冬の足元を飾る定番の紳士靴といえば「ブーツ」です。
ラギッドで無骨なワークスタイルや、エレガントで上品なドレス系ブーツなどデザインは多岐にわたり、ブーツ選びの基本はまずブーツ自体の種類を知ることからとも言われます。
このページでは初心者がブーツを選ぶ際に最低限知っておきたい、男性から人気の高いメンズ向けブーツの中でも特に有名な種類を厳選してご紹介致します。
秋冬の足元を飾る定番のファッションアイテムとして、そして経年変化をも楽しむ一生の相棒として。ブーツは男性のワードローブに欠かすことの出来ないアイテムです。 せっかくブーツを買うなら「一生モノ」として選ぶに相応しいブーツの名門ブランドの[…]
ブーツの種類分けとは?
靴は丈の長さによって「ブーツ(長靴)」と「シューズ(短靴)に分けられるわけですが、ブーツの中でも細かな種類に移る前に「丈の長さ」によって大別されます。
- ブーツ(ロングブーツ)
- ショートブーツ
- ローカットブーツ
一般的にブーツと呼ばれているのは6インチから9インチあたりの8ホール以上ある革靴で、それより短いチャッカブーツやサイドゴアブーツはショートブーツと呼ばれます。
中にはローカットブーツという種類名もありますが、これはワークブーツのディテールを踏襲したまま短靴にすることで一般的なドレスシューズとしての革靴と区別するための言葉で、厳密にはブーツではありません。
また、あまり種類名としては使われませんが、ブーツのフィッティング機構としては以下の3種類が定番です。
- レースアップ系
- ゴア系
- ストラップ系
基本的にブーツというとレースアップの紐靴(編み上げ靴)ですが、その種類は多岐にわたっており、ファーマーブーツのようにフィッティング機構を備えてすらいない物もあります。
ブーツ選びで失敗しないためには、まずブーツの種類を知ることから
ブーツの多くは「ルーツや起源」「愛用した著名人」の名前などが種類分けに使われることが多く、細かく言うと「エンジニアブーツはワークブーツの一種」であったりややこしい部分が多いのも事実です。
ここでは、日本人の男性にとって馴染みの強い「ファッション誌などで有名なブーツの種類」にフォーカスして、それぞれ種類ごとの特徴や、有名なブランドの人気モデルを紹介していきます。
「ブーツ」と聞いてパッと名前の浮かぶ定番な形状としては以下の18種類です。
- ワークブーツ(ロガーブーツ)
- サイドゴアブーツ(チェルシーブーツ)
- ファーマーブーツ(ローパーブーツ|ペコスブーツ)
- エンジニアブーツ
- マウンテンブーツ(トレッキングブーツ)
- チャッカブーツ(ジョージブーツ)
- デザートブーツ
- モカシンブーツ
- カントリーブーツ(フルブローグブーツ)
- ジョッパーブーツ
- モンキーブーツ(ラインマンブーツ)
- フィールドブーツ
- ハーネスブーツ
- ダブルモンクストラップブーツ
- ムートンブーツ
- ハンティングブーツ(ビーンブーツ)
- ウエスタンブーツ(カウボーイブーツ)
- ミリタリーブーツ(タクティカルブーツ)
この他にもブーツの種類はたくさんありますし、括弧付けで書いた別名は厳密に言うと違うブーツを指すというケースもありますが、ここではあくまで「初心者向け」として簡単にご紹介致します。
ブーツの種類1:ワークブーツ(ロガーブーツ)
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ワークブーツの特徴
- プレーントゥで8〜10ホールの編み上げ紐靴が一般的
- 最もオーソドックスな「ブーツ」の形状といえばコレ
この世のブーツのほとんどがワーカー向けを起源としているため、どれもワークブーツに属してしまいますが、この手の最もオーソドックスな形状のブーツをここでは便宜的にワークブーツという名前でご紹介いたします。
形状的には「木こり(ロガー)」のために作られたロガーブーツが最も近いですが、ヒールの形状などに若干の違いがあります。
中にはモックトゥやキャップトゥといった装飾縫いのあるデザインも人気であり、ブーツ初心者が最初に選ぶべき定番の形といえばこのワークブーツに属すスタイルです。
働く男の足元を支える高い機能性とタフなルックスが、物欲をくすぐるだけでなくメンズファッションにおいて欠かすことの出来ない定番アイテムとして確固たる地位を築くワークブーツ。 「職業の種類だけワークブーツは存在する」と言えるほど、その種類[…]
