにてユマ・サーマンがオニツカタイガーを履いたことで、そのキャラクターから感じるスポーティーで軽快かつミステリアスな雰囲気と、「オニツカ・タイガー」というエキゾチックなネーミングがウケ、爆発的に流行。

そしてなんと、若かりし頃のタイのプミポン国王陛下がオニツカタイガーのスニーカーを着用していたことがSNSを通じて拡散され、その人気はファッショニスタのみならず一般層まで浸透しました。

もちろん、ヨーロッパでウケたのには、こう言ったマーケティングの背景以外にも「スニーカーとしての質の高さ」も挙げられます。

なんと言っても「クラシカルで洗練されたデザイン」。

それは、オニツカタイガー(アシックス)というスポーツシューズに情熱をかけ、アスリートの為に性能を追求して行った結果誕生した、現代的でレトロな、履き物としての究極のデザインです。

スニーカーの歴史に名を残す傑作モデルの数々

スニーカー界にその名を残す歴史的な傑作スニーカー、というと「ナイキ」や「アディダス」などの名前がイメージされるかもしれません。

しかし、オニツカタイガー(アシックス)のシューズには、ナイキ誕生となったきっかけになるモデルがあるなど、「スニーカー世界史」においては欠かせないブランドだったりします。

最も有名なのは、ブルーリボンスポーツとしてオニツカタイガーのスニーカーをアメリカに輸入販売することで産声を挙げた「ナイキ」が、アメリカで爆発的なブームを生み出したランニングシューズ「タイガー・コルテッツ(現:コルセア)」ではないでしょうか。

このように、ただの「おしゃれ履き物」の枠にははまらない、「見てよし・履いてよし・語ってよし」の3拍子揃った「モノにこだわる大人のツボ」を刺激する傑作スニーカーの数々が、オニツカタイガーの魅力の1つと言えます。

低い価格設定と高いブランドイメージ

スニーカーの金額に対する「高い・安い」は人によって結構違ってくると思いますが、「アッパーの素材を天然皮革のみで作ったスニーカー」が13,000円というのは、スニーカーだけでなく「履き物」の中でもかなり割安な部類に入ると思います。

「ニッポンメイド」などのこだわりシリーズを除けば、オニツカタイガーのスニーカーのほとんどが13,000円以内の金額で購入できます。

そんな価格設定にもかかわらず、いわゆる「靴流通センター」などのディスカウント靴屋では入手不可能であり、オニツカタイガーというブランドが復活した当時はイタリアやフランスの高級店でしか販売しないというブランディングで良好なブランドイメージを確立。

どうしても、手軽に入手できる安価なスニーカーは「近所のおっさんも履いてた」なんてトラブルに見舞われがちであり、金額だけ見ればオニツカタイガーのスニーカーはそうなりがち。

しかし、ブランド価値を損なわない為に販路を限定することで、現在でも「高価」なブランドイメージを維持しており、値段からは考えられないほどの「大人が履く高級スニーカー」の地位を確立しています。

オニツカタイガーはハーフサイズ大きめで!

オニツカタイガーのスニーカーは、いわゆる「スニーカーにこだわりの無い方々が履いている靴」と比べると、革靴やスポーツシューズに近い細身で密着感のあるデザインが多くなっています。

その為、現在の履き心地と同様の履き心地を求めるなら、ハーフサイズほど大きめのサイズで購入すると良いでしょう。

サイズ選びの注意点

スニーカー選びにおいて、特にオンラインショッピングを使用する場合「サイズ選び」というのは気になる点だと思います。

ただ、スニーカー好きな筆者としてはどうしても伝えておきたいのが、ハーフサイズアップやハーフサイズダウンなどの「勘」でスニーカーを選ぶのは、あまりおすすめできるモノでは無いということです。

多くの人は「ブランドによって同じサイズでもサイズ感が違う」という所までは知っていますが、同じブランドの26.5cmですらモデルによってはサイズ感が違う、さらには同じスニーカーですら個体差によって0.3cm程度は違ってくる場合もあります。

さらに言えば、ご自身の足のサイズすら「履いている靴のサイズ」で知っているだけで、実際に計測したり、左右の足のサイズにどれくらい違いあるのかご存知の方は少ないはず。