ワークブーツの定番:ドクターマーチン(Dr.Martens)|1460
国:イギリス(ドイツ) |
参考価格:¥26,000前後 |
おすすめポイント
- 時代を象徴するファッションアイテムとして愛され続ける永遠の定番
- エアユニットの入ったバウンシングソールの絶品な履き心地
エアクッションソールによる素晴らしい履き心地と、厚めのソールとイエローステッチのデザインが、世界中のファッショニスタ達を魅了し続ける「ドクターマーチン(Dr.Martens)」。 メンズブーツの定番と言える「1460 8ホール」や、メ[…]
ワークブーツの定番:チペワ(Chippewa)| 6インチ ユーティリティーブーツ
国:アメリカ |
参考価格:¥40,000前後 |
おすすめポイント
- プレーントゥとワックスコットン靴紐のスマートなルックス
- ビブラム社のコルク&ゴム混合アウトソールを搭載した本格仕様
ブーツの種類2:サイドゴアブーツ(チェルシーブーツ)
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サイドゴアブーツの特徴
- 履き口の両サイドに伸縮性のある「ゴア」を採用したブーツ
- 一般的にはショート丈であり室内履きがルーツのフォーマル仕様
19世紀にヴィクトリア女王の為に献上された脱ぎ履きが容易なブーツを、夫であるアルバート公が議会登院時に愛用したことでフォーマル靴としての歴史を歩んだブーツとしては非常に珍しいルーツを持った種類です。
60年代にはビートルズを筆頭にUKのロックシーンでは多くのアーティストが着用しモッズファッションの代名詞的存在となり、そのトレンドの爆心地がチェルシーだった為にチェルシーブーツと呼ばれるようになりました。
カジュアなコーデはもちろんビジネスやフォーマルなスタイルまで活躍する人気のショートブーツと言えば、サイドゴアブーツ(チェルシーブーツ)の右に出るものはありません。 イギリスはロンドンのチェルシー地区でブームとなったことでチェルシーブー[…]
サイドゴアブーツの定番:ジェイエムウエストン(J.M. WESTON)|705 サイドゴアブーツ
国:フランス |
参考価格:¥150,000前後 |
おすすめポイント
- ビートルズが愛した「チェルシーブーツの代表」と言える傑作
- 大統領からレジスタンスな若者までが愛したフランスの名門ブランド
サイドゴアブーツの定番:ブランドストーン(BLUNDSTONE)|ORIGINALS(500番台)
国:オーストラリア |
参考価格:¥25,000前後 |
おすすめポイント
- 「最強」と誉れ高い今最も注目されているサイドゴアブーツ
- サイドゴア専売ブランドが生み出す卓越した機能性とデザイン
ブーツの種類3:ファーマーブーツ(ローパーブーツ|ペコスブーツ)
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ファーマーブーツの特徴
- ウエスタンブーツを農作業用に進化させた長靴的形状
- エンジニアブーツとウエスタンを融合させたようなスタイル
カウボーイが着用していたウエスタンブーツをベースに、農作業に適する形へと変化させた「ファーマー向けブーツ」がルーツ。
ペコスブーツと呼ぶのが一般的ですが、レッドウィングの商品名なので他ブランドではファーマーブーツやローパーペコス、またはカウボーイペコスなんて呼ぶ場合もあります。
エンジニアブーツよりも堅苦しさのないカジュアルなルックスが人気で、ムートンブーツのようなスタイルで履けるのも魅力です。
ファーマーブーツの定番:レッド・ウィング(RED WING)|9インチ ペコス
国:アメリカ |
参考価格:¥40,000前後 |
おすすめポイント
- ペコスブーツの名前を定着させた代表的なモデル
- フラットなソールにやや短めの筒と丸みを帯びたつま先
ファーマーブーツの定番:ディライブ(DERIVE)|STEM
国:日本 |
参考価格:¥80,000前後 |
おすすめポイント
- 8インチハイトに広めなシャフト径で脱ぎ履きが快適
- レザーやステッチやソールに至るまで特別仕様がオーダー可
ブーツの種類4:エンジニアブーツ
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エンジニアブーツの特徴
- ズボンの裾をインしやすい幅広な履き口とストラップバックル
- 多くの場合爪先に鉄板の入ったスティールトゥが採用されている
工場などで働く技術者(エンジニア)がより安全に作業できるワークブーツとして作られたのがこの形状です。
工作機械等に巻き込まれたりする事故を防ぐ為、靴紐を排除しズボンの裾をブーツにしまえるよう幅広な履き口をベルト調節可能な仕様にしてあります。
もちろん重量物から足を守る為に安全靴仕様の鉄製カバーが爪先に入っており、これらのスペックがバイク乗りと相性がよく、アメカジやバイカーファッションを代表するブーツとして使用されるようになりました。
エンジニアブーツの定番:レッド・ウィング(RED WING)|11インチ エンジニア スティールトゥ
国:アメリカ |
参考価格:¥50,000前後 |
おすすめポイント
- RWのヘビーデューティの思想が詰まったロングセラーモデル
- スティールトゥを備えた玄人をも唸らせる歴史的傑作
エンジニアブーツの定番:チペワ(Chippewa)|11インチ スティールトゥ エンジニアブーツ
国:アメリカ |
参考価格:¥40,000前後 |
おすすめポイント
- 無骨なスタイルが魅力のチペワを代表するロングセラーモデル
- ビブラム社製のソールやASTM規格を満たすスチールトゥの採用
ブーツの種類5:マウンテンブーツ(トレッキングブーツ)
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マウンテンブーツの特徴
- 90年代あたりのレトロな登山靴のデザインがベース
- 爪先近くまである靴紐と使い勝手の良いDリングが特徴
その名の通り登山用のブーツの事ですが、ファッションにおいては現代登山靴ではなく90年代前後に多くの登山靴が採用していたディテールや素材を踏襲したデザインの物を指します。
当時の登山に耐えるスペックは現代のタウンユースにおいては十分にハイスペックであり、カジュアルなスタイリングの中にも無骨なワイルドさや、クラシカルな雰囲気を作りやすい点が人気の理由です。
マウンテンブーツの定番:ダナー(Danner)|MOUNTAIN LIGHT
国:アメリカ |
参考価格:¥30,000前後 |
おすすめポイント
- マウンテンブーツの象徴的存在と言える歴史的傑作モデル
- アウトドアシーンでも十分な機能性を誇るハイスペックな逸品
「大人のオシャレアウトドアブーツ」と言えば真っ先に名前の上がる王道ブランドがダナー(Danner)です。 ゴアテックスやビブラムソールなどハイテク素材を駆使し、過酷な自然環境下での使用を想定し軽量で履き心地の良い「機能美」を追求したデ[…]
マウンテンブーツの定番:パラブーツ(Paraboot)|アヴォリアーズ
国:フランス |
参考価格:¥70,000前後 |
おすすめポイント
- 冬季五輪でフランス選手団に公式採用されたモデル
- 都会的な洗練された印象を感じる大人顔のマウンテンブーツ
シャンボードやミカエルといったモデルが爆発的な人気を誇るフランスの老舗シューズブランド「パラブーツ(Paraboot)」 他ブランドの革靴にはない、ひとめでパラブーツとわかる独特の存在感がツウな男性から高い支持を受け続けるブランドです[…]
ブーツの種類6:チャッカブーツ(ジョージブーツ)
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チャッカブーツの特徴
- 2〜3対のシューレースホールを採用したショートブーツスタイル
- 広めな履き口でポロ競技をルーツに持つ紳士な1足
チャッカブーツとジョージブーツは厳密には違う物で、ジョージブーツの方が履き口の位置が高く、シューレースホールの数が3個以上となっており「ブーツの靴紐がズボンの裾に隠れる」ように作られているのが特徴です。
出自についてはイマイチ明確となっていませんが、一説にはポロ競技者が試合後に履いていたブーツを、競技時間の区切りを指す「チャッカ」と呼ぶようになったというのがあります。