となると、よくわかってないままにネットの情報の言いなりで「ハーフサイズアップ・ダウン」するのは考えものです。

特に日本人の男性は「足のサイズを小さい」と思われるのが恥ずかしいという方が多いのと「ぶかぶか」な状態で履くのが快適だと思う方が多いせいで、レビュー等にある「ジャストフィットでした」は多くの場合「ガバガバ」です。

アッパーのライニングがフカフカのスニーカーであれば痛くなることはありませんが、ライニングが薄いオシャレシューズの場合、サイズが大きいとかなり歩くのが辛く靴ズレが多発します。

しかも多くの場合「窮屈」に感じるのは足の長さではなく「ウィズ」と呼ばれる幅のことであり、この幅部分というのがサイズをアップさせるだけでどれくらい変化するのかはスニーカーによって大きく違ってきます。

昨今のオンラインショップでは、余程のプレミアスニーカーでなければ室内で履いた後にサイズが合わなければ交換することが可能です。

なのでまずは、ご自身の足のサイズを正しく計測し、それに合った適切なサイズ表記のスニーカーを購入し、合わなければ返品交換を行うというのが適切なサイズ選びと言えるでしょう。

特に、例えばナイキで流行っているスニーカーが細身なモデルだと、ナイキ全体を「細いから大きめを選びましょう」なんて言われがち。

流行や年代によってブランドごとのサイズ感バイアスは変化するので、この辺りの情報はレビューを参考にするのではなく、自分の中でコツがわかるまでは適切なサイズを選んで返品交換を利用するのがおすすめです。


オニツカタイガーのアイコンモデル。メキシコ66

シーエッジ編集部のおすすめ度:
スタイル:ローカット|レトロ|ライフスタイル
参考価格:¥13,000前後

メキシコ66の特徴

  • オニツカタイガーを代表する傑作スニーカー
  • これぞ「オニツカタイガーのスニーカー」と言える基準

「スラックスでも合わせやすいスニーカー」として、普段は革靴ばかりの方にも多くの愛用者がいるオニツカタイガーの傑作スニーカーと言えば「メキシコ66」です。

このスニーカーが特におすすめなのは「スニーカーに苦手意識を持つ方」です。

  • コンバースのオールスターでは学生っぽい
  • バンズのエラではコーディネートが締まらない
  • アディダスのスタンスミスは街に溢れすぎている

上記3つのどれかが理由で「なんのスニーカーを選べばいいんだ?」と困っている方は、騙されたと思ってオニツカタイガーのメキシコ66、中でもホワイト系の落ち着いた配色のモデルを選んでください。

きっとスニーカーが大好きになるはずです。

レトロなスニーカーの代名詞的デザインである爪先のT型の補強に、潔くカットされた履き口、ヒール部分のフラップなどクラシカルなディテールとサイドパネルのオニツカタイガーストライプ(メキシコライン)が印象的なこの1足。

元々ベースとなったのは1966年のバンコクで行われたアジア競技大会に向け1962年に誕生したリンバーと呼ばれるモデル。

このモデルに使用されたオニツカタイガーストライプ(メキシコライン)は1968年のメキシコ五輪の日本選手団デレゲーションシューズとしても使用され、2002年のオニツカタイガー復活の際に最初に抜擢されたのがリンバーをベースとしたメキシコ66というモデルの開発でした。

現代のオニツカタイガーを語る上で欠かすことのできないマスターピースの1つ。ぜひ、オニツカタイガーのスニーカーからどれを選べば良いか迷っている方は、まず最初にメキシコ66でこのブランドの魅力を存分に味わって頂きたいと思います。

ゆうた
2002年の誕生以来オニツカタイガーの看板を背負い続けるアイコニックな1足。ポケモンで言うなら御三家のようなモノ!オニツカタイガーを知るには、まずはこの1足を靴棚に並べて頂きたい。そんなスニーカーです。

オニツカタイガーでおすすめのスニーカー10選を徹底解説

「オニツカタイガーのスニーカーでどれがおすすめですか?」そう聞かれたら満場一致で答えは「メキシコ66」になると思いますが、もちろんオニツカタイガーにはメキシコ66以外の魅力的なスニーカーもたくさんあります。

今回は、そんなオニツカタイガーのスニーカーから2足目に選んでいただきたい!もしくは定番すぎるメキシコ66以外でおすすめが知りたい!と言う方に向けて、特におすすめなモデルを10種類厳選してご紹介いたします。