カジュアなコーデはもちろんドレッシーなスタイルまで活躍する人気のショートブーツと言えば、チャッカブーツ(デザートブーツ|ジョージブーツ)の右に出るものはありません。 スポーツシーンやミリタリーブーツをルーツに持っているため活動的な印象[…]
チャッカブーツの定番:チャーチ(Church’s)|ライダー
国:イギリス |
参考価格:¥100,000前後 |
おすすめポイント
- ボンドシューズにも抜擢されたチャッカブーツの代表的モデル
- 特に「ライダー3」は日本でも非常に人気の高い傑作
チャッカブーツの定番:クロケット&ジョーンズ(Crockett&Jones)|チャートシー
国:イギリス |
参考価格:¥70,000前後 |
おすすめポイント
- スポーティなルックスとエレガントな佇まいが魅力
- 同ブランドのチルターンよりもチャートシーの方が日本では人気
高級革靴に属すブランドの中でも、手の届きやすい価格帯と確かな品質で日本の男性から圧倒的な支持を得ている「クロケット&ジョーンズ(Crockett&Jones)」 足馴染みの良さや作りの良さは然る事ながら、007のボンドシューズ[…]
ブーツの種類7:デザートブーツ
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
デザートブーツの特徴
- アッパーに起毛皮革や裏革(床面)を使用している
- クレープソールかラバーソールを採用している
第2次大戦中に、イギリスのクラークス社の創始者が北アフリカ戦線に赴任中に見つけたブーツを出自としており、形状こそチャッカブーツと似るもののデザートブーツには細かいルールが存在しています。
素材やソールもそうですが、特に名前の由来ともなったデザート(砂漠)の通り、砂がブーツ内に入りにくいようステッチダウン製法によって作られているのが最大の特徴です。
チャッカブーツよりもさらにカジュアルに履けて、ドレススタイルのハズしにも使いやすい初心者向けな種類と言えるでしょう。
デザートブーツの定番:クラークス(Clarks)|デザートブーツ
国:イギリス |
参考価格:¥20,000前後 |
おすすめポイント
- 「デザートブーツ」というジャンルを生み出した傑作モデル
- モッズ達のダンスシューズとして愛された歴史的名作
デザートブーツの定番:サンダース(SANDERS)|ブリット チャッカブーツ
国:イギリス |
参考価格:¥46,000前後 |
おすすめポイント
- 通称「プレイボーイチャッカ」と呼ばれるマッドガード仕様
- スティーブ・マックイーンがブリッツで着用した人気モデル
ブーツの種類8:モカシンブーツ
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
モカシンブーツの特徴
- 爪先部分にU字型のモカシン縫いが施されている
- プレーントゥでは重くなりがちな場面を軽快な印象にしてくれる
モカシン縫いのあるブーツなので、広くはチロリアンシューズのような形状から、モックブーツと言われる背の高い形状まで幅があります。
原型としてはアメリカの先住民達が履いていた1枚革のスリッポンとなりますが、現在は爪先にU字型の飾り縫いが施されていればどんなものでも「モカシン」と呼ぶ傾向にあると思います。
ショートブーツタイプのものはドレッシーな印象に作られたヨーロッパ系のブランドが多く、ロングタイプはワークスタイルをベースにしたアメリカ系のブランドの展開が多いです。
モカシンブーツの定番:クラークス(Clarks)|ワラビーブーツ
国:イギリス |
参考価格:¥15,000前後 |
おすすめポイント
- スエードとクレープソールのバランスが絶妙なモカシンブーツ
- 大人っぽい上質さで差を作れるスムースレザーモデルも人気
デザートブーツやワラビーを筆頭に、起毛皮革素材の革靴の定番ブランドとして非常に高い人気を誇る「クラークス(Clarks)」。 秋冬のワードローブの定番アイテムとしてはもちろん、大人のカジュアルシューズの鉄板ブランドとしても高く評価され[…]
モカシンブーツの定番:レッド・ウィング(RED WING)|アイリッシュセッター
国:アメリカ |
参考価格:¥50,000前後 |
おすすめポイント
- 「ブーツ」を代表するアイコニックな歴史的傑作
- 黒アッパー白ソールの「#8179」「#9874」は初心者にもおすすめ!