  1. タイガーコルセア(TIGER CORSAIR)
  2. セラーノ(SERRANO)
  3. メキシコミッドランナー(MEXICO MID RUNNER)
  4. タイチ(TAI-CHI)
  5. カリフォルニア 78 EX(CALIFORNIA 78 EX)
  6. タイガーアリー(TIGER ALLY)
  7. ローンシップ 3.0(LAWNSHIP 3.0)
  8. リンバー(LIMBER)
  9. ランスパーク(RUNSPARK)
  10. OKバスケットボール(OK BASKETBALL)
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かなりクセのあるモデルなのでこのページでは紹介しませんが「TIGER CORSAIR EX」と「KNIT TRAINER」と「D-TRAINER」の3モデルは、スニーカー界のネクストトレンドになる可能性を孕んだ個性的なモデルです。ベーシックなスニーカーでは物足りないという方は要チェックです

タイガーコルセア(TIGER CORSAIR)

シーエッジ編集部のおすすめ度:
スタイル:ローカット|レトロ|ランシュー
参考価格:¥11,000前後

タイガーコルセアの特徴

  • スニーカー史に名を刻む傑作中の傑作
  • これぞオニツカタイガーという堂々たる佇まい

1970年代に誕生し、ナイキの前身となったブルーリボンスポーツが輸入販売し、当時は「タイガー・コルテッツ」という名前で流通していたスニーカーの歴史に名を刻む伝説的なスニーカー。

いろいろあって現在ナイキは「コルテッツ」と言うスニーカーを販売し、オニツカタイガーからは「コルセア」という名前で販売されており、その経緯については割愛しますが、そんな歴史的モデルが当時のディテールを忠実に再現して復刻。

そう聞くと、スニーカーマニアだけが嬉しい話じゃ無いの?なんて思うかもしれませんが、比較的「キレイめ向け」なスニーカーの多いオニツカタイガーのモデルの中で、タイガーコルセアほど守備範囲の広いスニーカーは他に無いでしょう。

それこそ、ゴリゴリのストリートスタイルから、大人カジュアルなキレイめスタイルまで、この1足があれば本当にあらゆるファッションのコーディネートで活躍する超ユーティリティな優等生!1足持っておきたいスニーカーです。

ゆうた
白いレザーアッパーに、赤のストライプ、ミッドソールに青のラインが入ったモデルは、もはやスニーカー博物館に飾るべき傑作カラー。

セラーノ(SERRANO)

シーエッジ編集部のおすすめ度:
スタイル:ローカット|レトロ|陸上スパイク
参考価格:¥9,000前後

セラーノの特徴

  • 陸上スパイクベースのシャープなスタイル
  • 複数のモデルを再構築したオリジナルデザイン

タイガーコルセアがオニツカタイガーの過去のアーカイブから復刻されたモデルなら、こちらのセラーのは過去のアーカイブにある1970年代に活躍した陸上スパイクのデザインからインスピレーションされたオリジナルのモデル。

いわゆる「現代のレトロファッションに合わせやすいデザイン」で生み出されたライフスタイルシューズですから、ファッションアイテムとしてこれ以上使い勝手の良い物は他にないと言って過言ではない仕上がりです。

全体的に薄手のソールがオニツカタイガーのスニーカーらしいシャープでクラシカルなシルエットを作り、前足部のアウトソールが少し巻き上がったデザインがアクセントとなり、かなり軽快な印象となった大人の1足です。

ゆうた
やはり、ファッションに合わせやすいのは競技用にデザインされたスニーカーよりも、ファッション用にデザインされたスニーカーの方が何段階か上ですね。

メキシコミッドランナー(MEXICO MID RUNNER)

シーエッジ編集部のおすすめ度:
スタイル:ミッドカット|レトロ|ライフスタイル
参考価格:¥15,000前後

メキシコミッドランナーの特徴

  • 日本代表選手専用に開発されたトレーニングシューズ
  • 当時はカタログにすら載らなかった幻のスニーカー

オニツカタイガーを代表するスタンダードモデルといえば「メキシコ66」と「メキシコミッドランナー」の2つ。特にヨーロッパ圏での若者からの指示は絶大で、日本ではちょっとおしゃれ上級者が履いているイメージかもしれません。

ミッドカットのスニーカーは合わせ方を間違えるとシンプルに「足が短く見える」為難しいイメージがありますが、オニツカタイガーのメキシコミッドランナーはかなりタイトなシルエットで作られている為、ミッドカットの中では比較的簡単な部類。

ミッドカットスニーカーは足元にインパクトを出しやすく、ファッション全体を小慣れた感じに仕上げられます。

最初の1足にミッドカットを選ぶのはちょっと挑戦的すぎますが、メキシコ66やコルセア等のローカットスニーカーを手に入れた後は、是非メキシコミッドランナーを選んでいただいて、足元の種類に幅を出していただければと思います。

ゆうた
タイガーコルセアとメキシコミッドランナーは履かずとも持っておきたい、そんな1足。レトロ系ミッドカットの中ではズバ抜けてカッコいいスニーカーなので、ミッドカット好きは必携。

タイチ(TAI-CHI)

シーエッジ編集部のおすすめ度:
スタイル:ローカット|レトロ|太極拳
参考価格:¥13,000前後

タイチの特徴

  • 映画「キル・ビル」で使用されたスニーカー
  • 太極拳シューズをベースにしたプレーンな爪先

オニツカタイガーを世界的なスニーカーブランドへと再起させるきっかけとなったモデルといえば、映画「キル・ビル」にて主人公の「ザ・ブライド」こと「ユマ・サーマン」が履いた太極拳用シューズをベースとしたオニツカタイガーの「タイチ」でしょう。

映画「キル・ビル」に対する日本人の評価はあまり「おしゃれ」だとか「かっこいい」という見方をしている人が多いかと言われると難しいところではありますが、このスニーカー自体は本当にかっこいいと思います。

なんと言っても一切の飾りがない革靴のようなプレーントウは、オニツカタイガーどころか全ブランドのスニーカーの中でも極めて個性的かつモダンなデザインであり、これによりかなり「美脚」なシルエットを生み出します。

このシンプルなデザインが故にレザーのシボ感が前面に出ており、購入して履くまでにうっとりと眺めながらナデナデしたくなる最高のディテールが所有欲も物欲も満たしてくれるオシャレな1足です。

ゆうた
個人的には、オニツカタイガーの中でも1・2を争う「使い勝手の良い」スニーカーではないかと思っています。それこそスラックスからバギーパンツまで、あらゆるボトムスに使える汎用性があります。

カリフォルニア 78 EX(CALIFORNIA 78 EX)

シーエッジ編集部のおすすめ度:
スタイル:ローカット|レトロ|ランシュー
参考価格:¥0,000前後

カリフォルニア 78 EXの特徴

  • 歴史的傑作スニーカーを現代的にアップデート
  • 他のモデルより頭1つ抜け出た履き心地の良さ

ベースとなったモデルは、1978年に快適なジョギングのために開発された「カリフォルニア」と呼ばれるランニングシューズ。当時では比較的珍しいリフレクター素材をヒールに使い、安全面を高めるという実に日本人的な気配りがなされた1足。

そんなカリフォルニアの特徴でもあるクラシカルなシャークソールをアップデートし、ヒール部分にはおおぶりなシャークパターンを配置することで、非常に個性のあるデザインへと変貌させました。

もちろんヒールのリフレクター素材は健在であり、今すぐにでも走り出せそうなスポーティーなルックスが、他のクラシックレトロなオニツカタイガーのスニーカーとは違った魅力のある1足に仕上がっています。

無個性なレトロスニーカーでは味気ない、かと言ってナイキやアディダスのハイテクスニーカーではハズしすぎ。

そんな「大人の遊び心」を適度にファッションにプラスしたいなら、是非ともカリフォルニア78EXで小慣れた感じのコーディネートを楽しんでみてはいかがでしょうか?

ゆうた
ミッドソールの十分な厚さや、踵を固定してフォームを安定させるヒールカウンター、さらにはオーソライトのインソールなど、最新のスニーカーに匹敵する履き心地重視の設計になってます。スニーカーを履く時は長時間歩くことが多い、なんて方は要チェックな1足です。

タイガーアリー(TIGER ALLY)

シーエッジ編集部のおすすめ度:
スタイル:ローカット|レトロ|ランシュー
参考価格:¥14,000前後

タイガーアリーの特徴

  • クラシックスニーカーの中ではダントツの履き心地
  • レトロすぎないシンプルでカジュアルな普遍的デザイン

オニツカタイガーの定番スニーカーの中でも比較的「スポーティー」な印象の強いタイガーアリーは、1980年代のジョギング用スニーカー「アライアンス」をデザインベースにした、いわゆるナイキのインターナショナリストやニューバランスの代表的なスニーカー群のようなシンプルでクセのない仕上がり。