ブーツの種類9:カントリーブーツ(フルブローグブーツ)
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
カントリーブーツの特徴
- アウトドアブーツをルーツに持つため重厚なソールが採用されている
- 穴飾りやピンキングを施したウィングチップのデザインが一般的
19世紀末に英国貴族たちが田舎(カントリー)にて、トレッキングやハンティングといったアクティビティを楽しむアウトドアブーツとして使用していたものがルーツとなっています。
丈の高さや編み上げの構造などは戦闘用や作業用のブーツをベースとしていますが、貴族的な華やかさを演出するパーフォレーションやメダリオンと言った穴飾りが施されています。
スーツスタイルからカジュアルスタイルまで幅広く使える為、ファッションアイテムとして非常に人気の高い形状です。
カントリーブーツの定番:トリッカーズ(Tricker’s)|モールトン
国:イギリス |
参考価格:¥50,000前後 |
おすすめポイント
- カントリーブーツの代名詞的な傑作モデル
- 大人カジュアルを華やかに演出する定番ブーツと言えばコレ!
カントリーブーツの定番:サンダース(SANDERS)|チェルトナム
国:イギリス |
参考価格:¥40,000前後 |
おすすめポイント
- あらゆる悪路に対応するコマンドソールを採用したフルブローグブーツ
- 特徴的なフォルムとシルエットで格調高い雰囲気を演出する傑作
ブーツの種類10:ジョッパーブーツ
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
ジョッパーブーツの特徴
- 細身なシルエットのショートブーツでプレーントゥが一般的
- くるぶし周りを覆うアンクルストラップがついたものが伝統的
ジョッパーズと呼ばれる乗馬用ズボンを着用した際に快適に使用できるスペックで作られた乗馬用のブーツです。
現代における乗馬用ブーツがサイドゴアブーツをベースとしているのに対し、ファッションとして「ジョッパーブーツ」と呼ばれているものはアンクルストラップによってフィッティングを調節するのが一般的です。
スラリととしたクラシカルなシルエットのショートブーツにあしらわれたベルトが大人っぽくエレガントなスタイリングを可能とします。
ジョッパーブーツの定番:ジェイエムウエストン(J.M. WESTON)|722 ジョッパーブーツ
国:フランス |
参考価格:¥150,000前後 |
おすすめポイント
- J.M. WESTONの2大名作ブーツと言われる中の1つ
- しっかりと入った鼻筋(センタークリース)の上品さが魅力
ジョッパーブーツの定番:チャーチ(Church’s)|BLETSOE
国:イギリス |
参考価格:¥90,000前後 |
おすすめポイント
- 洗練された都会的な表情とカントリーな魅力が融合した逸品
- 定番のラスト173が生み出すクラシカルでエレガントな雰囲気が魅力
本格派のイギリス革靴を代表するブランドでありながら、優れたコストパフォーマンスで手ごろな価格帯を実現している人気の革靴ブランド「チャーチ(Church’s)」。 最強の既製靴とも言われるクオリティと価格のバランスを持ち、イギリス革靴の[…]
ブーツの種類11:モンキーブーツ(ラインマンブーツ)
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
モンキーブーツの特徴
- 外羽根式のレーストゥートゥなブーツ
- トゥ部分まで覆う外羽根がスニーカーライクなルックス
独特な形状は正面から見るとサルの顔に似ていることからこの名がつけられましたが、電線を設置する電線工(ラインマン)が作業靴として使用していた事からラインマンブーツとも呼ばれます。
シューレースの締め方によって多様な足形にフィットしやすく、シューズ内での足ズレを防いでくれることが高所や不安定な場所の安全な作業を可能にしています。