キレイめのパンツと合わせたカジュアルコーデから、デニム等の定番コーデまで幅広く活躍し、ソックスと組み合わせて大人っぽくコーデするもよし、足首を見せてスポーティーにコーデするもよしと、非常にユーティリティな優等生スニーカーです。

また、オニツカタイガーのいわゆる「レトロクラシックなスニーカー」の中ではダントツの履き心地を誇るこのモデル。

まず何より、アシックスの最新ランニングシューズにも採用される独自素材fuzeGEL(フューズゲル)をミッドソールに採用し、ヒールカウンターを設置することで歩行時や走行時の安定感を生み出した、非常に現代的な履き心地が魅力です。

ライナーのフカフカ感も絶妙で、足入れの瞬間から感じるフィット感の良さも素晴らしく、「おしゃれだからと言って歩くと疲れるようなスニーカーは意味がない」という方も納得の心地よさです。

ゆうた
履き心地の良さと、クラシカルで扱いの良いデザインの両立。靴底やアッパーの薄いレトロなレザー系スニーカーも捨てがたいですが、やはり履き心地と歩き心地優先!という方は是非選んでいただきたい1足。

ローンシップ 3.0(LAWNSHIP 3.0)

シーエッジ編集部のおすすめ度:
スタイル:ローカット|レトロ|コートシューズ
参考価格:¥13,000前後

ローンシップ 3.0の特徴

  • オニツカタイガーのコートシューズと言えばコレ!
  • 継続的にアップデートされ続ける人気モデル

白が基本だったテニスシューズの中でも遊び心のあるヒールパッチが1974年の発売当時も注目されていた「ローンシップ30」をデザインベースにし、度重なるアップデートで現代的な履き心地に進化したのがこのモデル。

ローンシップ2.0の時代には「見た目だけで履き心地はよくないスニーカー」なんていう方もちらほらいましたが、ソールの柔軟性が上がり、軽量化も図られ、さらにはインソールにオーソライトが採用されたことで、ついにノーストレスで街履きできるレベルの履き心地に到達。

コートシューズといえば、アディダスのスタンスミスやスペルガの2750当たりが定番として知られていますが、今後はおそらく男性におすすめな定番コートシューズの1つとして、ローンシップ3.0も紹介されるようになっていくでしょう。

クラシカルで普遍的なデザインでありながらオニツカタイガー特有の高級感があり、他の定番コートシューズと比べてもより大人っぽいディテールに仕上げられたこのモデル。

今はまだ「街に溢れる」ほどのブームとはなっていませんが、スタンスミスみたいなスニーカーが欲しいけどみんな履いているし・・・という方々が見つければ間違いなく人気になる逸品。

今のうちに履いて差をつけたいスニーカーです。

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いわゆる定番コートシューズの中でもかなり大人びた印象のデザインです。中にはベロア素材やメタリックレザーなどの攻めたデザインもリリースされており、非常に面白いスニーカーと言えます。

リンバー(LIMBER)

シーエッジ編集部のおすすめ度:
スタイル:ローカット|レトロ|ランシュー
参考価格:¥17,000前後

リンバーの特徴

  • オニツカタイガーの代名詞メキシコ66の原型
  • 歴史上初めてメキシコラインが採用されたモデル

オニツカタイガーの1960年代のアーカイブで最も特徴的なモデルがこの「リンバー」です。

とりわけ66年にデザインされたリンバー改良型は、スニーカーに初めてオニツカタイガーストライプ(メキシコライン)が採用されたモデルであり、メキシコ66の原型になったデザインとしても知られています。

シルエット自体はメキシコ66とほぼ違いのない、潔い履き口のカットに特徴的なヒールタブ、しかし大きく違うのは爪先周辺のディテールで、リンバーの方がコルセア的なスッキリとしたデザインに仕上げられています。

よりオリジナルモデルに忠実な「LIMBER NM」は、アウトソールのヘリンボーンパターンなど細かな部分も再現され、ラバースポンジやインソールに6mm厚のゲルクッションを搭載するなど履き心地にも拘った仕様となっています。