カジュアルなスタイリングの中にも、クラシカルでカッチリとした雰囲気が残り、ファッションアイテムとして非常に人気です。
モンキーブーツの定番:レッド・ウィング(RED WING)|ワイドパネル ラインマン
国:アメリカ |
参考価格:¥45,000前後 |
おすすめポイント
- ラインマンブーツの代名詞と言えるレッドウイングの名作
- ワークブーツの代表的ソールのひとつであるコルクソールを採用
モンキーブーツの定番:トリッカーズ(Tricker’s)|イーサン
国:イギリス |
参考価格:¥80,000前後 |
おすすめポイント
- トリッカーズを代表するモンキーブーツのミッドカットモデル
- 低めのトゥと細身のシルエットが大人のカジュアルを演出
ブーツの種類12:フィールドブーツ
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
フィールドブーツの特徴
- トレイルやキャンプなどのアウトドアシーンで使えるスペック
- 防水性に加えて透湿性に優れた設計思想の作り
防水性能の高いレザーパーツに、ゴアテックスなどの高機能な防水透湿素材を組み合わせることで、水場での快適な使用を実現しながらブーツ内の環境を適切に保ってくれるフィールド向けブーツ。
マウンテンブーツやトレッキングブーツのデザインを踏襲しながらも、さらに「軽快な使い心地」を実現しており、スニーカーとマウンテンブーツの中間の様な仕上がりになっています。
大人っぽいカジュアルコーデと合わせやすいのはもちろん、アウトドアやストリートなスタイルとも相性の良いブーツです。
フィールドブーツの定番:ティンバーランド(Timberland)|フィールドブーツ
国:アメリカ |
参考価格:¥20,000前後 |
おすすめポイント
- NYC系ストリートスタイルの定番ブーツと言えばコレ!!
- アウトドアでも十分に対応できる本格的なスペックの逸品
ストリートを代表するブーツのブランドと言えば、真っ先に名前の上がる王道ブランドが「ティンバーランド(Timberland)」です。 「イエローヌバック」と呼ばれるウィートカラーのアッパーや、完全防水なウォータープルーフ仕様など、特にタ[…]
フィールドブーツの定番:ダナー(Danner)|DANNER LIGHT
国:アメリカ |
参考価格:¥60,000前後 |
おすすめポイント
- 名作の「フィールド」を踏襲し現代的なスペックで生み出したモデル
- ダナーと言えばコレ!なアウトドアとアーバンを繋ぐ傑作
ブーツの種類13:ハーネスブーツ
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
ハーネスブーツの特徴
- 2つの金属リングと革ストラップの「ハーネス」が特徴
- エンジニアブーツの無骨さとジョッパーブーツの上品さを兼ね備える
アメリカ南北戦争で騎兵隊が着用したスクエアトゥブーツにインスパイアされてフライ(FRYE)が発表したブーツがハーネスブーツのオリジナルではないかと推測されています。
エンジニアブーツ的なタフでワイルドなバイカースタイルにも使えますが、メゾンブランドからは高めのヒールを生かしたエレガントなデザインも展開されており、スタイルによって印象が大きく変化する点も人気の理由です。
ハーネスブーツという呼び名以外にもリングブーツと呼ぶことがあります。
ハーネスブーツの定番:フライ(FRYE)|8R HARNESS BOOTS
国:アメリカ |
参考価格:¥40,000前後 |
おすすめポイント
- ハーネスブーツの代名詞的存在といえばこのブランド!
- 男臭くもエレガントな色気を演出するヒールの高さが魅力
ハーネスブーツの定番:サンローラン(Saint Laurent)|ワイアット ハーネス
国:フランス |
参考価格:¥100,000前後 |
おすすめポイント
- 大手メゾンのハーネスブーツといえば最も代表的なのがコレ!