ワイルドさのあるメキシコ66か、こざっぱりしたリンバーか。使い勝手の良さではメキシコ66ですが、ちょっと周囲と差をつけたいならリンバーも悪くありません。非常に迷う素晴らしいスニーカーです。

ゆうた
ナイキのコルテッツやオニツカタイガーのコルセアをグッと大人っぽく仕上げたようなデザイン。オニツカタイガーの歴史的な1足として所有よくもくすぐる良いモデルです。

ランスパーク(RUNSPARK)

シーエッジ編集部のおすすめ度:
スタイル:ローカット|レトロ|陸上スパイク
参考価格:¥11,000前後

ランスパークの特徴

  • スリムでシャープなシルエット
  • 大人っぽさとスポーティーさの見事な融合

日本におけるアスリート向けシューズのイノベーションが花開いた1964年の東京オリンピックにて、オニツカタイガーがデビューさせた初めての固定式スパイク採用のアスリート向けシューズ「ランスパーク」。

そんな、オニツカタイガーの歴史を語る上で欠かすことの出来ないマスターピースをベースとし、アウトソールをスニーカー用にリファンしたモデルが2012年に復刻。

爪先に配置された細めの補強パーツや、アウトソールがヒール部分に巻き上がった陸上競技用スパイクのディテールをそこかしこに散りばめ、アウトソールのデザインにもスパイク部分の輪郭を残すなど、非常にニクい仕上がりとなっています。

現時点ではデッドストックとなっているモデルを探す他はリセール市場からの購入となりますが、もはやこのモデルは伝説的な名作なので、若干のアップデートは加えられるにしても、そのうちまた復刻モデルなどがリリースされるでしょう。

傑作「タイチ」のようにミニマルでありながら、「コルセア」のようにスポーティ。まさに「大人が履く洒落たレトロクラシックなスニーカー」と言ったオニツカタイガーの傑作スニーカーです。

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現時点では手に入りにくいのが難点ですが、スラッと伸びた爪先がまるで革靴のようなシルエットで、非常に足が長く美しく見える形状。サイド部分の補強パーツが非常にクラシカルで、オニツカタイガーらしい魅力がたっぷり詰まったスニーカーです。

OKバスケットボール(OK BASKETBALL)

シーエッジ編集部のおすすめ度:
スタイル:ハイカット|レトロ|バッシュ
参考価格:¥10,000前後

OKバスケットボールの特徴

  • オニツカタイガーにおける「最初のマスターピース」
  • コンバースの定番オールスターに差をつけられる1足

オニツカタイガーが1949年に資本金30万円の社員4名で鬼塚株式会社を設立し、素人同然の製靴技術で当時最も難しいと言われたバスケットボールシューズの製造に挑み、トライアンドエラーを繰り返して2年後に「鬼塚式バスケットシューズ」と呼ばれるモデルが誕生。

今なお語り継がれる、キュウリの酢の物にあったタコの足に鬼塚喜八郎の目がとまり、タコの足の吸盤にヒントを得た全体を吸着盤のようにした凹型の底を考案したというエピソード。

まさにナイキのビル・バウワーマンが朝食のワッフルから伝説のワッフルソールを生み出したエピソードに近い成り行きで誕生したのがこのモデルの原型となった「タイガー・バスケットボールシューズ」なのです。

最初にこのシューズを履いた日本の高校生チームが大会で優勝したというところからも、この吸盤型ソールが選手の速攻や急停止に強く貢献したことは言うまでもないでしょう。

そんな、当時のシューズにフォルムはもちろんアッパーの素材感なども限りなく近づけつつ、現代的な履き心地を実現するためにクッション性の高いインソールを採用したこちらのモデル。

どこかに明記されている話ではありませんが、モデル名「OKバスケットボール」のOKはおそろらく、鬼塚株式会社の創始者である鬼塚喜八郎へのリスペクトが込められてるのではないでしょうか。

ゆうた
個人的には歴史的な傑作であるハイカットモデルを推したいところですが、使い勝手の面いえばローカットモデルの方がおすすめです。コンバースのオールスターに差をつけられる、素晴らしいスニーカーです。

オニツカタイガーのスニーカーを使ったコーディネート集

オニツカタイガーはクラシカルなデザインとスマートなシルエットのため、着こなしも他のスニーカーブランドと比べてキレイめにまとめることができます。

ここからはオニツカタイガーのスニーカーを使ったコーディネートをご紹介していきます。

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大人のシティボーイの王道コーデ。スニーカーはオニツカタイガーが相性抜群。

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大人のシティボーイコーデの手本ともいえるこちらのコーデは、トレンチ×パーカー×リュック×スニーカーを合わせた王道スタイル。

足元はオニツカタイガーのスニーカーを合わせてキレイめカジュアルに合わせると大学生のような雰囲気を醸し出さすに大人顔に仕上げることができます。あえてトートバッグではリュックを合わせたのも好印象。

ロングコートとリュックの合わせは今トレンドなのでこの機会に積極的に取り入れていきたい合わせ方ですよ!

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夏はスラックスと合わせてキレイめカジュアル

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白を適度に取り入れて着こなしに抜け感をプラスしてブラックのTシャツを軽快な印象に仕上げると重たくならずに着こなせます。

トップスのインナーと足元に取り入れた「ホワイト」が着こなし全体を軽やかな仕上げてくれています。スラックスもロールアップすることで足首を効果的に見せて抜け感をプラス。

暗い色味を夏の装いに取り入れるときは適度に抜け感と白をプラスして軽快に仕上げると重たさを軽減できます。

このままトップスにジャケットを羽織れば、ビジネスカジュアルにもなるので、オンモードにも対応できる万能コーデです。

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トレンドのセットアップはジャケパンと合わせて大人カジュアルに

wear

トレンドのセットアップは大人ぽくジャケパンスタイルにすれば初心者の男性もチグハグにならずに上手く着こなせます。

少しだけ個性を演出するために「TSUMORI CHISATO」とコラボしたモデルを合わせ差別化。スニーカー以外キレイめにまとまっているので、たとえスニーカーが柄物でも嫌味なく合わせられ大人ぽい雰囲気を演出することができます。

変化球な着こなし。アメカジスタイルと合わせて個性を出す

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キレイめなコーデとの相性が良いオニツカタイガーですが、カジュアルなアメカジスタイルにも◎。

淡いダメージジーンズで男の無骨さを演出しつつ、足元とインナーに使用した白で全体に抜け感をプラス。爽やかなブルーのチェックシャツで軽やかなを出し、夏の装いを軽快な雰囲気に仕上げています。

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トーンダウンするだけで落ち着いたモダンな雰囲気に

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色味のトーンを「ブラック」「ネイビー」の落ち着いたカラーで統一するとモダンな雰囲気に。

黒ロングコートは冬の着こなしを重たくしてしまいますが、インナーとスニーカーに使用したネイビーで重たさを緩和。

全体的にまとまりのある雰囲気を演出でき、大人の休日コーデにぴったりな装いに。

オニツカタイガーのスニーカーはどこで買える?

オニツカタイガーのスニーカーは基本的に公式の路面店やオンラインストア等での購入が一般的だと思います。

公式サイトを確認したい方はコチラをクリック

また、最新モデルに拘らないのであれば、アウトレットパーク等にあるオニツカタイガーのショップで購入するのもアリでしょう。

基本的に「公式ショップ」の場合、最新モデルや売れ筋モデルが中心となるわけですが、反対に「ネクストトレンド的な注目モデル」というのはピックアップされない傾向にあります。

こういったスニーカーを探す場合はオニツカタイガーの公式ショップではなく、アトモスやキックスラボといったスニーカーブティック(スニーカーのセレクトショップ)に足を運ぶか、もしくはそれらのオンランショップを見てみるのがおすすめです。

アトモスの公式サイトを確認したい方はコチラをクリック

欲しいスニーカーのモデル名やカラーが決まれば、楽天やアマゾン等の大手通販サイトで購入するのも、比較的安価で手に入ることも多いため要チェックです。

ご自身の足のサイズを計測したり、試し履きしてからのご購入がおすすめです。


まとめ

本記事では【オニツカタイガーのおすすめスニーカー10種】をご紹介させて頂きました!

どんなファッションにも合わせやすく、クラシカルでレトロな大人スニーカーは1足あるだけでとても便利ですよね!

シーエッジ編集部がデザイン性やコーデの合わせやすさからメキシコ66以外を選ぶなら

  1. タイガーコルセア(TIGER CORSAIR)
  2. セラーノ(SERRANO)
  3. リンバー(LIMBER)

の3種類をおすすめします。

ご自身のライフスタイルや普段のコーデに合うスニーカーを見つけてみてくださいね!

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