- 男らしさと上品な色気が合わさったスタイリッシュな人気モデル
ブーツの種類14:ダブルモンクストラップブーツ
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
ダブルモンクストラップブーツの特徴
- ダブルモンクタイプのストラップがついたデザイン
- 略礼装程度の格式ばらないフォーマルなスタイルなら十分使えるデザイン
飛行機乗りが履いたアビエイターブーツをベースに作られたダブルモンクのシューズを、逆輸入的にブーツタイプへとアレンジしたダブルモンクストラップブーツ。
チャッカブーツやサイドゴアブーツと言ったショートブーツの中でも、どことなく格式高く気品がある雰囲気であり、スーツスタイルをビシッとコーディネートするのにおすすめなデザインです。
スムースレザーであればオンオフ問わず使えますが、よりカジュアルユースを意識するならスエードやヌバックと言った起毛皮革を採用したモデルを選ぶのもありでしょう。
ダブルモンクストラップブーツの定番:クロケット&ジョーンズ(Crockett&Jones)|キャンベリー
国:イギリス |
参考価格:¥100,000前後 |
おすすめポイント
- ストレートチップの上品なエレガントさが魅力
- 007にてダニエル・クレイグが着用したボンドシューズとしても有名
高級革靴に属すブランドの中でも、手の届きやすい価格帯と確かな品質で日本の男性から圧倒的な支持を得ている「クロケット&ジョーンズ(Crockett&Jones)」 足馴染みの良さや作りの良さは然る事ながら、007のボンドシューズ[…]
ダブルモンクストラップブーツの定番:サントーニ(Santoni)|17332
国:イタリア |
参考価格:¥200,000前後 |
おすすめポイント
- 手作業によるヴィンテージ加工レザーを用いたショートブーツ
- 美しいモカシンステッチが力強さを上品さに融合させた傑作
革靴ブランドの歴史としては非常に浅い40年前後で「パーフェクトシューズ」とも称されるほど世界中で人気を獲得し確固たる地位を築いたサントーニ(Santoni)。 イタリアを代表する革靴ブランドとして、独特の妖艶感を持つシルエットとカラー[…]
ブーツの種類15:ムートンブーツ
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
ムートンブーツの特徴
- シープスキンとボアによる抜群の保温性と包み込むような履き心地
- シンプルでボリューム感がある為足を細く見せられる
ムートンとはフランス語で「羊毛」を意味する言葉であり、第1次世界大戦中にはパイロット達が極寒の機内で体を冷やさない為に使用したミリタリーブーツとしての歴史も歩んだスタイルです。
「男でムートンが許されるのはキムタクだけ」なんていう女子からの辛辣な意見もありますが、最近ではペコスブーツの流行もあってムートンのシルエットは冬の定番として親しまれています。
ロング丈だとチャラ男のイメージが強く短足にも見えやすい為、大人カジュアルなコーデに使うとすればショート丈で落ち着いた色味のムートンブーツを選ぶのがおすすめです。
ムートンブーツの定番:アグ(UGG)|クラシックミニ
国:アメリカ |
参考価格:¥15,000前後 |
おすすめポイント
- メンズファッションのスタイリングに合わせやすいショート丈
- シープスキンのライニングにソフトでラグジュアリーな肌触りのインソール
ムートンブーツの定番:エミュオーストラリア(EMU Australia)|スティンガー ロー
国:オーストラリア |
参考価格:¥28,000前後 |
おすすめポイント
- 肉厚シープスキンの肌ざわりと包み込むような履き心地
- 美しいシルエットが足元に洗練された印象を与えるムートンの名作
ブーツの種類16:ハンティングブーツ(ビーンブーツ)
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
ハンティングブーツの特徴
- シャフト部分以外をゴム素材で覆ったアウトドアなスタイル
- クラシカルな印象だが現代的なスペックに仕上げたれたモデルが多い
「ハンティング」の名の通り、野山における狩猟の際に使用されているブーツであり、代表的なエルエルビーンのビーンブーツがあまりに有名な為、その商品名で呼ばれることも多い形状です。
一般的にはシャフト部分以外をゴム素材で覆った物を指し、水辺を歩くことを想定し高い防水性が付与されている他、足音を軽減する工夫など狩猟向けに様々な工夫がされています。
アウトドアスタイルのブーツとして街履きで使用される他、野外フェスなどの場面でも「お洒落なレインブーツ」として愛用している方も多い形状です。
この記事では、男性におすすめの「ビジネスシーンでも使えるレインブーツ」についてご紹介していきます! ビジネスシューズといった革靴は、水に弱い素材を使用しているため、雨の日に使うのは基本的にNG。 防水スプレーをかけてから愛用して[…]
ハンティングブーツの定番:エルエルビーン(L.L.Bean)|8インチ ビーンブーツ
国:アメリカ |
参考価格:¥20,000前後 |
おすすめポイント
- ハンディングブーツの名作として知られる代名詞的存在
- 創業時から100年以上に渡って作り続けている防水ブーツ
ハンティングブーツの定番:ノースフェイス(THE NORTH FACE)|スノーショット 6インチブーツ
国:アメリカ |
参考価格:¥20,000前後 |
おすすめポイント
- ハンティングブーツ風デザインの雪国対応型スノーブーツ
- 防水性能の高さに加えて軽量なサーモライト保温材を封入
ブーツの種類17:ウエスタンブーツ(カウボーイブーツ)
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ウエスタンブーツの特徴
- 鐙に足を通し易い細めの爪先と落馬の際に足が抜け安い踵の高さが特徴
- 10~18インチの高さで伝統的には靴紐やベルトの無い形が一般的
ウエスタンブーツだけでもワークブーツとドレスブーツに分けられるくらい、説明をし始めると長くなる歴史的に重要な形状の1つ。
ウエスタンブーツの起源自体はよく変わっておらず、いわゆる「民藝」のように、カウボーイの生活や仕事における必要性から生まれ、生業に必要な道具として発展してきた歴史を持ちます。
一般的にはシャフト部分が4ピースになったものですが、2ピースタイプのものは「フルウェリントン」という名前で区別されます。
ウエスタンブーツの定番:ジャスティン(Justin)
国:アメリカ |
参考価格:¥35,000前後 |
おすすめポイント
- ウエスタンブーツの歴史を作った名門ブランドの傑作モデル
- ペコスブーツよりも華やかな印象を足元に与えたい方におすすめ
ウエスタンブーツの定番:トニーラマ(Tony Lama)
国:アメリカ |
参考価格:¥50,000前後 |
おすすめポイント
- アメリカ歴代大統領も愛用するほどの人気ブランド
- 熟練された靴職人達により100以上の工程を経て生み出される名品
ブーツの種類18:ミリタリーブーツ(タクティカルブーツ)
シーエッジ編集部のおすすめ度: |
ミリタリーブーツの特徴
- シンプルで機能的な作りな上にリーズナブルな価格で展開
- 使用する環境に合わせて微妙な違いがある
いわゆる現代においてファッションアイテムとして使われる「ミリタリーブーツ」という言葉は、以下の4種類の形状を指します。
- 軍隊用の「コンバットブーツ」
- 特殊部隊用の「タクティカルブーツ」
- 亜熱帯地域用の「ジャングルブーツ」
- 砂漠地帯用の「デザートブーツ」
ミリタリーコーデやアメカジに合わせるのはもちろん、ストリートなスタイリングと合わせるのも一般的。
いわゆるワークブーツが似合うスタイリングであれば合わせやすく、ワークブーツよりも軽快でアウトドアな印象を与えられる点もファッションアイテムとしてミリタリーブーツが人気の理由と言えるでしょう。
ミリタリーブーツの定番:ロスコ(Rothco)|ジャングルブーツ 5090
国:アメリカ |
参考価格:¥10,000前後 |
おすすめポイント
- 米軍で正式採用されるモデルを忠実に再現した人気モデル
- MIL-SPEC基準のスペックとコーディネートに合わせやすいシルエットが魅力
ミリタリーブーツの定番:ファイブイレブン タクティカル(5.11 Tactical)|スピード 3.0
国:アメリカ |
参考価格:¥20,000前後 |
おすすめポイント
- YKKファスナーやフルグレインレザーなどディテールへの拘りも一級品
- 美しいシルエットと快適な履き心地を両立した人気モデル
編集部が厳選するおすすめのブーツの種類ベスト3はコレ!
本記事では【メンズ向けとして人気の高いブーツの種類】をご紹介させて頂きました!
シーエッジ編集部がデザイン性やコーデの合わせやすさからベスト3を選ぶなら
の3種類をおすすめします。
ご自身のライフスタイルや普段のコーデに合うブーツを見つけてみてくださいね!
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